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一条聖也の沼後のIfの話と彼の生い立ちの考察(賭博破戒録カイジ 沼パチンコ編の悪役の話)(ネタバレあり)

続き、かきました。


公式美形・ヴィラン・主人公カイジがライバルと認めたキャラ・上昇志向の強いイケメン・若手のエリート・とある上司に目をかけてもらえている・洞察力がある・部下を大切にしている

要素モリモリ、魅力たっぷりの一条。そんなヤツにまつわる記事を書きます。女性人気凄いんですよ。というか福本作品のキャラってすごい直線で描かれ、所謂美形系に描かれるようなキャラは多くないのに女性人気が強いです。
そんな中でも特に人気のある「一条」について・・・今回書きます。

スピンオフ告知が来たときは嬉しかった。でも前日譚なんだってちょっと落胆した。そういった・・・地下から這い出る未来があっても・・・良いんじゃないかという記事です。


〇カイジって作品の大まかなストーリー

所謂福本作品です。福本先生(福本伸行先生)が描いた作品のひとつとして「カイジシリーズ」があります。
福本作品と言えばアゴが目立つガッツリした直線で描かれるデザイン、賭博漫画ですね。
「天」であったり、天のスピンオフである「アカギ」であったり「銀と金」、「クロサワ」とかが他にも有名だと思います(もっとあります)。


漫画版開示のビジュアル ギラギラした「野良犬」との評。
一応「男前」扱いはされているようです(はっきりした描写は無いけど)

「カイジシリーズ」では主人公であるニート(フーテン)のカイジがひょんなことから(下手にお人好しであるがゆえに)知り合い程度の人間の借金の連帯保証人になり、借金した本人が霧散したことによって多額の借金を背負う羽目になります。さらに借りた先は超黒い話題でいっぱいの闇金「帝愛」。利子はその時々で変化しますが「トイチ(十日で1割利子がつく)」とかそんな所謂ぼったくりの貸し金融から借金を背負うことになったカイジは、その借金を「ギャンブル」で返済しようとする・・・と言った漫画です。

右の顔に傷があるのがカイジ。アニメ版だとちょっとさらにりりしさが増してますね。
一番左にいるキャラが今回紹介する「一条」になります。

幾多の生死をかけたギャンブルを乗り越えるものの、肝心なところ(人の好さ、甘さ)でミスって命は助かるものの痛手を負ったりさらに多額な借金を背負う・・・みたいなパターンでどんどん追い詰められていきます。

今までの一発逆転のギャンブルは金の貸元である「帝愛」のドン、兵藤がゴミとする人(債務者)(底辺の人間)が命を懸けてもがく瞬間を見たいという為だけに開いていたのです。ただしそれもチャンスは2度まで。3度目は無く所謂タコ部屋にカイジが連れ込まれ・・・、そのタコ部屋であの有名な「ハンチョウ」のチンチロ勝負に打ち勝ち、地上に多額の借金返済のために一時的に出るのです。

一度はどこかで見たことあるかも?チョーさんがCVをあてています(ワンピのブルックの人)
最近は「スピンオフ 一日外出録 ハンチョウ←グルメ漫画」の方が有名では?とも思いますけど・・・

そこで出会うのが帝愛が運営する「裏カジノ」。そこの目玉が1玉4000円という超暴利な「沼」パチンコ。そしてその裏カジノを経営する店長にあたるのが、今回紹介する「一条」です。

〇一条(一条聖也)のプロフィール

漫画版の一条 余裕ある時はイケメンに描かれていますし、
唯一?ともいえる「公式で美形設定」です(兵藤の長男坊もイケメン設定だったかも)

髪は漫画版では黒髪ロング、アニメ版では茶髪の公式イケメンです。
福本作品にしては珍しく顎がとんがり切っておらず、公式設定で「イケメン」という珍しいキャラクターです。「男前」じゃなくて「イケメン」なんですね。男くささMAXというよりは中性的で身だしなみにもキッチリこだわるタイプの現代でいうところの「イケメン」です

