世界の名ボクサー:ソニー・リストン④ラスト「”大熊”と呼ばれた強打の悪役」

世界ヘビー級王者。世界王座陥落後。ビル・マクマリー戦、ヘンリー・クラーク戦、ジョージ・ジョンソン戦、レオティス・マーティン戦、チャック・ウェップナー戦を紹介します。

ソニー・リストン(アメリカ)
身長185cm:オーソドックス(右構え)

①ソニー・リストン 4R TKO ビル・マクマリー
(ヘビー級戦、1968年)
(ダウンシーン)
4R:フック連打でマクマリーがダウン
(感想:スウェーデンでの興行を終えてアメリカに帰ってきたリストン。ネバダ州リノで試合。マクマリーはカリフォルニア出身の黒人。連勝していた時期もあったが、基本的には勝ったり負けたりの選手。カリフォルニア王座を獲得しているが、エディ・マッチェン、フロイド・パターソンには負けている。両者リング入場。ズングリした身体になったリストン。マクマリーがフットワーク&ジャブ。「もっと戦え」とレフェリーから警告(厳しい)。そんなマクマリーをリストンはジャブで追い、右ストレートを伸ばすが、動きの機敏さに欠けているため仕留められない。さらに左フックを大きく空振り。4R、それまでと同じような展開(距離を取るマクマリー、追うリストン)。リストンがロープ際にマクマリーを追い込んで一気に連打。左右フックの嵐を食らったマクマリーは倒れてロープ外へ。立ったが、レフェリーストップ。リストンが爆発力で勝利。手こずったのか、意図的に4Rまで戦ったのかはわからないが、リストンの破壊力は健在だった。一方、勝てるような試合ぶりではなかったマクマリー。その後、ケン・ノートンにTKO負け。ラストファイトはアーニー・シェイバース相手に1RでKO負けだった。)

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