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タコピーステージ&ジャンフェス2025午後入場レポ
人生初のジャンプフェスタ、通称ジャンフェスを楽しんでました。これは来年以降も行くだろうなと思ったので、未来に向けてレポを残しておきます。
このnoteではタコピーのステージの現場感や、午後入場のメリット・デメリット、所要時間などを書いていきます。あとジャンフェス行ったらインフルエンザになったので、ついでにインフルエンザレポも書きます。
タコピーステージ
これが目的の半分を占めていたので、忘れないうちに最優先で書きます。
端的に言うと最高でした。
まず、ジャンフェスは広大な土地(※幕張メッセ)に様々なブースを設置しているため、とってもワクワクし、あっという間に時間が過ぎます。
にも関わらず、ステージに関しては開演1時間前に抽選が始まり、開演20分前に結果が出る、そして開演時間に間に合わなければ入れないというシビアな戦いです。
タコピーの抽選結果が出るのが14時50分だったので、14時過ぎてからソワソワしっぱなしです。広大な土地を呑気に楽しんでたら開演時間忘れてた!なんてこともあり得ますからね。
私は結果発表10分前は何も手につかず祈り続けることしかできませんでした。
祈りが通じたのか無事当選し、現地でステージを見る権利を得られました。ステージは立ち見で、床に番号が振ってあります。番号はあまりよくありませんでしたが、それでも真ん中あたりではあったのでステージがよく見えました。
開演時間に間に合わなかったのかチラホラ空席があったのと、観客席は若い女性の方が多かった印象です。それも高校〜大学2年生?ぐらいの。
ジャンフェスメインターゲットであろう、高校生ぐらいの少年たちもいました。嬉しいですね。
バズ作品に対して露悪冷笑当て擦りツイートばかりしているおじさんたちは少ないように感じましたね。単行本にすら金払わないんだから現場も来ないのかな?と思いました。当たり前か!現場に来る体力がねぇもんな!私は連載時に散々適当をぶっこいてタコピーを踏み台にし承認欲求を満たしていた彼らをいまだ憎んでいます。
特報映像
話を戻します。様々なジャンプ作品のアニメCMを眺めている内に待機時間は終わり、ステージが始まります。
ステージには司会の方とタコピー、声優の上田麗奈さん、監督の飯野慎也さんが登壇されました。
幸せな記憶しかないので詳細があやふやなのですが、TikTokや youtube ショートで上がっていたタコピーとおさんぽシリーズの最新作が公開され、その流れで特報映像が流れたことだけは確かに覚えています。
「タコピーとおさんぽシリーズ」とは…
アニメ化を記念して作られた、タコピーが様々な場所を訪れるショートアニメです。TikTokや youtubeショートにあげられていました。
ジャンプフェスタのステージで最新回にして最終回が公開され、それと同時にアニメの特報映像が公開されたというわけです。
こちらの映像で、あ〜やっぱりおさんぽシリーズってタコピーがしずかちゃんに出会う前なんだ、ここから1話に繋がるんだ…とタコピーの原罪という作品に思いを馳せた瞬間に新規映像での特報公開ですから、オタクには効いたでしょうね。
私は効きすぎて涙が止まらなくなり、マスクがびちょびちょになって気持ち悪かったです。比喩表現とか誇大表現とかじゃなくて本当です。ジャンプフェスタってハンカチ要るのか…と思いましたね。
公開されてから毎日観ている。最高の映像!
「テレビアニメ」
タコピーアニメ化!とは大々的に宣伝しているんですが、まだテレビアニメ化!とは言われてないんですよね。監督がステージに上がった際の挨拶でも、「テレビアニメ…じゃないや、あぁ全然違うごめんなさい、アニメタコピーの原罪の監督を…」と言い直していました。
つまり、アニメタコピーはテレビ放送ではないのではないか、と考えられませんか?