マジで美形

性格は普段は余裕飄々としており洞察力に優れ、非常に強い「上昇志向」を持ち且つその上昇の為なら決して「努力」を惜しまない男です。
元々の生まれが極貧(?)であったのか、生まれながらにハングリー精神が強く努力家で高校ではトップクラスの頭脳を持っていたようですが、何らかの影響で「大学に進学できていない(そもそも受験をしていない)」のです。
奨学金を貰ったとしても生活費の工面ができない・・・位貧乏だったのでしょうか。そこまでは分かりかねますが実際に恐らく金銭面で大学進学はあきらめた様子高校は進学校だったような描写(高校時代の友人は皆いい大学にいっているところから)もあり、かなり珍しい選択をしたタイプ(せざるを得なかったタイプ)の人間で、高校卒業と同時に「帝愛」に入社しています。エリート街道に(何らかの影響で おそらく自分ではなく何らかの家庭的都合で)乗れなかったことを本当に悔やんでおり帝愛に入ったからには帝愛で「登り詰めてやろう」とガッツとハングリー精神にまみれている人物でもあります。また自分がそういった不幸な部分もありながらも「諦めず努力しているから」なのか、頑張っていない人間や債務者を本当に心の底から「見下している」サディストでもあります。「ゴミは生きる価値がない」まで思っているくらい
苦労したからなのか、洞察力やそういった人を見る目は同年代の人間に比べ数段優れており、ガッツリエリートなのですが、まだまだ若造というか、焦った場面になると途端に優れた美貌は崩れ、顔芸要員となります。後は余裕が無くなった時に見下している相手には普段の笑顔はどこへやら、完全に悪役ヅラになります。そこもまた人間というか、まだ青い部分が見えていいんですよね。(アニメは特に顔芸しか後半してない でもいいんですそれで)

余裕が無くなると本性出ます 一条の本性はこっち。
でもそれは悪い事じゃなくて、生まれとその苦労から出るものなんだろうと思います
高校在学時代から、あるいはもっと前から苦労していたようで、「俺はお前らとは違う」と思っていた様子。そういった様子も昔からあったようで、イケメンな事も多分影響して同期からは嫌われてました。

入社してからも下働き+雑用などなんでもこなしガツガツと登りつめていきます(多分本当に「なんでもしてる」。下手したら身体売れって言われても売ってたと思う。それ位覚悟は本物でした)。結果的に若くして早々に「幹部候補生」の一人となり、帝愛のドンである兵藤会長に謁見して直々に教育を施されるメンツになるほど高みに若くして出世します(帝愛の出世コースのエリート街道には乗れたわけです)。

カイジのラスボス「兵藤会長」。実は一代で「帝愛」を築き上げたたたき上げの社長でもあります
若いころは人の心を持ち、弱きものに金を貸していたけれど・・・。
色々苦労もあったのか、今は「成金」三昧。顔も苦労したのか、一条に対してはかなり辛辣です。

ただ・・・「美形」なのが兵藤の逆鱗に触れたのです(不憫すぎる)。兵藤は自分自身が若かりし頃「イケメンではなかった」事により一条に対して「顔が気に入らない」と言った私怨丸出しの差別やイジメを行います(一応幹部候補生と認めてはおり、能力自体は悪くないとはみている)。
イジメの内容と言えば、描写がある限りでは一条にトイレ掃除をさせる→トイレで兵藤会長の椅子代わりにさせられる、兵藤会長が両足を浸けたワインを一気飲みさせられるなど、結構エグめの描写が多いです。でもそれに一条は「耐えていた」のです。結果・・・その努力と耐える根性を認められたのか、帝愛のTop3に入る「黒崎」に気に入られ、黒崎が直々に目をかける「一番弟子」になることができたのです

そして元々黒崎は帝愛のTOP3でありTOP2にはあの有名な「利根川」が居たのですが・・・カイジの影響で利根川は失脚、その後のTOP2に黒崎が登り詰めることとなったのです。結果一条はさらにエリートコースまっしぐら。
兵藤会長はもう高齢であることから、次期社長は誰になるのか・・・
兵藤の本心は分かりかねますし、シゴデキ且つイケメンな「長男坊」を跡取りにし世襲制にするのか、はたまた世襲制ではなく信頼できる黒崎に後を譲るのか。ただいずれにせよ「若造」である長男坊を社長にしたとしても仕事回りの責任は兵藤亡き後は当面黒崎が実験を握るでしょう。そうなれば一条も必然的にさらに「出世」できるのです。
そんな出世街道バリバリに乗れていた矢先に・・・あのエリートつぶしの「カイジ」と出会ってしまうのです(不幸すぎる)。

