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昭和の企業のコミュニケーションツール
私がこの会社に入って最初に感じた不満は社内コミュニケーションルールの不便さでした。
・社員同士のスケジュール共有は、事務所に設置されている「行動予定表(ホワイトボード)」のみ。外出の直前に記入するだけ。
・周知事項は紙にプリントアウトして回覧で回す。閲覧した人はデータ印を押してね。
・用事がある場合は内線で。自席に座ってない場合もあるから、その場合は、会社中に聞こえる社内放送で呼び出してね。
・会議を開催する場合は、会議資料と案内の紙を人数分プリントアウトして各自の席に置いて。あとホワイトボードに会議開催予定日も書いておいてね。
・営業マンだけは業務用のガラケー(3G)があるんだ。外出中は電話してね。運転中は出れないけど。
・FAXが届いたら宛先確認して自席まで紙に持っていってね。誰宛のFAXかわからなかったら知ってそうな人に聞いてみて。
・PCのログインアカウント・パスワードはみんなで共用ね。だってその方が急に休んだ時とかデータが参照できて便利でしょ。
・タイムカードは打刻機で。有給申請する場合はこの紙に書いてハンコもらって。残業する場合は、残業申請書の紙に書いてね。
・何か仕事に必要なものを購入するときはこの購入依頼書の紙を書いてね。手書きでいいよ。書いたら課長→部長に自分で持っていってね。最後は事務所でファイリングするから。
令和の時代にまだこんな昔ながらのやり方で仕事していることにカルチャーショックを受けつつ、日本の中小企業の多くは似たような感じなんだろうなと思いました。
きっと働いている社員ももっと便利なやり方があることは知っていても、長年のルールを変えるきっかけが無かったのだと思います。
私の「入社最初の仕事」は社内コミュニケーションのツール、ルールを改革すること、と決めました。(続く)