帆出づる獄 - 龍宮城 FCイベント 「龍宮の遊泳区」感想備忘録駄文 -
はじめに
2024年、夏。
7都市16公演のワンマンツアー、4つの合同ライブイベント、そして黎君に至っては初主演ミュージカルをも詰め込んだ怒涛の日々にも、最終章が迫っていた。
8月31日、夏との別れの日、エターナルサマーを願ってやまない日。
本夏の締めと言える、龍宮城FCイベント「龍宮の遊泳区」が豊洲PITにて開催された。
初の"FCイベント"、その正体を、持ち込み社会科見学ボードに書き刻んだメモと共に振り返っていく。
いつも通り、本文の本分は自分用備忘録である。
が、皆様の何かの足しになれば幸いです。
ラジオやMCの記述、スクショやコピペで引用してくださって構いません。みんなで深く余韻に浸れたのなら。
OP BGM
……………と書いておきながら追い忘れるという失態。期待した方、未来の自分、ごめんなさい。誰か情報ください。
開演直前音量爆上曲は宇多田ヒカルの「One Last Kiss」。
忘れられない人。忘れられない日。忘れられない夏。良いなあ。
でもやっぱりエヴァってことなんですか?いつか教えてほしい。
いきなり脱線で恐縮ですが、この翌日9月1日に宇多田ヒカルのツアー「SCIENCE FICTION」ファイナルに行って参りまして、これ以上ないほど上質な音楽を浴びさせて頂きました。
「One Last Kiss」はじめ、過去ツアーOP BGMにもなっていた「あなた」や「Beautiful World」まで聴けました。
個人的には For You → DISTANCE m-flo remix →traveling の繋ぎが良すぎて脳汁ドバドバ。
↓ツアー千秋楽のセトリです。よろしければぜひ。
龍宮城メンバーでは春空さんやいたる氏が好きなのかな?と思うけれどどうだろう。
ていうかm-flo のcome againを歌って踊ってくれませんか?アンケート入れておけばよかった。
OP
ステージセットは帆船を思わせた。白い網目の帆が何枚も張られ、中央には某海賊船を連想するdpの旗。
どんな船出になろうかと胸をときめかせていると、静かな朗詠が流れ出した。
そして1曲目2MUCHに繋がるが、その前に。
思い返せば2023年末、メンバーにあてたメッセージという名のポエム試験でこんなことを書いていた。
最強無敵、なんて、一面に過ぎなかったなと、反省している。
船という大きな箱に乗り込んだからこそ生まれた試練があると同時に、
自分たちの船が大海原に闊歩する他の船よりも小さいからこそ、乗り越えなければならない壁もある。
見えないところでの苦労と尽力があることを忘れてはいけないし、ドキュメンタリーで少しでも実態を感じることが出来たら嬉しい。
龍宮城が他と一線を画していると痛感したのは、海そのものを見つめていること。
ただやみくもにその上を走るのではなく、海はどこから来たのか、何が溶け込んでいるか、住まう者たちはどんな顔をしているか、常に考えているということ。
またも強い信頼が募る、そんな詩でした。
2MUCH
ライブするのね?!なんて思った1部。
だって"FCイベント"が何たるか想像がつかなすぎて、一曲もやらない可能性すら踏まえてましたから。
今日も龍宮城の音楽と向き合えるんだ、つまりブチ喰らえるんだ、とフツフツ湧いてくる高揚感。
2MUCH衣装の2MUCH。制服を脱いで、はじめての衣装。
はじめてにまみれゆく彼らがはじめて出したEPリード曲。
「真のデビュー曲」という先生の言葉を思い出した。
「止めない」「戻れない」「打ち勝ってこ」
龍宮城の核であり続け、どんなときにもアクセルを踏めるようまじないのかかったこの曲から、「龍宮の遊泳区」は開幕した。
れいえすの爆笑みも、2部は「ねぇそうでしょ?!」もかまされ、こちらのボルテージも止まらない。
(そういえば最近昨年のバズの2MUCH見返してみたら、ぜんっぜん違うのよ!
