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Dead spaceの思い出+リメイク版(グロ画像あり)

ごぞんじ有名「ウルトラホラーゲーム」の「Dead space」。
やったこと、ありますか?
やったことなくても (圭)←この顔文字は見たことないでしょうか?

(圭)とか(三)とかであらわされるキャラは「このキャラ」です
キャラクターの名前は・・・「アイザッククラーク」といい、ただのしがないシステムエンジニア(+工業系エンジニア)です(一応従軍経験は私兵ながらもちょっとだけある)です。

そんなキャラが主人公の「Dead space」シリーズについて、自分は全作品プレイしたので感想とともに思い出+きつかったシーンとか解説も含めつつ書きたいと思います。

過去屈指の「グロホラーゲーム」なので、敵キャラがそもそも「グロ」なのでグロ注意です!お願いいたします

※本当はシリーズ全体を書こうと思っていたのですが想像以上に間延びしそうなので今記事は「無印版+リメイク版」に絞って書こうと思います。

※追記:このゲームで一番書きたかったことを書き忘れていたので書き込むのですが、このゲーム、実は自分「ズル」して、プレイする前にニコニコ動画で「実況」見た後に無印をプレイしたんですよね。だからびっくりポイントはわかってるつもりだったんですけど、「それでもガチで怖かった」です。理由としてはいくつかあるんですが、操作にちょっとあえてなのか「ラグ」があるんですね。マウスの操作やキーの操作にちょっと一瞬もたつきが出るんです(スペックとかじゃなく)。またマウスの視点操作は特に「ぬる~っ」と動くんですよね。特有のもたつきがあって、そこがちょっとやきもきするのと、あとは「アイザックさんが占める画面の占有率が大きすぎる」んです。思った以上に視野角が狭いのと、画面の左半分をアイザックさんが「占めます」。なのでアイザックさんが「邪魔」なんですね。通常のTPSであれば、中央に操作キャラがいて、その頭部から見た視点でゲームが進みますが、Dead SpaceシリーズはTPSでありながらアイザックさんは「画面左」に常に立っており、それもかなりカメラに「近い」ので視界が「見づらくて見づらくて」。要するに「邪魔」なんですよね。それもあって、特有のヌル付きも含めて「怖かった」。あとはカメラがアイザックさんに近い分敵も接敵して密着されるとグロい顔が「ドアップ」で映るのでそれも「怖かった」ですね。あとは「臨場感」。シーンとしている宇宙船で・・・接敵あるいは近くに敵が「いるよ」となると不穏なBGMが流れ続けるわけです。これが嫌でね・・・そこが書きたかった。シリーズを通して後編に行くたびにスタイリッシュさが増して戦いやすくなるんですが、無印特有の怖さはありました。リメイク版でもそれ残っててよかったです。


〇Dead spaceというシリーズ

基本的には「宇宙」をテーマにしたホラーゲームです。それも何かから逃げ回るタイプとかじゃなくて、こちらも武器を持って敵を殺して掃討していくタイプのホラーゲームです。こちらは丸腰ではなく、いわゆるエンジニアなので「工具」を違法改造したモノを主に使用して敵をボコスカ殺していく・・・といったゲームになります。作品としては「Dead spacce(無印)」、「Dead space2(続編)」、「Dead space3(駄作)」、「Dead space remake(無印リメイク)」の4作品になります。特徴としては制作陣が「バイオハザード」系ホラーに超インスパイアされているということと、いわゆる敵が通常のホラーゲーにありがちなゾンビではなく、「異種のようなグロい存在(ネクロモーフといいます)」ということ。ネクロ(死体)をモーフ(異形)にする、そういったなれはてが敵として襲ってくるので「ネクロモーフ」と呼ばれ、これらの敵はいわゆる「ヘッドショット」が弱点になり得ません(むしろ逆効果まである)。ネクロモーフはいわゆる「死」の概念を持たない存在のため、倒すためには牙と化した四肢をちょん切って活動停止に追い込む必要があります。
そういった点で、意識して「手足」を狙わなければならないのが今作の最も特徴的なところです。

「頭」じゃなく「手足」を狙って意識して撃ち込み、ちょん切るつもりで攻撃することが必要になるのです。

そしてさらにポイントが「ネクロモーフ(敵)」はアイザック(主人公)を一度でも視認した場合、どちらかが「死ぬ」までステージチェンジorエリアチェンジしようが何しようが「ずーーーーーーーーーーーーっと追っかけてくる」ところ怖いから敵を残して次の部屋へ逃走wみたいな感じをしても敵は追っかけて次の部屋まで追ってきます。殺すまで止まりません。そしてポーズ画面がないので、ずーっとヒリヒリしながら追われ続けることになります。だから、「殺しきる」ことが大事になるのです。(ちなみにこういう触れ込みでゲームは売ってますが、敵の足をちょん切れば基本部屋移動を封じられるし、一部の敵は部屋を超えて追ってこないです。ただいつまでも判定は残るためギミック処理して元の部屋戻る途中でまだ生きてたりして殺されかけることはある)。

