FS能登8期 第1回現地訪問(後編)
こんにちは。前編に引き続き8期のこうへいです。
前編の記事はいかがでしたでしょうか?後編ではキックオフミーティングと、7/5~7に能登町全域で行われたあばれ祭りについてご紹介します。
あばれ祭りについては詳しい内容の記事も書いておりますのでそちらもぜひ読んでみてくださいね。
4.キックオフミーティング
文責 8期かとぅー
2日目の午後に、キックオフミーティングを行いました!僕ら8期のメンバーとFSの先輩、能登町復興推進課の灰谷さん、上田さんと、東大の体験活動推進チームの先生方が能登町役場に集合しました。
それぞれの自己紹介を済ませたのち、灰谷さんから今の能登にかける思いをお話しいただきました。美しい里山里海に囲まれ、豊富な自然資源に恵まれる能登町は、人口減少などの課題があります。そこを襲った正月の大地震。「災害は地域のトレンドを加速させる」と懸念される通り、いま能登町をなんとか復興させていかなければならない。地域や住民によってもニーズがバラバラで、何か唯一の正解が用意されているわけでもない復興計画と地域再生の最前線で奮闘されている灰谷さんのお話を聞いて、僕らも身が引き締まる思いになりました。
東大の体験活動推進チームの江頭正人先生(社会連携本部副本部長)からは、これまでのFSを通じて築き上げてきた東大と能登町の繋がりを絶やすことなく、東大としても能登の復興支援とFSの継続をなんとしても行いたいと尽力されていることを伺いました。僕たちの今の、これからの活動は、受け入れてくださっている能登町の皆さん、活動をサポートしてくださっている推進チームの皆さん、FSの先輩方など、多くの方々に支えられて成り立っているのだと改めて思いました。
とまあ堅苦しいことばかり綴ってしまいましたが、実際は終始和やかな雰囲気でした!これも司会進行を務めてくださった我らが大先輩しがちゃんのお陰ですね✨
5.あばれ祭り
文責 8期めぶ
夜が訪れると、いよいよあばれ祭りが始まりました。
能登町の法被をお借りし、みんなで担ぐための座布団を用意して、気合を入れて挑みました。
崎山二丁目の皆さんと声を張り上げ、予想以上に重いキリコをどうにか支えながら進みました。中盤の休憩地点にたどり着く頃には、みんな疲れ果てて地面に座り込んでしまいました。しかし、そこでいただいたおにぎりや冷たいドリンクの美味しさ、そして地元の方々との和気あいあいとした会話が、疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれました。
会話の中で、この祭りのために一時帰郷した人、同じ会社の仲間として祭りを盛り上げに来た人、私たちと同じく東京からボランティア活動の一環で参加している大学生など、多様な人々が集まっていることがわかりました。これほど多様な人たちが一つのキリコを担ぎ、あばれ祭りを、能登町を盛り上げたいという熱い気持ちを共有していることに感動しました。能登町は本当に魅力的な場所であり、ここが多くの人に愛されていると実感しました。
今年のあばれ祭りの開催には、祭りへのリソースを他の用途に回すべきだという反対の声もあったと聞きました。実際、キリコを担いで街を巡る中で、傾き壊れた家々も目にしました。それでも、私たちにとっては一生忘れられない思い出となり、私たちの能登町での活動への熱意もさらに高まりました。
だからこそ、この大変な状況の中で祭りを開催してくださったこと、そして参加させていただいたことに心から感謝しています。本当にありがとうございました。
まとめに…
文責 8期こうへい
まず初めに、冒頭でも書きましたが、3日間私たちを快く受け入れてくださった能登町の皆さま本当にありがとうございました。
この3日間、私たちは、東京にいるだけでは経験することができないような、貴重かつ楽しい、一方で震災の悲惨な現実を突きつけられるような時間を過ごしました。大きな地震を経て、本当に能登町は復興することができるのだろうか。また、過疎化を食い止めることができるのだろうか。辛くも目を背けることのできない問いがそこには存在します。
しかし、この3日間で学んだことはこれだけではないと思います。それは人のつながりです。訪問を経て、8期の全員が口を揃えて言っていたことは能登町の人の温かさという部分でした。どんなに情報社会が発展した今でも、というかそうした現代だからこそ、人同士の直接的なつながり、それを通して感じる温かさ。それは生きていく上で一番大切なもののような気がします。
8期の活動はまだスタートラインに立ったところです。今回の貴重な経験を胸に、能登町のために一学生として何ができるか、何をするべきかを考え、これからの活動に臨みたいと思っています。
最後まで読んでくださりありがとございました!!
↓前編の記事↓
https://note.com/notochoice/n/n97d46764b1b9