メンバー全員怒涛の進化なのだけれど、特筆するとしたらS君の冒頭パートの発声方法。低音を出すことに集中していた感じから、安定感まで兼ね備えるようなものに変わっていて、今の方がずっと聞き取りやすい。
あと冨田さんの顔つき!ラップパートの挑発感、今見るとガッツリ演技じみて見える。最近は"ちょい悪"さがものすごく自然なんだよな。大好き)
SHORYU(→↓↘+P)
ここで圭吾君からのお言葉を聞いたのは初めてな気がする。
そして巻き返せるかな直前の煽りは足が出ないかいつもソワソワ。からのぴったり間に合って気持ちよくなる。最高です。
2部はSHORYU衣装のSHORYUだった。
過去衣装、こうして要所要所でお披露目してくれるの本当にうれしい。
ファンにも大切な思い出が詰まってるからね…
最近はエビライ配信で久々にあの衣装を見ていたわけだけれど、改めて凝りように驚かされる。衣装が雄弁なので、トーンが抑えめでも圧倒的な華がある。
……黎君のお腹が仕舞われるよう、インナーのサイズアップを望んでいるものがここに1名いることを記させて頂こう。
そして春ツぶり久々の曲中ダンスパート。1部では歓声が上がった。
龍神降臨も実績解除した龍宮城、どんどんパフォーマンスに厚みが出ている。
マイク感激黎君、クラッカー春空とも健在でした。
夏ツですごく良いなと思った、アウトロにて真っ白だった照明が、真ん中から血にまみれた道を切り開くようにレーザーで染まっていくあの演出が引き継がれていた。
夏ツの計画案とか見せて照明依頼しているのかな…?此度も最高だった。
2MUCHからのSHORYU、初っ端からかっ飛ばしてライブは進んでいく。
Mr.FORTUNE MIC relay ver.
圭吾君の薄ら笑いからはじまるマイクリレー。新歌詞も耳に馴染んできた今日この頃。
FCライブジャパ祭開催にあたって00のスローガンをテーマに書き下ろされた歌詞だと思われるが(EP収録にあたって書き換えられもしたが)、
スローガンを流用する者も、アンチテーゼを唱する者も、自己肯定に着地しているので強い気持ちになれる。
(…でも正直、冨田さんの詞だけやっぱりそう簡単にはいかない気がする。"悲劇のヒロイン"の読解や自論、是非見せてください冨田オタクさん方。)
何度聞いても音とリズムが気持ちよいこのナンバー、私的脳汁バシャバシャおすすめアクションを挙げておきます。
・弐番後「見たことないのによく「aye aye aye!!」」
・肆番「バースを蹴って」のキックに合わせて拳突き上げる瞬間
・伍番「ほんまもんの夢を見せに来たんd「aye aye aye!!」」からの一連の掛け声
・陸番「d&p」で掲げるポーズ
「毎日連続~」を歌わされる際、途中の「もっとォ!」の煽りを自分で言ってしまった2部。観客側から龍宮城を煽ってるのウケる、何様じゃい。でもそのくらい楽しいのです。
最近の黎君は、2公演ある日は「要らない」を力抜くverとがなりverで分けている気がしておりとてもありがたい。
SEAFOOD組が居残ってラストパート、I'm crying、まーたまたまたまたかんわいかった!天才!
SEAFOOD
阿鼻叫喚。黎君は、この世で最も品のある𝓖𝓐𝓛なのです──────。
2部はコレ。脳内で何かが弾ける音がした。自分史上最も高い声が出たような。
やりたいことをやって(と勝手に思ってる)、アツいライブに燃料ぶち込んで、オタクも喜ばせる黎君、ほんとうに、貴方を見つけられた人生で良かったなあ~~~!
春ツメイキングにて言及のあった「スッシィ~~~」をはじめ、初披露時から言いたくて仕方なかった(けど周りに遠慮してできなかった)「正々堂々ッ」も叫ばせて頂き、ほんっっっとうに気持ちよく歌い踊れた。
プチエビMCで黎君が話していた「好きに声出して、好きにペンラ振って」楽しむことが大事ですね。
2部「ウッ・ケッ・Ruッ」究極クネギャルピ。
わさび、ツーンしないでモロ喰らいなの初めて見たな。かわいかった。
JAPANESE PSYCHO
最高潮な余韻も収まらない会場に、ドンッ、ドンッと太鼓の拍子が響き渡る。
下手から現れたのは、サングラスをかけた四名。もちろん、KEIGOが筆頭である。
上手に追いやられゆくSEAFOOD組、だがしかし反撃に出る。
しかしPSYCHO軍団の勢いはとどまらない。
死闘の末、場を制したのはPSYCHO軍団。追いやられたSEAFOOD組は全員マーメイドに成ってしまった。
……….そう。黎君が、マーメイドになったのである!これは歴史的事件!ライブまとめTikTokに絶対入れてほしいです運営様!!!!!!!
