記事83:分泌量調整つまみ
素足で虫を踏んだ。もしかしたら人生で初めてかもしれない。
踏んだことに気づかないぐらい小さい虫は今までも恐らく踏んでいるのだろうが(なんだこの日本語)、しっかりと感触があったのは初めてだ。
ベランダのサンダルの中という、「お前、そこだけは入ったらダメだろう」というところにいた。何か入ってるな、と思ったら虫だった。
幸いにもイモムシ系ではなく甲虫系だったので、潰れたりする前に気づいたし奴も死んではいなかった。というか、今もベランダに放したままにしている。やけに動きが遅いが元から遅いのかもしれないし、多少踏んでしまったことによるダメージがあるのか否かもわからない。
おそらく飛来してきたはずなのだが、一向に去る気配を見せない。もしも飛行能力に損傷を与えてしまっていたのなら、これは致命的なことをしてしまったと思う。
いやでも、やっぱりサンダルの中はいかんでしょう。
ビーフシチューを一度にルー1箱分作るという暴挙に出た。カレーの方が好みなのに、攻めに出た。数日後には僕の体内はビーフシチューで満たされている。
ニガミ17才『ニガミ17才b』
仙台のタワレコで試聴して、気になってそのまま買った思い出。伊集院光のラジオで初めてゲスの極み乙女を聴いて、買いにいったときの心境に非常に近いものがある。『ドレスの脱ぎ方』というミニアルバムで、今ほど洗練されていなくて、まさかこんなに売れていくとは思わなかった。売れかけてたからラジオで流れたんだろうけど。
ニガミの方はもっと奇をてらっていて、ゲス極に水曜日のカンパネラを足している。こういう書き方良くないなと思うのだけど、足している。
こういう売り出し方をするバンドって常に必要なポジションだと思うので、この系譜は今後も脈々と続いていってほしい。