兵藤の息子の長男。母親似(兵藤の奥さんは外国人)。実は弟がいてたらこ唇のが弟の「兵藤和也」です。親父に似たのが弟、兄貴は母親似ですね。残酷だ
兄貴は能力もガッツリ優れているようで若くして頭角メキメキのエリートみたいです(本編にはまだ登場無し 回想だけでのみ登場)


〇作中の裏カジノでの目玉 1玉4000円のパチンコ「沼」(通常は1玉4円 要するに1000倍のレート)

一条が店長をしている裏カジノは高レートのパチンコ(1玉40円、400円)からバカラ、ルーレット等一通りのハイレートのギャンブルが開催されていました。ただ1玉40円、400円のパチンコは所謂「デジタル台(デジパチ)」であり出目はカジノ側が管理しており通常のパチンコ店のように店側が「親」、客側が「子」なのでどう頑張っても子が総合で「負ける」設定になっていました。他のギャンブルについてもそういう設定になっているのではないかと推測できます。

ただ、1玉4000円の脅威のパチンコ「沼」はデジタル台ではなく昔ながらのパチンコ台(Not デジパチ)。出目さえ出れば勝ちという古いタイプのパチンコでした。
なんと考案者は「一条」です。一条が考え出した裏カジノの目玉でした。

絶対に出ないのに「でそうだから」と挑むものを皆破滅へ導くものとして
「沼」と言われるわけです

パチンコ玉を飛ばして、釘の森を抜け・・・センサー付きの弾をはじく「羽根」があり・・・それをやっと超えて・・・魔性三段クルーンの最後の3段目を突破したらプレイヤーの「勝ち」になるわけです。これだけ書くと簡単そうに見えますが、釘の森は普段はギチギチに締まっており、その森を抜けてクルーンの入り口に辿り着こうとするとセンサーが反応し一定確率で羽根が「閉じる」事でパチンコ玉をはじくシステムになっています(さらにセンサーの設定を変えることができ1発もクルーンに入れさせない設定も可能)。
そしてクルーンに入っても、クルーンの1段には5つの穴があり、そのうちの当たりの穴に入れば次のクルーンへ進めますが、他の穴に入ればハズレ扱いとなりそこで終わりなわけです。つまり1/5を×3回突破しなければクリアにはならないのです。さらにクルーンには絶妙な傾斜があったり絶妙な窪みが作られており通常プレイでは「絶対に突破」できない設定となっているのです。
1玉4000円と高額であり、パッキーシステムで1玉単位で買うのではなく、
350万円/500万円/1000万円で特定量の玉を買い勝負するシステム。
過去に挑んでいって負けていったプレイヤーの玉はどんどん積み立てされていき、勝者が出たら今までに貯まった玉を総取りできるわけです。その額作中登場時点で6億・・・だったかな。そして玉の総額が3億に満たない場合、その状況で勝った場合は店側が最低三億を払い込むシステムとなっています。

客寄せパンダとして置いておくにはあまりにも「博打」過ぎるし、そもそもそんな台、いくら出ないからと言って店側もどうやってその貯まった玉を「回収するんだ」となりませんか?管理も大変、当たった時はたまった玉の総額を渡すとはいえ3億円に満たない場合は店が3億を負担するわけです。
目玉として置いておくには店側のリスクがデカすぎますよね(いくら絶対にあたらないといっても)

回収方法は・・・あるのです(作品をご覧ください)。

そんなこんなで何度か回収されてはいたものの、カイジが沼に初めてまみえたときは「6億」の玉が貯まっていました。

〇勝負の結果

オレは・・・敗れるわけにはいかないんだ・・・!
(お前はただのニート、俺はここまで努力してやっと出世街道に乗った人間、どちらが優れている?どちらが将来が有望だ?俺に決まってるだろ、こんなところで俺は・・・死んでたまるものか・・・沈んでたまるか・・・こんなごくつぶしに負けてたまるか・・・・・・・・・・・・・・・・)