PSYCHO軍団の手下がマーメイド組にサングラスをかけ洗脳を終えると、皆が位置につく。
1階に観客が集約されていたからか、今までで一番大きな領収書コールに聞こえた。
最近、歌い出し前にペッて吐き捨てるようにはじまるの、良いよね。
2MUCHツアー映像見ると、これまた進化が多すぎておったまげる。歌い方のレパートリー、40倍ぐらいになってるよ。
2番のジャンプのとこ、RENTが2人でハート作るみたいになるの、夏ツは3回目だったのが2回目に移動していた(希ガス)。
1部のアレぇは片腕を大きく上げて…表現が難しい。とにかく大振り。
2部のアレぇは割とベーシックに圭吾君ガン見。肘高め。
曲が終わり、大歓声の中捌けていく龍宮城。すると……
いつもの終演後アナウンス!大ブーイングが起こったところで
かわいいね。みんなで考えたの?なんか小ネタいれようって?かわいいね。
FM YOU-WAKE「マイナスプラス」(1部)
ヤシの木と長机、椅子が2脚用意される。机の上には赤く光るON AIR。ラジオっぽい!
賢人君と春空が登場し、二人がMCを務めるFM YOU-WAKEの「マイナスゥ⤵プラァス⤴!」がはじまった。2MUCH衣装の上から青い法被を着こんでいる。
観客に席に座るよう促してくれる賢人君、優しい。
なるほど、普通に龍宮城メンバーのていなのね。
ジャパサイじゃねーか!日常に潜みまくってるなあ!
はい~~~わかりました。またカオス系ですね。了解です。
賢人君は夏ツ漫談の時と似て、ちょっと喋るモードに入ってる程度、素もちょこちょこ見えるのだが、春空は完全に何かをロールプレイしていてカオス。
番組紹介の後、質問回答コーナーがはじまる。
ラジオってことならお便りっぽく書いたのになあ!教えといてよ~~~(サプライズラジオめちゃめちゃ嬉しかったです)
夏ツ漫談で鍛えられたスベりに対する賢人君の鋼のハートが眩しい。
テーマ設定ミスっちゃったの可愛いのですが、いやすみません、「質問箱」?!
私があのBBSをそう呼んでいたらFFから嘲笑を頂いた(正しい)「質問箱」呼び?!賢人君、緑の箱知ってるの?……..ウケるゥ!!!
どうしても遅れがちな春空さん本当にかわいい。許される限りでそのままでいて。
賢人君の「調子乗んなよーー!」は夏ツ漫談の「いややれよーー!」と同じ音程。多分。
FM YOU-WAKE 「04LINE」(2部)
2部の前半ラジオは齋木春空と冨田侑暉による「04LINE」。オタク、LINE縛りも大好きです。期待値バグ高です。
なるほど?公開収録ですらない設定ね?私たちいないのね?
何でこのテーマにしたの~?やっぱ冨田関西だから〜?かわいいな〜〜
無能すぎてレポに反映できていないのですがちょこちょいこ関西弁で相槌打つ冨田さんがいたのです。南無。
観客は見えていない設定がいつの間にか飛んでいる冨田さんかわよいですね。
水族館行きたがる春空さんもかわいい。テーマパークはネズミ―ですか?ほかのところ?行った日にはお写真待っております。(強欲ダメ)
「ビーサン」て登録商標だったっけ?と思うくらい頑なに略さない冨田さんにウケました。セブンとかガッツリ出てるけど。
「少年齋木春空」と発する青年齋木春空がかわいい件。
BLOODY LULLABY 唄:玲矢&慎一郎
ホンマでっか?!?!?!?!さすがFCイベント!!!!!!
