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脱ガラケー!!

私が最初に着手したのはスマホの導入でした。

当社はもともと、業務用で携帯電話を持っているのは営業担当のみ。同じく外出の多い製造担当はなぜかプライベートの携帯を仕事の連絡用でも使っている状態でした。

営業担当の持っている携帯電話も3Gのガラケーで、利用している機能は通話とメールのみ。メールのドメインはまさかの「@c.vodafone.ne.jp」です。2019年秋の出来事ですよ、コレ。

通信契約の担当を拝命した私は、努めて明るく「スマホに変えましょう!製造担当もスマホ持ちましょう!」と声をあげたのですが、社内の反応のイマイチ。

・スマホ?ガラケーで十分じゃね?

・スマホは電池持ち悪いしなぁ。

・それって費用対効果出るの?

・製造担当は手を動かすのが仕事だし、スマホなんか持たせたら遊んじゃうじゃん。

歓迎してもらえると思った私は意外な反応にガッカリ。

それでも社員間のスケジュールをスマホで閲覧できますよ、製造現場で写真撮影してすぐ共有できますよ、とあの手この手で関係者を口説き、なんとかスマホの導入に漕ぎ着けました。

スマホ導入に当たって私が気をつけたのは以下の点でした。

・iPhoneは導入費用が高いのでAndroid一択。

・インストールできるアプリを管理者側で制限できるようにモバイル管理システム(MDM)を入れる。

・データ契約はとりあえず「1GB/月」。社内のWi-Fi環境も合わせて整備し、社内にいるときはWi-Fi利用するようにアナウンス。

色々すったもんだはありましたが、スマホ導入はそれなりに好評で、今更ガラケーに戻りたい、という声は聞こえてきません。

みんなスマホが便利なのは知っているけど、何かと理由をつけて現状維持をしようとしてしまうんだなと感じました。

この変化の激しい世の中では、何もしないのでは「現状維持」すらできません。変化を恐れず、新しい取り組みを続けていかなければ企業が成長することはありません。

スマホ導入によって、色々な仕組みを導入する環境が整いました。社内SNS、QRコードを使った在庫管理、現場作業員でも活用できる工程管理ソフト、など可能性が拡がる一方です。

まだスマホを導入しただけですが、さらなるIT活用を推進し、未来志向の企業に変革していきます。