こんなときどうする!?~ハラスメント(?)を目撃したら~

お世話になっております。Boosterの片山です。

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さて、今日は以下のありそうな疑問について書いてみようかと思います。


こんなときどうする!?~ハラスメント(?)を目撃したら~

職場で、稽古場で、公演会場で…様々な現場で「ん?これってハラスメント…?」と感じる場面に遭遇することはありませんか?

自分に、自分が、もあり得るかと思います。
相談を受けることもあるかなぁと思います。

そんな時、どうしたらいいんだろうという疑問について、解説してみます。

注意点

ハラスメントと思しき事案は、とてもデリケートな状況が多くあります。
「こうしたらいい!」と思う前に、まずは以下の点に注意してください。

①プライバシーを守る

まず第一に、目撃したハラスメントと思われる事案に関わる人のプライバシーを守ることを大前提に動いてください。

ハラスメントと思われる事案の行為者も、受け手も、1人の人であり、守られるべき人権があることを忘れないようにしてください。

あなたの目から見て明らかに悪いと思う人がいても、一方的に非難をしたり、過剰に受け手を擁護するということは、新たにあなたがハラスメントの行為者とされる場合もあります。

一人一人が人間であり、傷つき、傷つけられることもあるということは、必ず念頭に置いておく必要があります。

②トゲトゲを持たない

これってハラスメント…?と思われる状況にある時、行為者とされる人と、受け手とされる人は、どちらも心にトゲトゲが発生していると考えられます。

そんな時に目撃者になってしまった場合、もしくは相談を受けたりした場合には、相手のトゲトゲを受け取ったとしても自分の中に持たないように注意する必要があります。

要は、あくまで中立であることを心がけてください。

どちらかに共感して、もう片方にトゲトゲをぶつけてしまえば、第2、第3のハラスメントを生みかねません。

「それはつらかったね」「なるほどね」など、納得する、寄り添う、というのは問題ありませんが、「それは〇〇さんが悪いね」などを言わないように注意するとよいでしょう。

③決めつけない

上記と似た理由になりますが、どんな状況であれ、「これはハラスメントだ!」と決めつけて行動することはとても危険です。

知識を持っている人であればあるほど、その判断はとても慎重になります。

まずは、ハラスメントの知識がある人・機関に相談してみるのがよいでしょう。
外部の相談窓口だと、以下のようなサイトから相談してみるのも1つです。

上記は厚生労働省が案内してるポータルサイトになりますので、ひょっとしたら相談すると少し極端になりすぎる可能性もあります。
「そこまでじゃなくて、少し話を聴いてほしかっただけんだけど…」ということもあり得ますが、相談することで心が軽くなるかもしれません。

状況によって、相談する先は検討していただくのがいいと思います。

身近なハラスメント知識がある人に相談する場合は、より一層当事者にあたる人たちのプライバシーを守ることを前提に動いてください。

必要なこと

以下の要素を取り入れると、自分がドキドキせずにゆったり対応できるのではと思います。

①ハラスメントの正しい知識を身に着ける

ハラスメントの正しい知識がなくても、相談に乗る・目撃するなどは起こると思いますが、

やはり自分が正しい知識を身に着けるだけでも心の持ちようが変わります。

ハラスメントの正しい基礎知識は、がんばるプロジェクトでも定期的に講習会を進めていこうと思っていますが、

最近はあちこちで講習会が開催されています。
オンラインやオフライン、いろいろな形がありますので、自分に合った講習会を探してみるのもいいと思います。

②よりそう気持ち

相談してくる人がどういった立場の人であれ、現在苦しんでいるからあなたに相談していると思ってください。

くるしい気持ちに寄り添う姿勢を持つことはとても大事です。
逆に、相談された人がくるしい気持ちで、寄り添えるほどの余裕がない場合は、その旨を伝えて無理に引き受けなくてもいいと思います。

くるしい気持ちを打ち明けられることは、人によっては逆にとてもくるしくなってしまう場合があります。
必ずしも、寄り添えなくても大丈夫です。その人にトゲトゲを返さないよう、やんわりとお断りするといいかと思います。

気持ちに余裕があるときに、またそっとコミュニケーションをとってみるのもいいかもしれません。

なんにせよ、義務ではありません。

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まとめ

長々と書きましたが、ハラスメントと思われることを目撃したり、相談を受けたりした際には、

自分の余裕のある範囲で、その人に寄り添ってあげたり、別途知識のある人に相談をしてみたりなどの行動をしてみるといいかなと思います。

ハラスメントの基礎知識を身に着ける、ということも強くお勧めします。

重ねてになりますが、8月実施のがんばるプロジェクトでは、ハラスメントの基礎知識を中心に発信していきますので、

もしお時間に余裕がありましたらぜひお立ち寄りくださいませ。

お待ちしております。


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