作中でクライマックスの際にこのような事を一条は思っています。そりゃそうですよね、ただのフーテンのニートのカイジに積み上げ積み上げ苦労に苦労してきた一条がボコボコにされて負けるわけですから・・・。持たざる者に努力を水の泡にされ自分の人生すら終わらされそうになる・・・。
電話で一応忠告してくれているのは「黒崎」。カイジとの勝負を受け入れた直後にかかってきました。詰めが甘いと滅茶苦茶叱咤されます。一条の年齢相応の「青い部分」ですね。黒崎は一条の弱い所をキッチリ見透かしてたわけです。一条も尊敬する黒崎に対してはとっても従順で可愛いですね。

マジで白熱した勝負が繰り広げられ・・・正直どっちが勝っても「おかしくなかった」位ギリギリの僅差の勝負でした。

結果、ほんの薄皮一枚でカイジが勝ち・・・。一条は負けるわけです。
兵藤はカイジと既に1戦していたこともあり、カイジのことは割と「面白いヤツ」として目にかけており、一条VSカイジの戦いは兵藤会長もリアタイしていました

兵藤側もなんだかんだ一条側が勝つと思っていたらしく、一条が負けたときは「顔が気に入らない」と言った私怨の部分も含め怒りが爆発。カジノ側の損失額を1000万円=15年間レートの地下労働に換算し・・・

一時の怒りにしちゃまあ・・・単純にこの前のシーンで「アイツの顔気に入らなかったわ俺前からアイツの事嫌いだったわ・・・」って兵藤会長言ってるんですけど、「ガキ」過ぎる。

「1050年地下行き・・・・!!!!!」とブチ切れます。

そしてそれは一条にもすぐ伝わり、即一条は「確保」され地下行きとなるのでした。

カイジ側はなんだかんだ(甘い)一条をライバルと見ているのもあって、
「戻ってこい」と激励をします。そして一条も「叩き潰す・・・次は・・・!」と再戦の誓いを立てて、そのまま地下へ運ばれていくわけです。

ここは漫画版もアニメ版も本当につらい。個人的には沼編は完全に
一条側に「感情移入」していたので・・・。

〇一条の「その後」

〇公式設定?

これはウソかまことか分からないのですが・・・出どころもどこかのWikiのコメント欄(ニコニコ大百科?)?か2ちゃんねるか5ちゃんねるか・・・。
ハッキリしないのですが、とある福本先生が出演されたサイン会にて一条のファンの女性が「一条って地下行になったけどその後はどうなったんですか?」とサインの際たずねたときに福本先生が「アイツはできる奴だからもう既に地下から出てるよ」って発言があったという書き込みが広がり、一応作中で既に地下から出ているという設定が半ば公式設定となっているようです。
ただ出どころが信ぴょう性・エビデンスに欠けるのでホントかどうかわからないまま、みんな一条の行く末を気にしていた分、その書き込みが半ば公式化してしまっている状況なのかなと思います。

ホントかどうかは「分からん」のだろうと思います。出ててほしいですけどね。

〇カイジ作品のスピンオフブームで「一条」が!?

カイジの本編と同時に、カイジの登場人物で「ヴィラン」側の人物の
公式スピンオフが始まって人気ですよね。

「中間管理録 トネガワ」から始まり・・・。

名作 キャラ崩壊はお約束 でも実際TOP2でありながら中間管理職バリバリだったもんね
本編でも・・・。トネガワ、不憫。(完結済み)

今でも連載が続くやっぱりグルメ物は強い「一日外出録 ハンチョウ」

こっちはずーっとやってますね。ネタが無限に出るのもあるかも
最近はこっちの方が知名度高そう。

ハンチョウ人気が滅茶苦茶出たのもあって、多分波に乗ったんだと思います。そこで次に来るヴィランと言えば・・・「一条」でした。

雑誌の広告で「あの一条のスピンオフが!?」と触れ込みがあったわけです。

嫌、あんな広告見たら・・・「沼に負けて地下行となった後の這い出るガチシリアスストーリー」だと思うじゃないですか。

・・・。

いや前日譚かい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
嫌でもそうか・・・・・・・・・・・・と無理やり自分を納得させたのを覚えています。

前日譚かよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ってなりました。後はなんか普通にキャラ崩壊してたのもあって、そっちが「正史」なの?って思ったりして。思ってたんとちがあああああああああああう!!!!!!!!!!!!!となりました。でもなんだかんだ読んだら「面白かったです」。完結済みです。10代後半の都内のモラトリアム生活って感じで、自分も18-20と東京新宿で過ごしたので(浪人)、思うところあってよかったです。そこは。

