【初心者用】#3 簡単な目の描き方【人体編】
こんにちは、能登です
今回は目の描き方について
詳しく解説していきたいと思います
目は顔の中でも特に重要なパーツで
そのキャラクターの個性を決めるだけでなく
視線や表情などで表現を豊かにする部位でもあります
そんな目が上手くかけない
自分なりの目が描きたい
と悩んでいる方はぜひご覧いただければ幸いです!
※動画版です
1、目の形について
説得力がある目を描くためにも
まずは構造を学ぶ必要があるのですが
難しいことは省き、画力に直接繋がるところだけ
紹介したいと思います!
まず、基本的な構造というのは
目は円形(眼球)に切れ目が入った形をしていて
その上に覆いかぶさるように瞼が載っているということです
また瞳にも若干凹凸があり、眼球に乗るようについています
ここで意識すべきポイントは「目は円の表面にある」ということです
最後に詳しく説明いたしますが
特にデフォルメが強い絵を描くときに忘れてしまいがちで
目を平面でとらえると立体感がない絵になってしまいます
2、目のデフォルメについて
世の中のイラストをみるとわかりますが
目は顔のパーツの中でも特にデフォルメの種類が多く
たくさんの描き方があると思います
例えば多くのデフォルメの目は
目頭や目じりが省略されていたり
逆に睫毛は太く強調されていたりします
またやはり目は印象的な部分なので
男性も女性も本来の大きさよりもずっと大きく描く
というものが多いですね
このように目にはいろいろな描き方があるのですが
デフォルメの基本的な考え方は変わらず
「どこを強調して、どこを省略するか」です
最初はオリジナルの目を描くのは難しいかもしれませんが
いろいろな人の描き方を参考にし
自分だけの目の描き方を作ってみましょう!
3、簡単な目の描き方
では次に目の描き方です
目にはこれといった正しい描き方があるわけではありませんが
こうするとうまく描けるという順序を紹介したいと思います
①単純な形でアタリをとる
いきなり描き始めてしまう方も多いですが
それは上級者向けで、最初のうちはどうしてもバランスが崩れてしまいます
だいたいの位置関係や大きさなどの
アタリをつけできるだけ簡単な形(丸などで)アタリをとりましょう!
目と目の間の距離は目一個分
奥の目は遠近法で少し小さくするなどの
ポイントを守るとうまくいきます!
②描き順通りに描く
これもとくに決まった描き順があるわけではないのですが
自分の目の描き順を作っておくと体系化されるのでおススメです!
目はついつい片目ずつ描きたくなってしまいますがは
左右の関係性を考えながら両目ずつ
順番に描いていったほうがバランスがとりやすいです
斜めの角度は難しいですが眉間と頬の関係を考えながら描くのがコツです
③描きこんで完成
土台ができたらあとは描きこんで完成です!
目に限らずイラストは
全体のバランス、雰囲気などを作ってから
細部を描きこんでいくという流れが基本になります
また、つり目とたれ目については
三本の線を描いて真ん中の線より
目じりが高いのがつり目、低いのがたれ目
という風に補助線を描くのがおススメです!
4、目を上手に描くポイント
目を描くときのポイントは2つあって
1つは「目線」です!
冒頭でも言いましたが
イラストにおいてどこを見ているかというのは
目は口ほどにものを言うという言葉がある通り
表現において需要なポイントとなります
しかし、左右の目で視線を合わせるのは
意外と難しくバラバラになってしまいがちです
最初のうちはどこを見ているのか
しっかり左右で視線があっているのか
ということを意識しながら描くと魅力的な目が描けるようになります!
そしてもう一つは「立体感」です
これも目の構造のお話で少し紹介しましたが
目は顔のパーツの中でも立体感が崩れやすい部分です
特に角度がついた顔を描くときは
目が円形であるということを忘れると
平べったい目になってしまいます
目を立体的に描くには
円の面にそるように描かないといけないのですが
最初のころはこれがとても難しいです
おススメはピンポン玉に目を描いて
自分が描きたい角度に合わせてみるという方法です
こうすると意外と目は円に沿っているということが
よくわかると思います
これにて目の描き方は以上です
長くなってしまいましたがこれらのポイントを意識して
魅力的な目を描くことに挑戦してみてください!
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