私は3年前からタコピーを劇場版アニメ化しろとしか言ってないので、劇場版だと信じているのですが。可能性としてはテレビではなくサブスクでの独占配信も考えられますね。劇場版だと信じていますが、同じくジャンフェスで映像が公開されたチェンソーマンはしっかりと劇場版って明記されてますから、劇場版の可能性はまぁ客観的に考えて可能性は低いんでしょうかね。タコピー劇場版につきましては私が信じている以外のソースは一切ありません。
司会の方がTBSアニメプロデューサーの方だったので普通にテレビなんじゃなんじゃないのと考えるのが筋ですが、監督がわざわざ言い直したことに賭けます。タコピーは劇場版アニメ化します。しない?あぁそう……
声優と監督の対談
私は声優にも監督にも疎いのでお名前は存じ上げなかった(上田麗奈さんはタコピーのボイスコミックの続投だけど声優に関心がないのでお名前を見ていなかった)けど、実績を見てみるとお二人ともすごい人で、しずかちゃんの声もアニメの質感も全部がそのまま見たいものが出てきて、本当に嬉しかった。
事細かくレポを残そうかと思ったけど全然詳細を覚えていない。ただ間違いないのは、声優の上田麗奈さんも監督の飯野慎也さんもタコピーに真剣に向き合っていること、誰もタコピーを茶化さないこと、タイザン5先生も含めてタコピーは絶望ではなく救済と希望の物語だと強く思っていること……ずっとタコピーを鬱漫画と言い張るイマジナリーエネミーたちと戦っていたので、見たかったものがそのまま映像となって出てきた上に、製作陣の方もタコピーを真っ直ぐ愛してくださってて、これ以上ない幸福だと思いました。ただの一読者にしか過ぎないのになんでこんなに感情移入してるんだ…おかしいよ…って冷静になりながらも涙が止まらなかった。
司会のプロデューサーは色んな角度からお二人の言葉を引き出せるような質問を投げかけてました。監督が最終話でタコピーを一気読みしたとか、上田麗奈さんはしずかちゃんを演じる上で諦めを意識しているだとか、監督はアニメを作る上で「いたずらに痛くなり過ぎないように気をつけている」と仰られていたりだとか。エンターテイメントの裏側ってこんなに互いへのリスペクトで溢れてるんだ!っていう良い驚きがありました。
とにかく、アニメタコピーは原作のタイザン5先生を含めて、関係者全員がタコピーを信じて作っている、素晴らしいコンテンツであることが肌で感じられました。本当に現地に行って良かったです。
そして私はインフルエンザに罹患しました。
おまけ: インフルエンザかな?と思ったら
私はよく発熱をするのでいちいち病院に行かない派なんですが、今回は関節痛・鼻水・咳・喉の痛み・高熱とストレートフラッシュだったのでさすがに検査を受けました。陽性でした。
もしインフルエンザかな?と思ったら、発熱から12時間後に病院で診察予約をして検査を受けてください。病院によってはもっと時間置かないと診てもらえないかもしれないので、体調悪くなったらとにかくこまめに熱を測ってください。
インフルA型がかなりキツく、基本食欲が落ちない私でもあまり食べられなかったので、おかゆか雑炊は必須でした。あと寝ながら飲めるペットボトルの飲み物、ベッドから動かず食べられるお菓子、のど飴等を買ってきてもらって、大変ありがたかったです。龍角散は常備しといた方がいいですね。貼るトローチ(ピタス)も良かったです。
なんか今年あり得ないほどインフルとコロナが広がっていて、私の友人知人の4割ぐらいがダウンしてるので、本当に気をつけてください。
チケット取得から始まるジャンフェスの流れ
ジャンフェスはチケット無料ですが、チケットを取るまでが大変で、いっそのこと有料にしてくれ!と思いました。
まず、大まかに分けると午前入場チケットと午後入場チケットの2つがあります。人気ブースやグッズが目当ての場合、整理券をいかに早く抑えるかが大事になるので、まずは入場のための抽選を勝ち取り、午前チケットを取りに行く必要があります。
午前チケット当選のチャンスがあるのは定期購読組限定の先行と一次と二次の3回です。
私は全て外したので、午後チケットの先着申し込みでなんとかチケットを取りました。
グッズや人気ブースの配布物が目当ての場合は午前チケットがないとお話になりませんが、私は奇遇にも、タコピーのステージが15時からだったのでギリギリ午後入場でも間に合いました。
午後入場は人が溢れていました。12時半に幕張メッセに着いて、13時半に入場です。ばかたれ!
