サッカー動作を紐解いていこう ディフェンス編〜後方への方向転換の考え方 シリーズ1
いつも脳外ブログ 臨床BATONをご購読頂きありがとうございます。
臨床BATON333日目を担当します脳外臨床研究会 応用歩行・動作に特化した橋本一平がお送り致します
今回お送りするブログはサッカー動作を紐解いていこう ディフェンス編〜後方への方向転換の考え方 シリーズ1について〜をお届けしていきます。
前回のブログではサッカー動作を考えていくために必要なことは?〜ドリブル動作をみていくためのポイント②〜を書かせてもらっていましたので、ご興味があれば一度覗いて下さい。
*気になったブログには「スキ」や「コメント」もお待ちしています。
また、その他のスポーツ記事については下記から覗いてみて下さい。
今回のテーマは「スポーツ動作」に着目して皆さんにお伝えしていきます。
皆さんはスポーツしたことはありますか?したことがなくてもオリンピック、パラリンピックなどを通して見たことはありませんか?
スポーツの種類としては、野球、サッカー、バレー、バスケ、テニス、ゴルフ、バドミントン、卓球、ラグビー、アーチェリー、スケボー、スキー、スノボー、体操、陸上、空手、柔道、剣道など、、、数多くのスポーツがあります。
そして、スポーツ分野においても私たち専門職は大きな力を発揮する場となります。。
実際にスポーツを専門としているセラピストも数多くいます。
また、趣味としてスポーツをしている方もいて、それを目標にリハビリを実施している方も多くいると思います。
だからこそ、私たちリハビリの専門家だけの分野ではなく、トレーナーの方やスポーツ指導者、またはスポーツをしている子供やその親、そして競技をしている自分自身など多くの方が関連している分野であると考えています。
では、私たち専門家のみが動作を理解していれば良いのでしょうか?
私自身はそうではないと考えています。
実際にスポーツを習っている時間、リハビリしている時間よりもそれ以外の時間の方が長くないでしょうか?
指導者や子供を見守る親も含めて理解していくことで、技術ばかりの指導ではなく、根拠に基づいて、効率よく、的確なポイントで指導することができます。
前回に引き続き、今回も「サッカーのドリブル動作」に着目してブログを書かせてもらいます。
はじめに
皆さんは、サッカー動作というと、どのような動作を思い浮かべますか?多くの方がふと頭に浮かぶ動作としてはシュート、ドリブル、フェイント、パスなどではないでしょうが?そして、それらの動作は「オフェンス」「ディフェンス」どちらの動作で思い浮かびましたか?
ちなみに私自身のブログはほとんどが「オフェンス動作」中心に書いたものになります。
しかし、サッカー動作においては「オフェンス」と同様に「ディフェンス」動作もサッカー動作には欠かすことができない動作になります。
オフェンスの選手は、主に「前方への方向転換動作」を用いて相手選手をかわしながら相手陣内へとボールを運んでいきます。その一方で、ディフェンスの選手は自陣ゴールを背にしながら、「後方への方向転換」を用いて相手選手の動きに対応する。
この方向転換動作においてはサッカー動作の中でも重要な動作になり、この動作を習得する事で、自身のパフォーマンスを向上させることができ、サッカーの能力アップに繋がると考えられます。
その中で、「ディフェンス」に必要になる「後方への方向転換」に着目してブログを書かせてもらいます。
1、ディフェンスのため方向転換動作について
ディフェンスにおける方向転換は攻撃における方向転換とは大きく違う点があります。オフェンスにおける方向転換動作は前向きでの方向転換動作であり、自分に主導権がある動きに対して、ディフェンスにおける方向転換動作は後ろ向きでの方向転換動作であり、相手に主導権がある動きになっています。
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