でも這い出るシリアス編をやってほしかったな・・・。

〇結局地下落ちした後どうなったんだろう?の考察

これって書いていいもんなの?と思うのです

人気漫画とかであれば、続編や今後の予想とかありますよね。
あれって結構「作者さん」は見る人は見ているらしくって。
自分が考えた案がたまたま他の人も言っていたりするのをみたり書き込みがあったりするのを見ると、
「あーあ!!!!被っちゃった!!!書くのダメダメ!!!やめ!!!!!」って。
逆に予言組がいたとして、そういうストーリーに作者が書き込んだとき「俺のストーリーをパクった!!!!!!!!!!!!!」って言う人もいるじゃないですか。

だから・・・これってこのNoteって言うネットの電波に乗せるのってアリなのか・・・な・・・と思う部分もありながら・・・。

一条のスピンオフを待望で出します!からの前日譚です!ドン!だったり。
カイジ本編は現在逃亡編から突然休載して連載ほぼ中止状態だし。
カイジ本編すらまだ片付けなきゃならない内容盛りだくさんなのに、一条の行く末編なんて書かれるのか?と思うと、自分はかなり望み薄なんじゃないかって思うんです

でも書いたら・・・ネタ被りとかしたら・・・ウーン・・・。作者の福本先生やアシの先生方が今後「一条の地下落ち後の話」をガチで書く素振りがあるとすれば、ここで一条の地下落ち後のIfを書くのは、ご法度というか躊躇いが自分の中で生じるのですが・・・

今のところそういった気配は無いしな・・・ウーン・・・ウーン・・・。と思うのです

いくつも実は浮かんでいるんです。こうやって出たのかなとか、こういう路線もあるなとか。いくらでも考察というか、派生は出来そうなんです。自分で・・・。だけど、それ書いちゃって本当にそれを「作者」がそうするつもりであったならネタ潰しも良い所で・・・。

こういうのって、どこで吐き出せばいいんでしょうか?R-18とかの作品はPixivとかで落ちてるのを見たことがあるんですけど、真面目な路線で地下から出る路線を考えたりするのはやっぱりだめですよねえ・・・。

うう・・・。うーん・・・。

でもどうしても書きたい欲が捨てきれないので、Noteの限定記事としてそこに書き込み、ここにURLを貼ればいいのか!?と思ったので、そうします。

ネタバレというか自分の「一条の地下から這い出る方法」の考察

https://note.com/preview/n06fa79aa702b?prev_access_key=c27497c16bf61c4b3974d712c4b38588

ここに壁打ちしてあります。よければ!

〇いったん総論

出会いが違えば、友かもね

一条、魅力的なキャラです。頑張って積み上げてきたもんが崩されるのは本当につらかった。漫画も読みましたし、アニメも見ました。ただただ、沼編は一条側に完全に100感情移入しちゃってしちゃって。
最後のボロボロ泣きながら連れていかれるシーンはガチで「もらい泣き」した。
自分も・・・頑張って・・・きた方の・・・どちらかと言えば一条寄りの人間だから・・・、本当に本当に感情の全てが一条に移入してしまい辛くて辛くて、アニメ確かリアタイかなんかしてたんですけど普通に寝込みましたね。
後何度も見返してはつらくなってる。
救われてほしい。あんなところで終わる男じゃない、終わる男じゃないよ・・・。一条戻って来てくれ~~~~~~~~~~~~~~~~。

そんな記事を書きました。

未だ人気で定期的にガチなMADが作られる男、一条聖也・・・
↓一例(Youtube版+ニコニコ版)

