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【Ercn再掲レビュー】 Club Winston/Enjoy!(2021)
このレビューは、僕が毎年レビューしてる投稿型サイト「Ercn」で2021年に10位にランキングした「 Club Winston/Enjoy!」のレビューの抜粋だ。2021年のURLはこちら。
いつかこうしたことがやりたかったし、やった。なんせ、明日Club Winstonが来るんだから!! まさかこいつが見れるとはねえ…生きておくもんだ。
2021年はコロナ真っ最中。そんなことも思い出す。一応もう10年もErcnやってるから、ちょこちょここれからなんかの機会にレビューをnoteに抜粋していこうと思うし、レビューなんかもマガジン作ってカテゴライズしていこうと思います。よろしければどうぞ~。
(not in service)
「この世界に、趣味の悪い皮肉や諧謔は消えたのか?」
と問われたら、こう答えよう。
「ここにある」と。
イギリスのこのプロデューサーは、言葉の一切ないクラブミュージックの電子音楽の中に、その趣味の悪さを一気に封じ込めた。
昨年発表した「Another」からしていかれていた。
(後記:この曲を堂々とドロップしてかましていたのは俺の知る限りokadadaしかいなかったと思う。)
donk? funky? なんなのこれは?
なんの脈絡もなくいきなり出てくる「プリッ」とした音は何?
何よりも全くピークポイントが存在しない!
「アゲてくるか?!?」
と思ったらさっきのキックが繰り返すだけ!
でもひとつとして同じループをさせてなるものかみたいな意地の悪さ…そんな衝撃的、というかトンチキな一曲だった。しまいにはこのヴァイナル盤は2曲収録なのだが裏ひっくり返しても同じ曲!!! つまり同じ曲が2曲収録されているだけ!
馬鹿にしてんのか!?!?
いや、しているのだろう。そんな奴のEPのタイトルがいよいよもって「Enjoy!」である。間違いなくバカにしている。いや、それでいいのだ。どこまでも音楽は自由だったはずだ。もし今もクラブが深夜まであって(あるんだけど)、深夜3時くらいにこいつらがかかってしまったら爆笑してしまう。
そんな瞬間を、最高の夜をわかってる確信犯の仕業でしかない。
今回も5曲収録なんてものは出まかせで最後の曲は謎の高揚インストが来たと思いきやすぐ「ブチッ!」と粗雑に切れ、また繰り返す。タイトルは「Dont give Up」。わかったよ、あんたの勝ちだ。なにもかもがばかばかしい。さっさとステーキ重と檸檬堂を胃に流し込んでオナニーして寝ちまおう。
(※後記 このころはきっとCyberpunk2027やりながら寝落ちしてたなあ。)
寝る前に、電気グルーヴのDVD「ケンタウロス」でも見よう。不謹慎極まりない歌詞。尿道。男根。うひひひ。げらげら笑う。心の中で声を出して笑う。もう声の出し方も忘れたのかもしれない。眠る前にストロングゼロについてのSF話を思い出したりした。
2分程度の動画、fantia、メタバース、素人お断りの記事。
もっとみんなふざけて滅茶苦茶になればいいのに。