Noism2「BOW!!!」を観た感想
3月15日から17日まで開催されていた
”Noism2定期公演vol.10「BOW!!!」”
私は3月15日の杮落しに参観してきました。
感想としましては「とっても楽しめた!!」です。
今回はNoismレパートリーの中から「solo for 2」と「Training Piece」、そして新作の「BOW!!!」が組まれていました。
solo for 2 とTraining Pieceは舞踊の方向として正反対なイメージを受けました、その差がとても刺激的。
solo for 2は情緒的、なにかストーリーがあるように思わせるものでした。これからどうなるんだろうと指の先まで目で追ってしまいます。なんか切ない。
Training Pieceはアルゴリズムというか機械的と言うか、キリッキリッと音がしてくるような、実際にはそんな音はしていないのですが聞こえるようでした。池田亮司さんの音楽もはまっていました。
休憩はさんで新作の「BOW!!!」は幕が開けるまえからもう始まっていて、これから何が起きるんだろうととても期待に胸を膨らませつつ、いざ開幕となると演者と舞台装置に気圧されて、ショッキングなシーンもあったりであわあわとしつつもあっという間の出来事で終幕を迎えていました。次々と変わる、というか同時進行で折り重なっていく物語に目移りするひと時。音楽、影、舞台、小道具、そして舞踊家の気迫が伝わってくるようでした。
観劇後、帰路の車中でSoundHorizon「Elysion 〜楽園パレードへようこそ〜」を思い出していました。なんか雰囲気が似ているような気がしたからです。サーカスと言うか狂騒というか、狂気と言うか。この音源をもとに舞台も行われたようで、その当時に劇を見る、という事をしていなかったのが悔やまれます。久しぶりにCDを引っ張り出して聞いてしまい懐かしくなりました。
Noism2、良いもの観させてもらったなぁ~
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