アトツギが最初にやるべき仕事
アトツギが入社後に最初にやる仕事は
「社員が一番喜んでくれて成果がわかりやすい仕事」
創業社長やベテラン社員と違い、アトツギには影響力がない。
ただ無駄に発言力はある。これがよくない。
その施策が良かろうが悪かろうがかなりの確率で決裁取れてしまう。
例えその施策が生産効率をあげようが、社員のこれまでのルーチンを壊すような内容だったり、手間が増えてしまっていたりしては、社員にネガティブな感情が残る。
私の場合、最初に取りかかったのは「ガラケーからスマホへの機種変更」でした。
絶対喜んでくれるかと思ってノリノリだったのに、蓋を開けてみれば
・ガラケーの方が電池持ちが良いのに
・スマホにするほど使ってないし、電話とメールができれば十分じゃね?
といった言葉の数々。
結局、スマホがいくら便利だろうがそんなのは関係なくて、「ポッと出のアトツギが何か言い出したわ、スマホへの機種変更めんどくさー」という発想になる模様。
今ならわかる、最初にやるべき仕事が。
製造原価を改善して利益率をあげ、その成果を社員の待遇UPに還元すること
「お、あいついいやつじゃん」「あいつの言うこと聞いてればいいことあるかも」と思わせるのが大事。
そう思わせればしめたもんで、影響力が徐々に大きくなり、やりたいことをぶち上げれば、社員がフォロワーになってくれる。
もう一度言う。
アトツギは影響力を持つまで我慢しろ。
影響力を持つには、「自分がやりたいこと」ではなく「社員がやってほしいこと」を愚直にやる、これしかない。