マイクスタンド2本でツインボーカルを再現する玲矢と慎一郎。
404 not foundの歌がまた聴けるなんて…なんということでしょう…
(そしていついつまでもバンド演奏待っております……)
間奏辺りから踊り出していたかな
退場の時思わず「玲矢ー!慎一郎ー!」て叫んだり。めちゃくちゃ楽しかったな
kiroro - 長い間 (唄:KEIGO)
白い花束と木製りの椅子をもって登場する圭吾君。
一瞬、椅子から裏島を連想したが、流れ出したのは優しいピアノのイントロ。
サビを知ってる曲、だったが、切なさが痛いくらい伝わって、ものすごくよかった。
ストーリーが胸に染み込んでくるような、しつこくないのに雄弁な、美しい歌でした。
「愛してる、まさかね、そんなこと言えない」
冨田さんもそうだが、龍宮城から「愛してる」なんて歌にのせられると、ドキッとする。自分に向いているなんて思ってませんよ、ただ所謂アイドル(なんならそこ超えてアーティスト全般)に比べその手の言葉選びをしないグループだからさ。レアだもの。
そしてやっぱり圭吾くんの歌は極上故、スコッチに例えたら確実にグレンドロナックだなと、痛感した次第でもあった(?)
アイナ・ジ・エンド - 帆(唄:Ray)
原曲知らないまま1部拝聴。
「鎖につながれたままの舟」「鎖でも断ち切る」「絶望に戸惑う幼き日々の少女」「じれったいな命のマーチ」「その先のヒカリへ」
聞き取れたワードからでも、選曲にあたっての想いを強く感じ取れた気がした。
黎君の心に根付いて、表現したいと思うほど膨らむような楽曲がこの世に存在することに、借りられる機会があることに、大感謝。
両部の合間に原曲聴いて、古の英バンドみを感じいいやんと思ったら、K-POPはじめダンスミュージックを数多く手掛ける作曲者さんだった。
個人的に、自分で曲を書かないうちは特に、何びとから楽曲提供があっても良い、むしろそれが間口を広めると思っている派なので、こういう広き世界からの提供も妄想してしまう。
でも、”広くに製作依頼かけて売れそうなものを採用”したり、”大物アーティストがそうして選んだあとの残り物がまわってくる”のは、本質からずれるような気もする。難しい。まあ一ミリの現実性もないオタクの戯言ですが。
斉藤和義 - 歌うたいのバラッド(唄:冨田侑暉)
ハイチェアにミニテーブル、(疑似的に)ろうそくのランプをもって登場した冨田さん。
ランプに火を灯し、長い体躯で腰掛け、どこか気だるげな、落ち着いた雰囲気で歌い出す。
冨田さんから溢れる優しさの音がものすごくマッチしていた。
普段あんなにライブでがなり煽り倒しても、やっぱりこのイメージなのです。二面性ってほんとうに惹かれちゃうよね。
気志團 - 喧嘩上等(唄:齋木春空・KENT・冨田侑暉)
マイナスプラスが予告していた4曲を終え、MCがウルシ赤衣装に着替え壇上に戻ってくる。
まさかの!喧嘩上等!!!こんなんブチアゲです!!!!!!!
音程なんて気にしてる暇ない、一番デカい声が出るキーで叫びました!!!
はしゃぎすぎて肩から掛けてた荷物全部巻き散らかしました!!!!!!!
C'MON!!!!!!!まじで来て良かった遊泳区!!!!!!!
賢人君の「クサいセリフが欲しいの 甘く囁いていて」で死。そんなんワガママBOYFRIENDやん。高級SENSUALやん。
ほんっっっっっとに普段実力見てるから想像ついても、実際やられるとその破壊力に死滅する案件ばっかりです、最近の賢人君。
「度胸・愛嬌・最強」
この龍宮城が好き。大好き。
FM YOU-WAKE 参肆羅二男
いやわからん!わからんぞ!どすこいって何?かわい!
アロハシャツだし!花の輪っか掛けてるし!ハワイ?
竹内宅に泊まりに来すぎな圭吾君、もはや民泊だと思ってるんだね、ありがとう。
そしてバズの映像を見返しては思うのです、こっからどうやって4キロ減るの………..?いっっっぱい食べてな………….
この二人冠番組あったっけ?というようなスムーズさ。さすが
2人ともよく噛まずに言えますなあ。すごいなあ。
そしてまさかのカレートーク。もう、「FCイベント」と銘打たれた瞬間からトークがあると予想して、一生好きなカレーの話してほしいと喚いていた我、昇天。
(私もナスが入ったカレー好きです。焼きナスを最後バーナーで炙っちゃったりしてね。うまいよね。)
ショパング~のド滑りを全く気にしないかのような素振り、キュンです。
ていうか黎君も「質問箱」呼びしたね?!