代表的敵モブの「スラッシャー」。通称ポクテともいわれています(流石に古すぎる?)
上述の通り手が牙のように変化しているためそこをちょん切れば倒せます。
この手の「人型」の敵は部屋を超えて追っかけてきます。足を切ればとりあえず兵器にはなる(はず)。
ポクテの元ネタはこっちらしいです この記事書くにあたってこのキャラを初めて知りましたけど…。はれのちグゥって作品?からみたいですね(ミリしらなので失礼ですが・・・)。
スラッシャーはポクテポクテってよく言われてたのでそういうイメージがありますね。


〇主人公:アイザッククラークについて

Gamesparkさんより。アイザックさん、素顔が若返りすぎてビビったリメイク版
オリジナル版は全くと言っていいほどしゃべりませんが、リメイク含めた2以降は饒舌おじさんになります。

無印版から一貫して3まで主人公を務めます。Dead space=アイザックの物語といっても過言ではないかも。ただただ「かわいそうな巻き込まれ系」主人公ではあります
口癖は「Shit!(うんこ!)」「Shit!(しっこ!)」と「Holy shit!(聖なるうんこ!)」と「Dammit(くそやろ!)」、「Dick(ちんこ)!」「F**k!(犯す!)」「Are you f**king kidding me?冗談言うな殺すぞ)」です。悪態しかつかないです(日本語訳はわざとふざけてます)。まあふざけた状況なのはその通りなんで・・・
しがない「エンジニア」というのも間違いではなく、初登場となる無印版では確か43歳のしがないエンジニア(独身)で、恋人の「ニコール・ブレナン」という女医さんが乗る惑星採掘船「ISHIMURA(石村)」が「遭難信号」を出したため、恋人のニコールの安否を確かめる意味も含め、「石村の修理」を目的に少数チームで石村に乗り込む・・・といった話になります。乗り込んだ先の石村はすでに「ゾンピパニック」ならぬ「ネクロパニック」状態になっており、そんな中アイザックさんは生存と恋人探し+船の修理+脱出に奔走する・・・といったのが無印版の大まかなストーリーになっています。2、3があるということはまあ「生存」して生きて脱出しているという点ではネタバレかもしれません(ネタバレ記事なので書き続けますが)・・・。ちなみに総じて「女性」に生きがいを見つけるタイプ。異性のために「世界を救う」系主人公です。まあ・・・一般人っぽくていいですね。いい意味でも悪い意味でもシリーズ通して「女性」に振り回される男です

左がリメイク版ニコル、右が無印版ニコル。声優さん同じなので年齢を感じますね
無印版→リメイク版まで15年くらい間が空いているはずです
まあ左は左で、年齢は重ねたけど「美人は美人」です。とんでもない美人。
逆に右で40代ってのは年齢詐欺だよな~って思うくらいには年相応になったかも。
よくリメイク版ニコルはババアになったなwとか言われますが年齢的にこれはマジで美人ですよね
お医者さんです。何科もやるけどたぶん専攻は精神科かな?