1時間も駐車場をグルグル歩いてたので、これでタコピーステージ落ちたら端っこでずっと泣いてたと思います。
ジャンフェスの楽しさ
お目当てはタコピーと何度も書きましたが、実はもう一つお目当てがありました。「ひまてん!」を連載している小野玄暉先生の原画です。
そうです!なんとジャンプフェスタには連載陣全員の描き下ろし色紙があります!しかも写真撮り放題!
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本当に撮り放題なので何度か原画ブースに戻ってきて小野玄暉の色紙を撮りました。幸福でした。
小野玄暉の複製原画も生サインも家にありますが、生の原画は初めて見たので、感動しっぱなしでした。
ステージやグッズにお目当てのものが無かったとしても、ジャンプを定期購読している程度のファンの方なら
・争いが激しくない午後チケットで
・あまり並ばない14時半ごろに来場して
・原画を眺める目的
で、あれば、絶対ジャンプフェスタ楽しめると思います。
もちろん原画ブースもあります!
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これを近くで見られるわけで、接写し放題なのが良かったです。これが無料?集英社さんありがとう。
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小野玄暉先生の泥臭い絵が大好きだったけど爽やかでキラキラな絵も湿度が伝わってきて大好きだー😭と思いました。
ただ、運悪くひまてん!の原画がワンピースの隣にあったため、20分ほど列に並ぶ必要がありました。しかもある程度の人が並ぶとそれ以上並べないのでタイミングも狙わなければいけません。色紙同様に何度も撮るのは難しかったです。
まぁでも、ワンピース目当ての沢山の人が強制的にひまてん!の絵を見せられていると考えたら悪くはないですね。小野玄暉の良さを知ってもらえる良い機会です。
ひまてん!ブース
良識あるオタクなのでステッカーは1枚しか貰っていませんが、何度もブース周りをうろついて等身大パネルを眺めていました。目に焼き付けたくて。
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3分ほど眺めてるだけでも色んなオタクがひまりんたちの写真を撮っていて、それがとっても嬉しかったです。2017年の私に、2024年では小野玄暉の漫画が愛されてるところ見られるよって教えてあげたいです。
他にもブースは色々ありましたが、ほんとに必死だったのでひまてん!しか撮ってないです。
まだ読んだことない漫画の体験コーナーとか、ハンターハンターの格ゲーの先行プレイ体験とか、フェス!って感じで本当に楽しい催しでした。
来年も絶対ジャンフェス行くので、ひまてん!終わらないで。
タコピー、来年もステージやって。
皆さんも良かったら午後チケットで、軽い気持ちでこの催しを楽しんでみてください。
インフルエンザに気をつけて!
おまけ : ひまてん!インタビュー
ひまてん!の担当編集の方のインタビュー動画があったので、全部メモしました。それをここにもまとめておきます。
Q.初めてこの作品のネームを読んだ時の感想は?
A.こんなラブコメ読みたかった!
Q.1話の中で一番面白いと思ったコマは?
A.ひまりの家で二人が鉢合わせた後、ひまりの表情が「ゲェ」とコミカルになるコマ。最後のページの唇をかんで涙を浮かべて憤慨する表情。
Q.この作品のヒロインのどこが好き?
A.かっこいいところと、不器用なとこのバランスが好きです。
Q.先生の制作環境について教えて
A.スタバに通って気分転換しているようです。ゆずシトラスティーがお気に入りだとか。
Q.読者に一言
A.始まったばかりの作品ですので、読者の皆様の応援で、一緒に「ひまてん!」を大きくしていければ幸いです!