それとショパング~の時だけ一人称「俺」を観測できたのも感無量です。
FM YOU-WAKE「玲矢と慎一郎のしっぽりラジオ~たいようこわいよう~」
2部はなんと玲慎。
ファンサ(でしょもうこれは)すごお!
ところで玲矢ってこんなにもちもちだったっけ…?慎一郎ってこんなに明け透けだったっけ…?公式の二次創作感が面白い。
雑音失礼しました。でも許して。私、龍宮城の衣装どれも大好きだけど、音楽劇の白衣装はほんっっっっっっっとに敬愛してて…………!!!!!!
ずーッと着てほしいと思ってるし、アクスタも永遠に待っているのです。
終演以降一度も言及されず、映像もあまり残っていないあの衣装を、メンバーが(慎一郎だけど)「また着れたら」言うたんですよ!?ありがたや~~~!!!言質頂きましたァア!!!!!!
夜行が人間の食べ物食べられない設定はさて置くこの雑さが愛おしい!
玲矢にめちゃめちゃエコーかける慎一郎、もはや面白くなっちゃってるって。会場は爆湧き。
慎一郎、リスナーに寄り添うどころか深層心理を暴きマジレスする、新時代ラジオパーソナリティ。
玲矢がそれを素晴らしいお言葉、と肯定的なのもこわい。おもろい。
たーくさん突っ込みたいけど1個だけ!
あーーーーーやっぱりそういうことだって。わかってたけどね!ヒュゥ~~~~~!!!
「好きなタイプ」というゲテ質問がこのように調理されるのも味わい深かったですね。
終始何を見せられているのかはわかりませんでしたが満たされました。
葉が客席に居て唇噛んでたら最高なのよな。
そして後半の4組のアーティスト披露へ。1部の順番で書いていきます。
LGMonkees - 3090〜愛のうた〜(唄:KENT)
賢人君が誰を想い歌ったのかは分からないけれど、届いているといいな。届かないといけないな、こんな切実な歌。
(本当に仮の話ですが、今回のソロで愛を歌ったメンバーが、もし家族あてなら、どれもクるものの多い歌詞だなと思ってます。)
優里 - かごめ(唄:ITARU)
いたる氏の歌心の本領が見え、末恐ろしくなってしまった。
この曲を聴くまで、いたる氏の歌声は温かいものである、という大前提が私の中に根付いていたのだが、こんなに強いメッセージを含みつつ澱んだような曲を歌いあげられると、もはやそれも狭い感性だと思わされる。
青い照明に塗りつぶされそうになりながら、歌声を轟かせ続けるいたる氏。忘れられない光景。
色々な歌をうたって、それをアップしてほしいけれど。多分遊泳区超拡大するけれど。なんてね。
シャ乱Q - シングルベッド(唄:齋木春空)
齋木さんの独唱は本当にすごい。黒曜石のような深い色、鉛のような重み、それらと両立する天翔ける解放感。
本公演でたった一つ、鳥肌が立った演目だった。
凄さをどう表していいか分からない、でも明日からどっかのレジェンドバンドのボーカルに引き抜かれましたって言われても納得してしまうほど。
この唯一無二の声を、やっぱりたくさんの人に聞いてほしい。どうにかアップロードは頂けないものか…難しいのはわかっているのですが言わずにはいられなくてね…次はamazarashiをよろしく…
山口百恵 - プレイバック part 2(唄:S)
マイクスタンドを携え、ボルドーのハットを被り登場するS君。ももうたの勝手にしやがれを思い出す。
イントロから会場は爆上げ。間奏でも歓声があがるほど。
「勝手にしやがれ 出ていくんだろ」
うわ~全部つながってるよ~~
最後はマイクスタンドにハットをかけ、あなたに見立てたように歌う。
S君の色っぽい声が会場を虜にする。
赤い照明が燃えるようで、ウルシ衣装とも曲ともよくマッチし、素晴らしい世界観だった。
女王蜂 - BL(唄:Ray・KEIGO)
黎君が引いたのは黒薔薇。そして流れるBLイントロ。オタク殺しもいいところ。黄色い金切り声が響く観客。しかしこれだけにとどまらない。
「さぁここを噛んでヴァンパイア」
黎君が差し出した黒薔薇の枝に噛みつき咥える圭吾君。
「ハートに杭打って吊るし黒く染めてJACK!」
黎君の心臓に刺した黒薔薇が圭吾君によって引き抜かれる。
「きみと浮かぶバスタブ」
圭吾君に姫抱きされるような黎君、バスタブに浸かって腕を圭吾君の首へ。
「ヘンゼルとグレーテルはお菓子の家に行くよと」
黎君背面、圭吾君正面で手を繋ぎ行進する、可愛くもコワい絵面。
「'Cause I love daddy!」
やり過ぎな笑顔、片手ハートをほっぺへ、ふりきり黎君。
「こんなとこにピアス」
向き合ってお互いの下腹部にずれていく視線、、、
もう、ヤバい、だらけ。
2部は花束から黒薔薇を抜き取った圭吾君が膝から崩れ落ち、それをあすなろ抱きするかのように黎君が交わってはじまったりもした。
詳細は神絵師さんたちまで。
今回はどなたの振り付けでいらっしゃって?またご自分たちで?死。死!!