〇やっぱ書きました↓

〇地下落ちした一条


まあ純粋にまず「1050年地下行き」ですよね。無理があるっちゃ無理がある。

カイジが落ちた地下と同じなので所謂「タコ部屋」に該当しますね。

タコ部屋ですし、10ペリカ=1円の世界で月に得られるペリカは91000ペリカ(=9100円)になるわけです。

貧相な食事、過酷な労働、日のみ休み、病気になったら終わり・・・と、過酷な状況の中娯楽は「ぼったくり価格で売られる飲食物・タバコ」になるわけです。

一条はまあ落ちた後、飲み食いとかの飲食物の誘惑は耐えられるかなと思っています。ただやはり食事の貧相レベルが原作準拠であれば間違いなく配給される飯だけでは栄養不足まっしぐら、そんなではガッツリ働くこともできないでしょう。そういう意味でみれば、タンパク質豊富なモノであったり食物繊維やビタミン等の補充が出来そうな食品は購入して食べたりするかもしれませんね。お酒は元々ガツガツと飲むタイプではなさそう(ワインとかはたしなんでいましたけど)なのでお酒で浪費とかはなさそうです。ただ作中でもガチガチにコーヒー漬けになるくらいストレスフルだったみたいなのでカフェイン中毒なのはありそうですね。缶コーヒーが確か売られているはずなので、酒よりコーヒーが欲しくなっちゃいそうです。一条・・・。

問題は、「労働」ですね。過酷な身体労働、確かに今までのカジノ勤務も雑用等含め結構な肉体労働であったとは思うのですが、それには比較にならないようなもんだと思います。後はカジノという性質上夜間勤務も多かったはず。普通に自律神経がぶっ壊れててもおかしくないなと思うのです。
そんな中、落ちた体力でガッツリ肉体労働は結構最初きついかなと思うのです。まずそこが序盤というか、地下落ちからの序盤の鬼門かなと思うのです。

そこさえ抜ければ、「粉塵で肺」をやられなければ・・・何とかなるかも。

そこまでを前提条件にして・・・、どういった形で「地下から出るか」を考えてみたいと思います。

〇身体売るルート

これ、多分いのいちに思い浮かぶネタかと思うのです。
公式で美形設定の「中性的な顔立ち」の一条。美容には人一番気を使っていたでしょう。女のオの字もない(女性は風俗に沈められ苦界に落ちるので)男社会で・・・まあ「狙われる」可能性はゼロじゃないと思いますし、その可能性は一般労働者に比べて「高い」と思います。

元々帝愛勤務時代から「成り上がる為」で身体を売る必要があるのであれば多分一条は「売ることを選ぶことができた」人間だと思うので、実際にそういった性欲解消手段に「ペリカ」という代金をつけてペリカを稼ぐ方法としてそういった手段に手を染めることができないか?と言えば

出来ると思います。 このルートでペリカを稼ぐってのはありますね。
ただ、1050年には程遠いし、どれだけ毎日相手したって元がはした金でもありますし、そういったルートというか、あくまでそういった「ペリカを稼ぐ手段」として身体売るルートはあったのかもしれません。
後述する他のルートの種銭稼ぎ目的で「やっていた」かもしれませんし、
複合ルートの1つだと思ってもらえればと思います。

Pixivでの一条本ってこういうシチュエーションが多いんでしょうか?
自分で調べに行くことは無いので、分からないですけど、Pixiv Wikiには何かそういうことが書いてあったような気がします。

〇黒崎がかばうルート(ただ本編の動き見る限りではなさそうか?)

これは結構最初は「アリだな」と思ってた路線なんですけど、カイジ本編を見て「あーこれ無理だな・・・」と思ったので先にこのルートを書こうと思います。

これは帝愛TOP2でガチガチに「強いガチなエリート感バリバリのオーラがあった黒崎」時代に考えていたことです。

黒崎は割と地下の管轄を任せられてるところが作中でもあり、割と頻回に地下現場を視察に来たりしてます(兵藤会長は多分地下には行った描写無さそうだし、あんなクズだらけのところなど一ミリすら足踏み入れたくないわとか言いそう)。そういう意味では地下のいち労働者に落ちた一条のその後など多分兵藤会長は「忘れる」くらいでしょう。黒崎の方が地下においての権限は強そうではあります。あんな債務者だらけの無産の底辺の連中が集まる中、有望な見込みがありかつ自分が気に入っていた一番弟子の一条を個人的に匿うことはきっと「できなくはないはず」。後は純粋に一条は地下で単純な身体労働に重視させるくらいであれば頭脳労働であったりそういった事の方が才能があるしそっちの方がよっぽど「儲けられる」し「帝愛に対してメリットをもたらせる」。兵藤会長自身高齢なのもあり、いずれ行く先の残された時間は長くないはずです。その間キッチリ一条を匿うという手段はできたはず。
勿論単純に「助ける」と言うよりはキッチリと成長を促すムチという意味も含めて「お前を地上に上げてやる代わりに毎月〇〇〇万のアガリはしっかりあげろよ」と言った結構厳しめのムチは課しそうですね(勿論優しさから来ている)。

