ぷりぷりーぐ自戦記 第一節一戦目C卓(個人1戦目)

 どうもこんにちは,空舟微風と書いてうつろぶねそよかぜと申します。
 今回の記事は観戦記ではなく,私自身が参加したリーグ戦の記事になります。
 その名も「ぷりぷりーぐ」!!!
…決してふざけた名前ではなく,主催者のぷりぷりしゅうじさんから名付けられた今期で2期目のれっきとしたリーグ戦です。(正直ちょっとネーミングで損してると思わなくもない)

 今回からそこで打ってきた打牌意図を拾って,私の考えをまとめることによって他の方の参考になれば,そして私自身の成長のためにこの自戦記を記すことにしました。自分語りが多くなってしまうかもしれませんが,良ければ最後まで見てってください。
 ルールはウマオカが30-15-0-▲45で且つトビ・アガリやめ・テンパイ止めがあるなどとかなり段位戦寄りです。12チームが全35戦を戦います。それを基準に書いているのでどうぞよしなに。

対局者(敬称略)
東家:空舟微風(TeamPRIDE)
南家:たるチキ(Sfidante)
西家:油性hide(仏恥義理)
北家:ほら和了(ほらいずん)

…いきなり面子ヤバすぎないか???

チートイ教がチートイを見ない!?

 まずは東1局3巡目のこの手牌から。9sが重なった場面で何を切るか。3対子あり、対面と下家が既に中張牌を切っていて早い、もしくは変則手と考えてここは発を切る人が多いでしょうか。ですが本譜では9mとしました。七対子は確かに見たいですが今回は両面が2つ、しかもどちらも重なっていません。この手は面子手と七対子の両天秤が難しいと判断しました。ドラも愚形の形とはいえ使える状態で持っていますし、面子手一本に絞る9mとしてみました。安牌としての側面も持たせつつ残すことは考えましたが、変則手である可能性もある、巡目が早すぎる、自分が親番であるということを加味して嫌うことにしました。

続いて東2局、既に下家の親に2つ仕掛けを入れられていますが自分の手も価値のある手ですしあまり気にせず行きたいところ。ドラの4sを引いたらトイトイやチートイに頼らずとも打点になることを踏まえ、7m引きも残す打発としました。6sを引いて即七対子テンパイしたときに即リーができませんが、そこからの待ち変えができるので七対子の待ちにいい牌を残すよりも面子手の道も残したテンパイ率の上昇を評価した形です。
 なお、この牌譜をNAGA解析にかけてくださったり、mortal解析にかけたりしたところ2つとも無事に怒られました。でも後悔はしてないもん。自分で考えて打っていきたい。

見た目立直優位。だけれども…

 東3局に移りまして、4巡目に速攻のテンパイが入ります。カン2mは1切れですがマンズの場況は良く見えるのでリーチでもよく見えます。実際のところ前述のAI解析にかけたところ2つともリーチ優位と出ました。
 しかし今回の私はかなり明確に外し有利と考えています。その理由は対面の捨牌です。ダブ東を自分から手放し、5mの手出しのあと8mをツモ切りました。これには色々考えられることが多いのではないかと読み初心者のウマぶりが得意げに話します。(宣言)
 まず対面にとってダブ東を2巡目に切ってきました。字牌をもう持っていないか、あって1ブロックでしょう。そこそこ手が良さそうです。そこから最初に切られた中張牌が5m。スリムにした5mの可能性もありますが、手がいいと言うような2打目ダブ東がありますので3巡目に先切りは考えづらいように見えます(そのフォロー牌が要らないほど手が進んでたらもう知らんし下手にカン2mリーチしないほうが良かったということになるでしょう(後付け))。なので5mが孤立牌である可能性が高そう。ただ、マンズの絶一門であるというのは先述の字牌ブロック率の低さからやや薄いでしょうか。上か下かはたまた両方か…というところで次の8mツモ切り。マンズ上のブロックを持っている可能性を一気に減りました。残るはマンズ下の12m、112m、122m、233m、223m…これらのターツには私の待ち牌になる2mが含まれています。13mは5m切りの分薄くなっていそうです。なので対面は2mをほぼ1枚、フォロー牌として2枚持ってることもかなりありそうと考えたわけです。

 …正直に言うと、書いてて不確定情報多すぎて読み大雑把過ぎねえかと自分で思っていました。一応対面233mで2m持ってましたけど、前提としていた字ブロック少ないってのが白暗刻と北孤立で持ってたし、マンズ絶一門である可能性も普通にありますし。ですが自分はうまぶりを止めない。これ考えるの楽しいから。反例とか理論の破綻とかありましたれ私の後学のために是非ご指摘お願いします。

