意識してリハビリすることのススメ
本日も「臨床BATON」にお越しいただきありがとうございます!
308日目を担当します、ミッキーです。よろしくお願いします。
新年度が始まりましたね。勤務先には新人が来ないため、いまだバイザーをやったことがなく、ちょっと不安になってきている今日この頃です。
〇はじめに
今回は「意識してリハビリをすることのススメ」というテーマでお伝えしていきます。
新年度が始まりましたが
今回の内容は脳外臨床研究会で昨年1月に行われた「目標設定セミナー」のなかで学んだことに関して書いてみました。
脳外臨床大学校のVIP会員の皆さんはいつでも試聴が可能です。
また、会員でない方でもnoteにて3000円で販売しています。
ご興味があれば以下からご購入下さい。
*有料となっていますのでご了承ください!
このセミナーで学んだ内容を昨年1月から続けてきました。
そして続けてきて感じたことを今回お伝えしたいと思います!
その前に、「意識する」とはどういったことかについてお伝えしていきます。
〇「意識する」とは
意識の定義は
以上のようなものです。
「意識してリハビリする」の「意識して」は2の意味にあたります。
つまり、気にかけてリハビリをするといった意味になります。
〇「意識してリハビリをする」とは
上記のセミナーでは「~を意識してリハビリしてみよう」というように毎日意識する内容が伝えられています。
僕はセミナーを受けるまでリハビリ中にそこまで細かくは意識していない、考えてなかったなということばかりでした。
では「意識してリハビリをする」ことがなぜ大切と考えられるでしょうか。
僕個人の考えですが大切と考える理由が2点あります。
①細かい視点の欠如、慣れを少なくすることができます。
僕はリハビリ中に、「患者さんのここがよくないな」「この動作がしにくいな」といった現象面で考えることがまだまだ多いです。
日々評価が足りないな、患者様がなぜこのような動作になっているのか原因の追及が足りてないなと思っています。
また、日々リハビリをしているとどうしても慣れが生じてくることが多くあります。
意識をしてリハビリに取り組むとそうした細かい視点の欠如、慣れを抑制することができると感じています。
②患者様への細かい評価の視点を磨けます。
普段のリハビリに加えて意識することで、
例えばROMをしながら、筋トレをしながら、歩行練習をしながら意識することで普段のリハビリよりも考えることが多くなります。
具体的な方法としては
例えば
筋トレをしている際に主動作筋を触診しますよね。
そのなかで
筋の近位・遠位で収縮の強弱はないか、
大きい筋ならば全体が滑らかに収縮しているか、一部分だけがピクッと収縮していないか。
などを触診する際に意識しています。
そのように意識をすることで普段のリハビリで考える質が高くなると考えます。
〇どのようにやってきたか。
やってみるにあたっては2つのやり方をおススメしたいと思います。
①同僚や友人と一緒にやる
僕は1人ではなかなか続かない方なので最初にセラピストの友人と一緒に始めてみました。
加えて、やったことやその感想を共有してみました。
そうすることで意識することを続けられたかと思います。
②メモ書きをしておいてリハビリ中に何を意識するか確認する。
とはいえ、リハビリ中では「何を意識するんだったかな…」と僕はなってしまいました。
そのためメモ書きをしてリハビリ中も見えるところにおいておくようにしました。
(患者様には見えない位置ですが)
そうやって1人ではなく最初は同期、後輩や友人と一緒にやるようにして、リハビリ中も確認して繰り返し、意識付けをしていくといいと思います。
〇これまでやってみてどうだったか。
正直言うと、意識してリハビリをすることを続けるのはとても難しいと感じます。
続けてみてもなかなか実感をえにくいことだからです。
忘れてしまったり、さぼったりしてできない時もあったからかもしれませんが💦
それでもやってみて、リハビリにおいて考える視点が増えたなどよりよい点もありました。
「患者様の何に意識してリハビリを行っていくか、どこを気にして評価していくか」
といったことを意識してリハビリをやっていくだけでも違ってくると思います。
実感をえにくいけれど、意識していくことを続けるだけでも視点は違ってきます。
日々の積み重ねが大切です。
日々意識していくことで少しでも患者様のリハビリ、ひいては患者様にとってよりよい影響が出てくれば良いと思います。
以上で今回のブログを終わります。
今回は知識というよりは取り組み方といった抽象的なことになりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
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次回は4月11日(月)の更新、yuccoさんによる「脳と音楽」についてです。
では臨床BATONどうぞ!
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