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映画について書いたもの

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映画評や映画文化にまつわる文章。
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#ぴあフィルムフェスティバル

PFFアワード2023 初日の短評

自主映画の登竜門として45回を迎えた「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」、昨年は最終日だけ参加してPFFアワード受賞作のみを見ることができたが(その時の短評)、今年は逆に初日だけ参加できたアワードに入選した22作品にうちの8本を見た。これらが何らかの賞をとるのかはわからないが、自分の備忘録と、2回目の上映のときの誰かの参考のために記しておく(アワード作品は会期中2回上映される)。 *PFF2023は9月9日から23日まで、東京の国立映画アーカイブで開催。入選作品は10月

PFFアワード2022 短評

ひさしぶりに「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」の会場におもむき、PFFアワード2022の受賞作を一部見ることができたので(グランプリ、準グランプリ、審査員特別賞を受賞した5作)、備忘録もかねて短評を書く(鑑賞順)。 *入選16作品は、10月31日までオンラインで配信されている。 DOKUSO映画館 U-NEXT 『幽霊のいる家』(監督:南香好/12分) 12分の短篇ながらとても長い映画だった。しかし、それはまったく悪い意味でなく、むしろ深い感心からである。一つひと