後悔があるとするならば

 南場に移りまして南1局の親番、微差ながらトップ目の状況です。対面から1枚目の白が打たれたところです。私は低打点の連荘があまり得ではないと考えていたのでこの不安定な形からは鳴きませんでした。AIには怒られましたが副露後の押し引きが苦手なのでこれくらいはいいと思います。これからこういう部分強化していきたい。

 問題はこの場面。今1切れになった中を残すかどうか。鳴かれていませんしそこそこ持たれていないことが期待できそうです。しかし、今回は先述の通りあまり低打点の連荘に興味がなく、3pにくっつけたターツを作りたかった為にツモ切りとしました。

 がっ、すぐに裏目…ッ!この中を残すなら東を残している気もしますが、それでも考えはしただけにかなり心に来る裏目でした。

 最終的に47m立直を追っかける形になりましたが、中を残せていれば中と白シャボの先制になっていたはず…

 オナテンを最終手番で引き負け倍ツモの親被りとなってしまった未来を変えれていた可能性もあったのでは…というものになりました。
 ただ、後悔はしていますが反省はしないものと判断しました。AIの解析は3pと中の比較はどちらも中有利でした。メンタルに響く裏目も、こうやって克服していきたい(願望)。

放銃に回った1pは本当に必要か?

 ラス前に捨て牌の非常に強い立直がかかりました。安牌ゼロ。何を切りましょう?
 多くの人は1pではないかと。対抗として、立直に押してくる対面の現物を残しつつ2枚ある8pもありますが1発目であること、上家への満貫放銃がオーラスまだ3着目でやや押しやすいこと、そして単純に安牌がなくこれから押す可能性があることを加味すると1pに分があると思います。結果的には正に上家に一発で打ち込んでしまうのですが、ここでの打牌は1pが正解であると私は考えています。
 では、この前の打牌、つまり1pを残していたのは正しかったのでしょうか?

 これが1巡前の手牌です。この2sを引くまで面子手としてのブロックが足りていなかったのです。1pにくっつくターツが弱いならばそれを先に切ってしまうことも考えるのですが、今回はドラが3pな上に5pを持っていて、3p引きの13556は形として単純カンチャンより優秀です。しかも仕掛けてる親の現物でもあった。これをすぐ切ってしまうよりは残しておいていいでしょう。ここで5ブロックできて切る牌も、1pより8mを先に切る手順で問題ないと考えます。
 つまり、結果的に8000点の失点となりましたが、これは反省すべきでない放銃であると言えるでしょう。

役アリを求める闘い

 しかしそんなんでも8000放銃したのは事実でありまして、オーラスは下家との3000点差をなんとか逃げ切りたい。幸いにも入った手は非常に良く4巡目の時点でくっつきのイーシャンテンでした。平場の時に来てほしかった
 そしてこの5巡目に選択。ドラの9sを引いてさあ何を切ろう。ほら和了さんと油性hideさんも競っていて早上がりに向かってくれる可能性が高く、立直して2人の足を止めるようなことはしたくない。なので両面率を考えてソーズの両面対子とノベタンを残す打r5mとしました。

 更に選択。ピンズの4連形は残したいので、3s、6s、9sからの選択でしょうか。3sは1sがフリテンなので切る可能性も考えましたが、ノベタンが縦ったときに両面にならないのはやはりデメリットと考え先に消去。9s切りは4mを引いたときにタンヤオにして鳴くことができるのですが、対面と上家は1mを切っていて4mへのスライドが出来なさそうなこと、面前で既に平和をつけられるツモが広いため4mを鳴くことが慮外に入ると考え、だったら1000点でも打点が上がり1ptでも多く持ち帰れるようにという6s切りにしました。

 結果的に次巡6pを引き25sのテンパイを組めて、無事に上がり切り3着を確保できました。9sを切っていると9s含め4対子の下家が恐らくポンしてきてツモがずれ、すぐにテンパイすることが出来なさそうでした。ただ、この場面は他より自信がないです。9s切りの方がいい、いやもっと別場面に突っ込みどころあるぞというご意見があれば、是非コメント頂いて私の後学に役立たせてくださいm(__)m くどいようですがやはり意見交換こそ麻雀の花だと思っているので。


 というわけで私の初登板の自戦記は以上になります。打ってる時はあまり悩む場面が無くてこれ自戦記にできるのか…?と不安でしたが書き終えてみれば1週間もかけてしまいました。遅筆すぎる。改善したいところですね…
 今後の登板の際にも書こうと思っているので、その時にまたお会いできれば。それでは!

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