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試練の5連戦!フロンターレが3連覇するために必要なこと
はじめに
来る2022年2月12日(土)のFUJI FILM SUPERCUP2022を皮切りについに待ちに待った2022シーズンが始まる!
私が応援する川崎フロンターレにとっては、2019シーズンに達成出来なかった3連覇+初のACL制覇への挑戦のシーズンとなるわけなのだが、その前に対戦カードを見て何か感じることはないだろうか……
FUJI FILM SUPERCUP2022
川崎フロンターレ(Jリーグ王者)vs浦和レッズ(天皇杯王者)
あれ?
これさ
なんか2019年に似てね!?
そうなのだ。実は2019年も同じ対戦カード、しかもJリーグ王者と天皇杯王者という立ち位置まで全く同じだったのだ。
その時は、当時ロンドン五輪の得点王として鳴り物入りで加入したレアンドロ・ダミアンのゴールで川崎Fが1-0と浦和を下している。
2019年と似ているのはここだけではない
2022シーズンと2019シーズンのスーパーカップからの5試合を比較してみよう
2019シーズン
第1節 vsFC東京
第2節 vs鹿島
第3節 vs横浜FM
第4節 vsG大阪
第5節 vs松本
2022シーズン
第1節 vsFC東京
第9節 vs横浜FM※ACL出場による前倒し開催
第2節 vs鹿島
第10節 vs浦和 ※ACL出場による前倒し開催
第3節 vsG大阪
※ACL:アジアチャンピオンズリーグ
ACL出場による前倒し開催があるため全く同じではないが明らかに酷似している。今年は、FC東京とのホームでの多摩川クラシコ、横浜FMとの神奈川ダービー、鹿島との因縁の対決、一度手の内を見せ合った浦和、最後にはタフなガンバとの試合が待っている。
そして、重要なのは開幕5試合の成績である。
2019シーズンの結果はこうだ。
第1節 vsFC東京 0-0△
第2節 vs鹿島 1-1△
第3節 vs横浜FM 2-2△
第4節 vsG大阪 0-1●
第5節 vs松本 2-0○
5試合で勝ち点6、そこまで悪くないように見えるかもしれない。だが、リーグ戦で初勝利するまで5試合もかかっているのだ。途中にACLの試合があったとは言え、時間がかかり過ぎている。5得点4失点もなかなか痛い、2019シーズンはこの5試合の成績に夏場の失速が重なり、3連覇を逃した。
一体何が起こったのだろうか・・・
原因はハッキリとしている。新加入選手のフィットの遅れである。
決まらないゴールと右サイドバック
2019シーズンのフロンターレはエウシーニョの抜けた右SBに馬渡とマギーニョを補強、攻撃的なスタイルを継続しようとした。だが、フロンターレの独特なパスサッカーにフィットするまでこの2人は大きな時間を要した。今はフロンターレの守備の要であるCBのジェジエウでさえ、この時は新加入でベンチ外もザラにあった。
そして、前線ではこちらも新加入レアンドロ・ダミアンが思うように点が取れず、小林悠との共存も上手くいっていなかった。
どれだけボール支配率が高くても、シュートが決まらなければ次第に流れは向こうに傾いていく、縦パスより横パスやバックパスが増え、安易なミスからピンチを招く。
今思えば問題が山積みだった。
さて、昔話はここまでにして本題に戻ろう。
3連覇に向けて必要なこと
ここまで読んでいただければ、大体もうお分かりだろう。
結論から言うと開幕5試合を5連勝することである。
無茶苦茶なことを言っていると思われてしまうが、これが出来なければ正直3連覇を諦めた方がいいかもしれない。なぜなら、この5試合で他のチームがフロンターレ相手にどう戦っていくかが決まっていくからである。
FC東京、横浜FM、鹿島、浦和、ガンバとフロンターレ対策の手練れ達との対戦で、もしも引き分けたり負けたりするようなら、これから当たる他のチームは同じようにすれば最悪引き分けられるかもと思われてしまう。「いける」と思わせては勝てる試合も勝てなくなる。
その怖さは2019シーズンに嫌と言うほど味わった。
だからこそ何がなんでも勝たなくてはならない。選手たちが言う「このチームには勝てないと思わせたい」という言葉はおそらくこういうことなのではないかと思う。
序盤にしてクライマックス!試練の5連戦!
今シーズンが2019シーズンの日程と大きく違うのはACLの日程が(集中開催のため)なく、そのかわり中2日と3日での5連戦が待っていることである。不利に見えるかもしれないが、こちらにもリーグ戦だけなら去年一昨年と最高で13連戦を戦い抜いたノウハウがある。
経験を活かすなら絶好の好機だ。
今シーズンは新加入選手を1番手にしなければいけないポジションも特段ないだろう。
もしかしたら、この5試合は新加入選手を見られないかもしれないが・・・
序盤にしてクライマックス、正しくここが天下分け目の戦いである。
大一番の目白押し、ここを鬼木監督の手腕と息の合った連携プレーでどう乗り切るのか、期待したいと思う。
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