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初めての研究発表〜研究計画作成から国際学会提出まで〜

皆さんこんにちは😆🎵🎵

臨床BATON 243日目を担当します、急性期でスーパーSTを目指すyuccoです。
S Tの仕事と育児、脳外臨床研究会での活動に奮闘中です♪
脳外臨床研究会の活動の一つ、脳外臨床研究会山本秀一朗のセミナー動画(20分)とセミナーレポートをまとめたnoteはこちらからどうぞ💕
新人教育や日々の臨床の悩みのヒントが見つかるかも❣️


また、今までのyuccoが書いた臨床BATONの記事はこちらからどうぞ↓
#臨床BATONスーパーST

《はじめに》

皆さんは、臨床で患者さまと向き合いながら、臨床研究という形でのアウトプットをされたことはありますか?

大学や大学院で学んでいるセラピストは研究や論文にも取り組んでいると思いますが、専門学校のST2年課程では、ゼミも卒業論文もなく、授業と実習と国試と就活を一気にこなして終わった印象でした。

就職してからも、周りに研究している先輩も少なく、また自分から積極的に研究という分野に足を踏み入れようとも考えていなかったので、無知のまま経験年数を重ねていきました。
そんな右も左もよくわかっていないセラピストでも臨床疑問を明らかにしたいという想いから研究発表まで辿りつけたので、共有したいと思います。
同じ不安をもっているセラピストの一歩踏み出す勇気となりますように…💕

《なぜ研究発表をしようと思ったのか??》

経験年数を積み、実習生の指導を担当させてもらうようになって、臨床を伝えようと思った時に、説明仕切れなかったのです。

今回の研究テーマである、「継時的な段階的水飲みテストによる食物形態の選択」をしているのですが、なぜその量が飲水可能であったらその食物形態なのか??本当にそれで合っているのか?が経験則だけで確信が持てずにいました。

そこで、実際に目の前の患者さんでデータをとらせてもらって、普段の臨床での仮説が最終的に正解だったのかどうかを証明したい。証明できたら、メカニズムを追求したいと思い、研究データとして収集することに決めました。

しかしながら、研究発表を手伝ったこともないし、したこともないため、よくわからないことだらけ、とりあえず研究計画作成からやってみようと始めました。

そして完成したものは、グループ病院の研究発表では金賞をいただきました。
より多くの人に届くようnoteにも記載しています。

そして、そして、2021年8月20日-22日に開催される
「Information on the 2nd World Dysphagia Summit (WDS 2021)」
にてポスタースライドとして採用して頂きました。
是非ご覧ください❣️

《研究計画を立てる》

①テーマ、②背景、③目的、④対象、⑤方法、⑥参考文献の順にA4用紙2枚程度にまとめました。最初に計画した時には、まだ明確に因果関係を捉えきれていなかったので、方法のところで調べる項目として10個もあげていました。

❶意識レベル、❷嚥下の意識化の有無、❸食欲の有無、❹痰唾液の咽喉等貯留の有無、❺一口量3ccの嚥下の有無、❻一口量5ccの嚥下の有無、❼一口量8ccの嚥下の有無、❽摂食嚥下臨床的重症度分類、❾摂食嚥下能力グレード、➓食物形態

この中から、実際の研究発表に使用したものは、❺-➓です。❶-❹も結果を後押しするデータが明らかになったので、可能性のあるものはデータとして残しておくと発見があると思います‼︎

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