これ、ありそうだなあって思ってたんですけど、カイジ最新編で只のキャンピングカーおじさんに成り下がってしまった(兵藤会長に実は滅茶苦茶恐怖感を抱いている只のトネガワ以下のおじさん)ので、この線は無いかもなあって思ったのです。
あの最新編読んじゃうと多分一条を「匿う」度量が黒崎にはないでしょう・・・。
アレ、今からでもいいのであっちをパラレルにできませんか?黒崎の株ガタ落ちですよ・・・。あんなできるおじさんだったのに・・・スピンオフでも・・・。
家族からも忌み嫌われ疎外者にされ兵藤には怯えただキャンピングカーに憩いの場としての思いを馳せる只のオッサンになってしまった黒崎に一条を救える気概は無いでしょう・・・無理だな・・・と思います。

もし仮に黒崎の素があれでも仕事上はキッチリ度量をもって兵藤会長に意見を言えるくらいの根性を見せることができるなら、一条を匿うことは出来そうですね。一条を逆に「整形させて」別人に仕立て上げたり(それ位のリスクは受けてしかるべきだよな?と一条にムチとして与えそうではある)、ギャンブル界隈ではなく、龍が如く0での真島のように「キャバクラ」であったり「ソープ」とかの風俗店運営に力を入れさせるのは「アリ」かも。兵藤会長は高齢ってのもあるしそっち方面に視野広げるのは難しそうだし、ありそう。
ツテで地方に飛ばして地方(それこそ大阪とか)で風俗店のオーナーをやらせて毎月ガチ目なアガリを献上させてさらに黒崎が兵藤に気に入られる布石とする・・・と言うのであれば黒崎側もWin、一条側もWinですよね。
それで既定の7億を稼ぎ切れば晴れてシャバなわけです。そういった意味でも、この線は黒崎弱体化後でもまあゼロではないか・・・とかいてて思いました。

救い出してやれよ、黒崎ィ・・・一番弟子だろ・・・お前・・・オイ・・・。
何なら黒崎様って言ってくれる唯一の人間だぞ、家族より慕ってくれてる部下じゃんか・・・救ってやれよ・・・オイ・・・。でももしかしたら一条を失った結果弱体化おじさんになったのか?うーん、分からないですね。一条がガッツリ成長して黒崎の腹心となりうれば、黒崎もガッツリ「今生持ち直せる」かもしれませんし、引き上げてくれるだけの度量が黒崎にあれば、これで地下から出ること自体は出来そうですね。このルートも考えてみればありうるかも。

〇地下懐柔ルート→一日外出ゲットルート

これはどちらかというと「カイジ目線」から見た一条評を見た上でのルートです。
カイジは確かに人に対してメチャ・甘ちゃんですしどんなにクズだろうとギリッギリまで目をかける優しさがありますしそれが良い所でもありますよね。
ただ一条に対しての評価としては「ライバル」、「できるヤツ」といったような、甘ちゃんだからこその評価じゃなくて、どちらかというと「利根川」に対するような評価に近い評価を下しています。そして自分とそんなに年が離れていないのもあるからこその「ライバル」だと思ってるところがあって。
そんなカイジは一条のことを「どんな環境であれその場を支配でき、そこにいる人間を操れる」と評価しています。多分これは「一条の持つハングリーさ+ガッツ力からあふれるオーラ」からくる「頑張ってる現場のリーダーが持つようなカリスマ性」なんだろうと思うのです。現場で指示しか出さず鼻で人を使うリーダーより、みんなを引っ張る本来の意味でのLeaderであることをカイジは一条に対して感じ取った部分があるのかもしれないと考えています。実際部下にもコーヒーを淹れてあげたり、一緒の高級ワインを開けて楽しんでいますし、自身の生い立ちもあって部下には結構優しいところがあります(余裕がない時はきついけどそこは若さゆえの青さだと思います)。

そういった意味で、現場の支配ができるってカイジの一条に対する評価はあながち間違っていないのかな?と思うのです。

それを視野に入れて考えてみて・・・。あの地下がどれほどの規模があるかは分かりかねますが、例えばいくつかの規模の現場があり、その現場ごとに10~20グループあったとしましょう。また1グループ40人のチームがあったと仮定しましょう。