生い立ちについてでは、そこもかわいそうな主人公です。いわゆる「宗教二世」に該当するキャラになり・・・。アイザックの世界では「ユニトロジー教会」なるものがあり(新興宗教)、世界的に信仰者を急激に増加させていた教会でもありました。なんとアイザックの母ちゃんがそのユニトロジー教の「狂信者」だったんですね。それこそ財産全額寄付するくらいにはガチ勢だった。
そんなユニトロジー教の合言葉は「Make us whole(一つになりましょう)」。
その名の通り、「死んで生き返ってみんなで一つになりましょう」というのが宗教の根本にあります(狂ってますけど、世界中に信奉者がいるくらいにはデカいうえ、政治の重鎮や大企業のCEO等にも多くの信仰者がおり世界をほぼ牛耳っている宗教といった位置づけにすでになっています)。
ユニトロジー教はまあ新興宗教によくありがちな「多額を貢げば貢ぐほど上級の位を与えられ、宗教の真の目的を知ることができる」といったシステムがあって、末端信者は「信じる者は救われる」くらいにしか思っていなかった(あるいは知らされていなかった)模様です。多額の財産をつぎ込んで初めて「Make us wholeと、死んでよみがえってまた一つになること」を知るようです。さらに上級のごく一部の指導者レベルの人間が「本当の意味での目的」を知っているようですが・・・?
アイザックのお父さんは何か「ユニトロジー関係のなにか?」関係する何かを研究していたようですが、何か機密事項に触れたのか、あまり詳細は語られていませんが「消されている」ような描写ありで作中開始時にすでに故人になっています。夫を失って「狂ってしまった」母がユニトロジー教にがっつりのめりこんでしまった・・・という経緯があるようです。がっつりのめりこんだ母は全財産に等しい額を「教会」に寄付し、良い位を得たらしいですが・・・。アイザックは当時「成績優秀」な学生で、良いエンジニア科がある大学への推薦が決まっていました。ただ母親が「全財産寄付」しちゃったせいでそのいい大学への推薦を断らざるを得なくなり、近場での場末のエンジニア大学?に通うこととなるのです(アイザックは結構このことについてショックを受けている)。さらに卒業後もその奨学金?の影響か私兵として海兵を何年か経験しています(従軍経験があるのはここから)。その後やっとエンジニアとして、「USG ISHIMURA」の親会社「CEC」にエンジニアとして就職するわけですね。また母親も作中開始時点で「死んでおり」、恋人のニコルとも母親の宗教がらみの関係で「であった」ようです(ニコルはユニトロジー教に対して疑念を抱いており憎んでもいた、ユニトロジーをあまりよく思っていなかったアイザックと気持ちが同調したのもあり、それが出会いとなって交際を始めた)。

まあそんな感じでアイザッククラークの人生はゲーム開始時点ですでに「ユニトロジー教会」にメタメタボロボロにされているんですね。なので物語開始時からガチ「ユニトロジー教会」アンチです。まあそりゃ当然っちゃ当然ですけど・・・。生い立ちはここまでで、苦労してきた人生を歩んでいます。

そんな中、恋人のニコルが惑星採掘船「石村」に医者として(医官として)搭乗することとなり、遠距離恋愛となるわけですが、そんな折に石村から救難信号が飛ばされ、修理チームが編成されることとなるのです。修理チームということはエンジニアが必要であり、恋人の安否が気になるアイザックは修理チームへの参加を志願、認められ修理チームの一員として「USG ケリオン号」に搭乗し石村を目指すのでした。

無印版とリメイク版の違いについてですが、アイザック君に「声」が実装されているか否かです。無印版は「とにかく没入感をKeep」という目的からアイザック君は「しゃべりません」。しゃべるとしても踏みつけ(ストンプ)のときや殴りつけの時に出るうめき声や、敵からダメージ食らった時のうめき声だけです。(うめき声だけです)。結果として無印版はアイザック君がことごとくしゃべらないので後述する主要キャラクターが一生「ギスり続ける」ことになります。
逆にリメイク版では声優が続編、続々編のアイザック役が続投した為フェイスモデルに声優さんが採用されたため無印版より「若返った」上にくそイケメン化し、あとめちゃくちゃリメイク版ではしゃべるようになりました。
むしろアイザック君が「仲裁役」に回ったりできるようになったことから仲間うちの「ギスギス」は減り、更にキャラも恩恵受けたりしました(後述)

↑簡単に言えばストーリーが柔軟になり、ストーリー面でのイライラ感が減少しました。

ゲームの舞台となる惑星採掘船「USG 石村」。ふざけてるように見えるかもしれませんが、超巨大船であり惑星間の超高速移動(ショックパッドシステム?)を発明した「イシムラヒデキ」の名前にちなんでつけられた?設定だったと思います(それか船の発明者がイシムラヒデキだったかも・・・)。

〇その他「無印」に出てくる主要メンバー

憎めないハゲリーダー「ハモンド」。ゲイ疑惑がリメイク版で追加された。茶目っ気ある顔してますね。

〇ザック・ハモンド(通称ハゲ):CECから派遣された修理チームのリーダー。いわゆる面白黒人枠・・・ではなくて「真面目系」黒人枠です。どちらかといえば融通の利かない堅物系真面目系主人公って感じのキャラ。軍人です。みんなのまとめ役的なポジションできっちりリーダーを無印版でもリメイク版でもこなし勤め上げます。いいキャラですね。ファンというかプレイヤーからは「禿」なことからも「ハゲモンド」と親しみを込めて呼ばれています。無印は特にパッとした特徴はないのですが、リメイク版では「ゲイ?」設定があります。部下の「チェン」に対して異常な執着を見せます。

