「死」について(2)
テラスハウスのエンディング曲
Snow Patrolの『Chasing Cars』を聴いてたら
涙がぽろぽろ出てきた。
テラスハウスはたまたま初回の放送から見ていて、当時高校生だった私にとって、まさに青春だった。
何度も終わっては再開し、そのたびにいつも見ていた。この前まで、最後まで見てた。
Chasing Carsは私の大学受験の思い出ソング。
辛い受験勉強期間の唯一の息抜きはテラスハウスで、大学入試の行きの電車で緊張による過呼吸に苦しんでいた時、大好きなテラハのこの曲を聴くと、スッと落ち着くことができた。ゆっくりなテンポで、雨が降っている寒い夜のイメージ。
毎朝これを聴いて電車に乗っていた。
最近寒くなってきたし、今日も切ない気分なので自分の切ない時に聴くプレイリストをかけていたら、この曲が流れてきた。
受験頑張ったなぁ、
という思い出から、色んな記憶が頭に浮かんできた。
テラスハウス見て、恋愛に影響受けてたなぁ
テラハがあったから今の親友とも出会えたし
たくさんイベントも行って遊んだなぁ
ロケ地巡りで軽井沢に旅行も行った
人間関係で学ぶことも多くて沢山泣いた
、、、
そうやって考えてるといつも最後に
花ちゃんの泣いてる姿が頭に浮かぶ。
どうしようもなく辛く、悲しくなる。
私の今までの楽しかった思い出全部が
花ちゃんのような1人1人の人間の犠牲のうえに成り立っていたように感じられる。
すごく恐ろしい。
楽しんでいた自分が恥ずかしくて情けなくて、悔しい。
2020年の5月23日。
木村花ちゃんが亡くなった日。
すごくすごく悲しい。
あれから4ヶ月。
今さら何を思っても彼女はもういなくて。
ふと、その事実に気付くたび、辛くなる。
あの日から、「死」について考えることが増えた。