見出し画像

介入時の関節の角度ってどうやって選択する? 〜運動麻痺の介入で考えること②〜

本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます!

第271日目を担当します滋賀県の田舎から大阪の職場へ通っている介護者セラピストのコバです。
自宅で祖父の介護をしていますが、祖父の脳出血時のリハビリをきっかけに現在は運動麻痺についてブログを書いています。

コバが書いた運動麻痺についての臨床BATONの記事はこちらからどうぞ!
#臨床BATON麻痺


これまでは運動麻痺の知識や評価についてブログを書いてきました。
前回は『介入時の姿勢をどうやって選択する? 〜運動麻痺の介入で考えること①〜』を書いています。

今回は、運動麻痺の介入時の関節の角度をどうやって選択しているのか?
について僕自身の考えを書いていきたいと思います。

みなさん、運動麻痺の患者様の随意運動の練習をするときにどのような関節の角度で練習を行っていますか?

背臥位や座位、立位とどの姿勢で練習をするか選択をしたあと、
運動麻痺に対して筋収縮の練習を行う際に対象とする関節をどの角度で練習するのか?

自分自身は1〜3年目くらいまでは特に考えず、筋収縮が出たら喜び、筋収縮が出なければなかなか出ないな〜としか考えていませんでした。

周りを見ていても筋収縮を起こす練習や筋力増強を行うことは増えていると感じますが、どの角度で練習するのかまでは考えることができていないのではないかな?と感じています。

ではどの角度で行うのか、そしてそれはなぜなのか?
これについて書いていきたいと思います。


どの角度で行うのか?

画像1

まずは結論から。

それは筋収縮が一番起こりやすいところ、または触診をしながら筋に張り感が出るところです。

関節の角度が変化すると筋の長さは変化します。
介入をする際には関節の角度だけで見るのではなく、関節を動かしている介入の対象となる筋を見る必要性があります。

そのため
・筋収縮が起こる患者様では、筋収縮が一番強く起こりやすいところ
・筋収縮が起こらない患者様、筋緊張が低い患者様では、触診をしながら筋に張り感が出るところ
が大切になってきます。


そしてこれを探しながら練習を繰り返していく。
ということが一番重要です。

ではその理由を見ていきましょう!

ここから先は

2,033字 / 4画像

¥ 200

期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?