全BLパフォーマンス3本全部映像ください!お願いだよぉ!!!!!!!
地獄界のアナウンサーによる地獄ラジオ。これ何かの伏線だったりするのかな?
RONDO
ソロ中は赤衣装だったのが、ここで2MUCH衣装(2部はSHORYU衣装)に戻ってくる。
SHORYU衣装のRONDO披露は初のはず。新鮮に思わせるSHORYU衣装の強さと、それでも伝わるものが変わらないRONDOの意味合いの深さ。
今度はXYと邂逅しますね。ぜひ演ってほしいな
DEEP WAVE
RONDOからのDEEP WAVEは夏ツA面の締めの流れ。終わってしまうのか…と噛み締めるように聞いた1部。
桃源郷のような美しさが何度見ても心に迫る。
遊泳区に来る、悪天候の中FCイベントに集う人間たちは、まさしく深海で彷徨う魂のように思えて、なんか沁みた。
BOYFRIEND
メンゴ先生がTwitterに載せてくださったのが記憶に新しい。
この曲に出会えて良かった、そう言わしめる力のある曲だと思うので、多くの人の耳と心に届きますように。
ギャルピ舌ぺろでした。
BLLODY LULLABY
全員ブラッディ!という単語が爆誕したとんでもない日!
狂犬KENTの血の気の多いタメ語。からの丁寧な煽り。なんちゅー技ですか。
1部、2サビ前の煽りが「sa〜y!」てのびる珍しいやつ。
賢人君のやり返しはなし。
1部Ray「もっとやれんじゃない?!」
2部Ray「オイオイオイ!──────!!」
まじブラッディの煽りは滾る。
MC
圭吾君から、冬ツアー「裏島」が発表、
武道館公演タイトル「表国」「裏・裏・裏島」発表。
ドキュメンタリー1話の「冬ツアー」は2024年の話だと仮定すると、
彼等にはアリーナか、ライブハウスかの選択肢があったように思われる。
夏ツアーのMCで何度も「選択が正しかったかは分からない」という言葉を聞いた。きっとこの選択も含まれていたことだろう。
今解る正解なんてない。それでも後から、不正解だったなんて思わないように、精進していくしかない。
そんなわけで私、後悔の無いよう、這いつくばりながら冬ツも行かせて頂きます。
LATE SHOW
2MUCHが最後のセトリでは日常を闘う背中を押してもらったような気がしたし、DEEP WAVEが最後のセトリでは遊泳区に深く受け入れられている気がした。
LATE SHOWが最後の今日は、慰めと触発が同時に成され、あたたかいのに刺激的、強いのにハートフル、そんな不思議な気持ちになった。
今日もまた、君らの映画脚本が、一ページずつ書かれ、描かれていく。
そこに私たちの網膜とレンズが入って、切り取って貼りだして、そうして美しくあるいはグロテスクに整えて、私の龍宮城を心に仕舞う。
何度も見返して、感動して、悔しがって、震えて、笑って、泣いて、時々の意味を見出していく。
そういう映画を創れたらいいなと思います。
はーーーーーーーー長かった!!!!!!!
もしここまで読んでくださった方がいたのなら、そんな嬉しいことは無い!
ありがとうございます!
ラジオなど、好きに引用してください!
まだゴーシュと夏最終章をあげたいのでね。余韻は終わらない、終わらせない。
でも一旦、龍宮城、最高の夏をありがとう!!!!!!!迸ったよ!!!!!!!