???「お前俺に、嘘をついたな!」
ケンドラ、今作で最も見た目もいい意味でリメイクされキャラもいいキャラになりました。恩恵受けすぎ、というか無印のヘイト全部このキャラに向けられてたからなあ・・・

〇ケンドラ・ダニエルズおそらく最もリメイク版で恩恵を受けたキャラです。無印版では常にハゲと喧嘩しているヒステリックBBAとして描かれていましたが、リメイク版では若返りお姉さんになった(胸はナーフされた)+感情的になりがちながらも理性あるコンピューターアナリストとして描かれるようになりました(おかげでヘイトの矛先にはなりにくくなった&同情ポイントが増えた)
USGケリオン号には「コンピューターアナリスト」としてアイザックと同じ技術職として乗り込みます。搭乗については最後ぎりぎりになって緊急で登場することが決まったため、ハモンドは何かあるのではないかとケンドラを疑っている様子。ちなみにCECの人間ではないです(政府からの派遣されたスパイ)(黒幕)

モブからの昇格、チェン・エイデン 第一死人(ネタにされがち かわいそう)

〇チェン:開幕「ファーストブラッド」されるUSGケリオン号搭乗者の第一被害者(第一死亡者)になります。兵士と操縦を任されるキャラでもあり、無印ではタダ死ぬだけのモブでしたがリメイク版ではゲイらしくハモンドと恋仲?かもしれない描写があります。あとは異様に出番が増え、ちくちく幻影としてアイザック君を追い込みます。あとはまあ・・・物理的な出番も増えました。

ハイリージョンストン(バンガロールさん!?)
逆に言えば、よくいる顔ってことなんでしょうか?

〇ジョンストン:女性兵士。同様にUSGケリオンに搭乗していたハモンドの部下2号です。見た目は完全にAPEXの「バンガロール」です(リメイク版)。無印とリメイクで死に方が全く変わらないただただ出番もチェンほどないかわいそうなキャラ。石村強制不時着時に足を骨折しており、USGケリオン号に残りますが、ケリオン号の修理のために戻ったアイザック君に釣られたネクロモーフ君に船ごと爆破され巻き込まれ即死します。ある意味では一番苦痛なく死ねた・・・かも?リメイク版では一層バンガロールみが増してマジでバンがにしか見えなかった、くらいしか印象がないキャラ

ここまでがUSG ケリオン号の搭乗者になります(アイザック含め)。

バカおじ雑魚おじゴミおじ チャールズマーサー

〇チャールズ・マーサー博士:暴れまわりたい中二病おじさん。医者であり結構な位のユニトロジー教信者。結局このおっさんのおかげで物語がぐちゃぐちゃになるのは無印+リメイク版も同様でした。ちなみに死に方は無印とリメイクで違うのですが、リメイク版でもっと残酷に殺してほしかった。報い受けきれたか?と言われると微妙なおじです。

リメイク版で10~下手したら20歳くらい若返った+くそイケメンバフ貰ったカイン博士。
体型もスマートになりました。無印だとお爺ちゃん+腹だるっだるのビール腹爺さんだったのに・・・。幻覚の奥さんに一生独り言かけてます。病人。

〇テレンスカイン博士:こっちはまだ常識が通じる方の博士。医者です。ユニトロジー教信者でもありましたが、石村で起こった「ネクロ騒動」がユニトロジー教会の望むことであるならそれは「教会」が間違っていると途中で信仰するのをやめられた人物。ただ後述するマーカーに操られ、亡き妻が幻覚で見えているよう。かわいそうなおじさんのほうがカイン博士、終始楽しそうなおじさんがマーサー博士という認識で間違いないです

実は石村の「チーフ・エンジニア」。えらい立場のエリートです。テンプルおじさん。
若いですね、無印だと確かオーディオ記録でしか出てこなかったような?おそらくアイザックさんと同年代ですが、とても40代には見えない若々しさとタフネスさです。

〇テンプルおじ(おじというには若そう)本名ジェイコブ・テンプル。数少ない生き残りであり石村のチーフエンジニア。アイザックさんと同等のポジションに居る強い生き残り組です(このゲーム、エンジニアの生存率が高すぎる)。恋人が石村におり(↓)、船内で散り散りになった恋人と再会を求めて動き回りつつ、騒動を収めようと動こうとしている作中屈指の聖人の一人です。

エリザベス博士。テンプルさんの恋人です。名前にしちゃ、アジア人っぽい顔つきですよね。
今作では準レギュラーどころかレギュラーに昇格。いいですね。いい改変だったと思います。
個人的には男友達に似ててなんかモヤモヤする人です。