帝愛の地下シェルターで富豪や政治家皆抱えるくらいの大規模なものです。そりゃ規模も大きくなるはず。さらに言ってしまえば東京都心周辺以外にも、北海道や大阪、そういった地方にも作るかも(本来は核シェルターとしての意味もある為、例えば兵藤が地方に出てるときも想定して・・・いたらいくつかシェルターは絶対あるはず)。そう考えてみると・・・。

債務者の数ですが、1グループ40人×現場に20グループあるとすれば
=800人の債務者が働いているわけですよね。
そしてその現場が一つのシェルターあたり「5現場」あったとしたら、
800人×5現場=4000人隔離されてるわけです。まあ全国規模で見ればこの人数はまあありそうかなあ?って思います。
まずはこの4000人の債務者で考えてみましょう。

一条が仮に一つのグループや現場規模でそのカリスマ性で何らかの債務者たちの信頼を勝ち取ったとして・・・、「俺に投資しろ」とでも言ったらいいでしょうか?
日々の給料の91000ペリカの内、1000ペリカを毎月俺に投資しろと。その代り投資して俺が地下から出れたらお前らをこのシェルターから出してやる、といったような煽り文句でその場を支配したらどうなるでしょう?それに乗って、各班長づてにその話が伝わり、月1000ペリカ(=100円)であれば・・・と債務者側もパッと出すと思うのです。それが現場全体に広がったとしたら・・・

4000人が毎月100円を一条の為に出すわけですよね。これだけで月40万円が一条の手元に入ってくるわけです。1か月でこれです。これ、もうちょっと求心力高めてひと月500円分徴収する事が出来たら1か月で一条、200万円手にすることになるわけです。給料の元から天引きする形で手にすれば、債務者側もわざわざ一条の元に払いに行くわけではなく、天引きされるからあんまり気にならない。一条も毎月200万円の種銭を得るわけです。

それをどう使うかは、難しい所でもあると思います。一日外出権を用い外に出て博打をするのか、それとも安パイに毎月それ位の収入を得て黒服等を買収するのか、黒崎に頼るのか。

でもこの方法は「できなくはないんではないか?」と思うのです。

〇黒服懐柔編

これは現実的な線ではないと思うのですが、監視役の黒服は言ってしまえば一条の同僚と言っても過言ではないはず。単純に兵藤会長の機嫌1つで「社員 ひいては幹部候補生」から「地下労働者」に理不尽に落とされた人間が一条なわけですから、多少の「手心」は加えてくれそうです。
日々の食事をちょっと豪華にしてくれたりとか、何ならペリカちょっと多く配ってくれたりとか。何かそういった「コネ」みたいなのはありそうです。

でも多分根本的に「外に出る」までの権限はいち黒服は持っていなさそう。

外出録の「ハンチョウ」とかどうなんでしょうね。まずそもそも「パラレル世界線」であることと、地下に一条が落ちてくる=ハンチョウ失脚は確実なので、地下に一条が何らかのやらかしでハンチョウ失脚前に落ちてくることが無ければハンチョウ本編に一条登場は無い線かなあと思います。
(出せなくはなさそうです。パラレルだとして、カイジが地下に落ちることなく沼パチンコ攻略する世界線だったとしたら班長は失脚せず一条が地下に落ちてくるわけですから)。
黒服宮本との一条の絡みもちょっと見てみたいですね(宮本も黒服内だと若手エリートっぽいので 只宮本は30代前半?で一条は25前後なのでちょい年齢差はありそう そう考えると一条のスピード出世は半端ないっすね)。

〇まとめの総論

一応まだいくつかありますが、書ききった感じがします。
ただこれらはそれぞれが1つのルートじゃなくて、「複合」したルートもあるのかなって思うのです。黒服を懐柔しつつ地下の連中も支配しながら黒崎の手加減で負債の7億を減らしてもらったりとか、地下に出してもらったりとか。身体を最初期ははした金でも身体維持目的の飲み食いに必要だから売ったりとか。そういった路線は全部複合的なもんになる可能性はあるんじゃないかなあと思うのです。

でもそれだけやって、それだけやってでも一条さんには「外に出てほしい」な。

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