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記事88:マイクリレーかくあるべし

食生活に気をつけよう、と思っていたのだけれど気づいたら帰り際にバーガーキングに寄ってテイクアウトしていた。結局は週末に食べるバーガーとビールが一番うまい。健康に良いものだけを食べるより、こういう食事が遥かに精神的には健康な気がする。

ヒップホップの好きなところに、「1曲の中に歌い手がたくさんいてもいい」というのがある。ヒップホップに限らず歌い手が何人いてもいいのだろうが、ヒップホップ に関してはその「当たり前度」が他ジャンルに比べて高い。ヒップホップ とアイドルは高い。

今日はマイクリレーの曲をメモしておこうと思う。そういう気分だから。

B-Boy Park All Stars『We Are The Wild』

タイトルからして狙い過ぎの、年に一度のお祭り、B-Boy Parkのアンセム。一人一言という感じで目まぐるしくマイクパスしていくのだが、走馬党、FUNKY GRAMMAR UNIT、UBG、雷家族とクルーごとにバースが分かれているのが最高。特にFUNKY GRAMMAR UNITは一人一言どころか1小節ずつ回していて、もちろんRHYMESTERもRIP SLYMEもKICK THE CAN CREWも揃っていて、贅沢すぎて痛風になりそう。

ZEEBRAとRIP SLYMEとかKICKが同じ曲に入っているというのも、すごく貴重。というかこの曲以外に知らない。あとMVでそれぞれのMCの名前がグラフィティで出るのがいちいちかっこいい。

TMC ALLSTARS『TMC GRAFFITI』

いい時代だ。そうとしか言いようがない。Dragon Ash、RIP SLYME、ラッパ我リヤ、SBK、Missile Girl Scoot、そしてなぜかPENPALSの林。

RIP SLYMEかっこいいなぁ。まだメジャーデビュー前だろうか。PESとRYO-Zがもってくなぁ。特にラスサビ前のRYO-Zの口上が最高だ。ラッパーでなく、まさしくMCだ。歌詞カードには載っていないここを一番真似したい。ラッパ我リヤ2人の異物感含め、無理やり1曲に押し込んだのが分かるけど好きだ。このメンツを集めてくれてありがとうKj。

KAMINARI-KAZOKU『Brotha Soul  feat. DEN, SICK KING』

ただでさえ大所帯のクルーなのに客演を呼ぶシリーズ、好き。個々のうまさだけでは測れなくなるのがマイクリレーの魅力だ。

DMR『極楽ガンボ』

聴いてた当時高校生で、有象無象のラッパーがごちゃごちゃ混ざるまさにガンボ状態にすごく興奮した。
今でも活躍する人、何やってるかわからない人…たまに聞き返すと皆同じく1曲の中で光っていて、何かやってやろうという熱意と殺気が入り混じった空気感は、歳を重ねてから聴いてもやはりいい。

B-FRESH『PUMP IT UP~未来へつなげB-BOYスタンス~ feat. MURO, LITTLE, Miss Monday, BOY-KEN, 山田マン, CRAZY-A, CAKE-K』

これもいつぞやのB-Boy Parkのアンセム。これはLITTLEでしょう。キックがメジャーで売れまくってる中でのキレキレの客演。MUROからのマイクパスというのもたまらない。共演者はたまったもんじゃないと思う。このバースだけ聴きたくてたまに聴きかえす。

随喜と真田2.0『Walk This Way 58』

僕が知りうる限り日本語ラップで一番大人数のマイクリレー。58と言いながら2度ラップしているMCがいたりして、たしか58人のリレーではない。参加MCを有象無象と思わず、知ってる名前ばかりだと思える人と朝まで語り合いたい。

RHYMESTER『ウィークエンド・シャッフル feat. MCU, RYO-Z, KREVA, CUEZERO, CHANNEL, KOHEI JAPAN, SU, LITTLE, ILMARI, GAKU-MC, SONOMI, PES, K.I.N, 童子-T』

金曜日なので。マイクリレー好き、FG好きな僕はもちろん発売当時から歌詞を全暗記している。

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