ゆめあまね生誕祭 推し本紹介録
先日は『ゆめあまね生誕祭』にお越しいただきありがとうございました!
イベント中のトークタイムに各出演者が紹介した推し本のまとめを、遅ればせながら公開します。
それぞれのキャラクターが出ていてとても面白かったので、気になったら本屋さんかAmazonへGO! 推しと同じ本を読みましょう。
以下、グループLINEに送られてきた順の紹介になります。
➤ 田村佐和
・アマゾネス・キス/意志強ナツ子
・志乃ちゃんは自分の名前が言えない/押見修造
・惡の華/押見修造
惡の華は、「田村佐和」の由来になった「仲村佐和」というヒロインがいる。ミスiD2013グランプリの玉城ティナが映画で演じたことを悔しがっている田村佐和の語り、とても面白かったです。(コメント: 夢庵ゆめ)
➤ 杉山万由子 (以下コメント本人)
①SWITCH Vol.38
発売日:1月号2019年12月20日出版社:スイッチ・パブリッシング
選書理由:
95年に新世紀優秀賞も受賞されているベテラン写真家の佐内正史さんの撮り下ろし写真と、満島ひかりさんの書き下ろし回分のコラボレーション!
名物編集長と歴史ある雑誌だからこそなせる豪華なコラボと、読み応えのある特集は雑誌の売れ行きが振るわない現代でも、とても価値ある1冊だと思います。
②殺人犯はそこにいる
著者:清水潔
出版社:新潮社
選書理由:
500ページに及ぶジャーナリストの執念の1冊。徹底的な取材で、本の中で真犯人を炙り出しており、後書きの最後の最後まで心に響く衝撃作です。
③傾聴のコツ
著者:金田諦應
出版社:三笠書房
選書理由:
傾聴喫茶を営む住職さんが、本当の意味で人の話を『聴く』ということ、コミュニケーションの達人になれる極意を教えてくれるハウツー本です。家族、友人、恋人、仕事仲間、への向き合い方が変わります。
➤ 包守ひらり(以下コメント本人)
①ドラゴンライダーシリーズ「エラゴン 遺志を継ぐ者」
著者:クリストファー・パオリーニ
出版社:ヴィレッジブックス
小学生のときに一番好きだった本
②ジョジョの奇妙な冒険
著者:荒木飛呂彦(あらきひろひこ)
出版社:集英社
奇数部がおすすめ!
③BEASTARS
著者:板垣巴留(いたがきぱる)
出版社:秋田書店
獣たちの世界で巻き起こるヒューマンドラマ、強さや弱さ、本能について考えさせられる
➤ アム・ウェイ
アモス・ダラゴン
著者:ブリアン・ペロー
出版社:竹書房
好きな本は何? と聞かれたら必ず答える本だそう。推しポイントを聞くと「嫌いになるキャラクターが1人もいない! みんな魅力的」と言っていました。小学生の時、好きな男の子が読んでいるのを知って読み始めた、というエピソードも可愛い。(コメント:夢庵ゆめ)
➤ カオス(以下コメント本人)
①乙一『夏と花火と私の死体』
乙一が初めて書いた作品。
当時16才。
語り口が死体目線。
9才の少女が友達に木から突き落とされて死亡。
思いがけず殺人を犯してしまった少女と、その兄が死体を隠そうとする話。
②松本大洋『ピンポン』
卓球天才少年ペコと笑わないスマイル2人のお話。
元気がなくなったら必ず読む。
実写。アニメ。漫画全て良し。
③冨樫義博『HUNTER × HUNTER』
主人公のゴンがハンターである父を探す話。
出てくるキャラも一つ一つのゲームの設定も話のテンポも止まらなくなる。
➤ amane(以下コメント本人)
①マンガ: 覚悟のススメ
訳がわからないのに熱い。過酷な生き方を強いられてる主人公が、一切めげずにひたすら悪と対峙する。お兄さん(お姉さん)の散が素敵。逆境ナインもおすすめ。訳がわからないのに熱くてかっこいい漫画が大好きです。
②本: 大江健三郎 『飼育』/『死者の奢り』
ブヨブヨしてたりブニブニした描写が大好きなので、この死者の奢りの死体表現はそこに関して一級品です。一切の生を感じさせない人工的なようにも思える、ゴムみたいな柔らかさ。
飼育は、「黒人兵の飼育」という本当ショッキングな内容で、こんなん当時相当センセーショナルだったろうなあと思います。それを大学在学中に執筆する大江。末恐ろしい、、誰も正しくない構図を描き切った、才能ほとばしる一作。
➤ 夢庵ゆめ(以下コメント本人)
①山田航『桜前線開架宣言』(左右社)
1970年以降に生まれた若い歌人だけを集めた、短歌アンソロジー! 山田航氏による各歌人の解説が分かりやすく面白く、短歌入門書としておすすめ。歌集ってどこで買えるの? など、コラムも実用的。チェキ1枚我慢してこれ買って。(いややっぱチェキも撮って。)
②入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(電撃文庫) 全12冊
高校時代から読み続けているバイブル、ガチの人生の聖典。
8年前の誘拐事件を経て再開した「みーくん」と「まーちゃん」のバカップルによる、ハートフルサイコスリラー(嘘じゃない)
嘘、という人間しか扱えない概念を好きになれる作品。
以上