〇エリザベス・クロス博士:テンプルおじさんの恋人。水耕栽培所によくいる。同僚が特別異形になってしまい苦しんでいるかわいそうなお姉さん。テンプルおじさんもそうですが、クロス博士もリメイクで準レギュラー以上の立ち回りに出番が増えました(無印版ではせいぜいちょっとしか登場なし)

〇用語

〇USG 石村:今作舞台。巨大宇宙船であり惑星間移動ができる「ショックパッドシステム」が初めて(たしか)実装された惑星間を移動し惑星の採掘を行うことを目的とした船何千人という規模で搭乗者がおり、その船のみで自給自足が賄えるほど設備は充実していた(酸素生成から食料生産まですべてその船単独で行えた)

〇イージス7:今作の石村が採掘目標としていた「惑星」。一応すでにイージス7にはコロニーが作られており人もある程度居住できていた様子。しかし実は政府が過去にここで「マーカーの起動実験」を行っており、その際に「ネクロモーフ騒動」が起こっています。その過去の「ネクロ騒動」は何とか広がりきる前に未然に防ぎきれた(根絶やしにできた)ので、機密事項として闇に葬られていた「惑星」だったのですが、CECが「違法採掘」としてイージス7に勝手に乗り込み、そこで違法採掘したところ「レッドマーカー」を見つけてしまう・・・といったものです(そこから今作のネクロ騒動が起こる)。

〇惑星採掘とんでもないエネルギー不足に見舞われた地球。地球政府はエネルギー不足の解消のために「ほかの惑星」へ資源採掘を目的に船を飛ばすようになりました。それが今作の「USG 石村」。惑星を掘り起こしてそこの資源を大量に積み込んで地球に戻るわけです。

取扱注意。ちなみにエンジニアはもちろん、軍人も共通装備として装備しています。

〇ステイシス・システムいわゆるスローモーシステム。ステイシスパッドを装備後はエイムしながらCキーでステイシス弾を発射でき、当たった敵周囲の時間経過を「遅くする」ことができる。もちろんステイシスエネルギーは有限で、ステイシスを数発発射後はリチャージするか、アイテム使用が必要になる。今作で最も重要なシステム。ちなみに次回作以降は自然回復も導入されるが無印&リメイク版では自然回復はしない。

超便利なシステムですよね、生きてさえなければよっぽど重くない限り引き寄せられる技術。

〇キネシス・システム:いわゆるモノをつかんで引き寄せる&発射するシステム。無印版ではオブジェクトを動かすいわゆるギミック処理程度の意味しかなかったが、リメイク含めた2以降では鋭利なものをつかんだりした際敵に投げつけることで弾の節約になったりする使い方ができるようになった。
これさえあれば弾を理論上使わずとも敵を突破できる神システム(無印は無理)

〇ロケーター次への目標を地面を介して教えてくれる便利なシステム。このシステムがあるからこそ、未翻訳でもとりあえず「遊べた」んですね。日本語版はついぞ無印~3まで出ず、日本語字幕がリメイクで初めて公式対応したのもあり、それまでは英語がガチで分からなかったら「なんとなく」でプレイするしかなかったわけです。それを可能にしたこのシステムは医大だと思います(直感的に次の目標が分かるので)

燃費OK、連射OK、弾倉容量OK、ダメージ良好!最高の一本!ただラッシュさばくのはちょい苦手かも。

〇プラズマカッター:今作の象徴的装備、というよりシリーズを通して皆勤賞の対ネクロモーフ専用「便利武器」。このゲームと言えばこれ!という武器で非常に取り回しが良く燃費が良くこれ一本でゲームクリアもできてしまうほど初期装備なのに強い武器。(いろんなゲームにパロられてたりする)。
(→グランブルーファンタジーの「アイザック」イベント武器はまんまこれ)

レッドマーカー

〇マーカー通称マグロ(赤いのと黒いのがある)。このマーカーは「エネルギー保存の法則」を無視してかつ膨大なエネルギーを発しており、このマーカーの研究のおかげで上述した「ステイシス」や「キネシス」システムが作られた。エネルギー不足となった地球においてエネルギー問題の多くを解決した神とも呼べるアイテムであった。ユニトロジー教のシンボルでもある
ただし・・・もちろんメリットだけではなく、毒もまき散らす存在であり、その正体は・・・、周囲の人間に電波のようなものを常に発することで操ることが目的であり、知能が低いものはその電波を受けることで「凶暴性」が増し、同族を傷つけるようにシグナルを受ける
逆に知能が高いものは「マーカーシグナル」を脳に植え付けられ、マーカーの複製を試みるように促されたり、幻覚を見たりする。また知能が高い場合脳みその中に「マーカーの設計図」を埋め込まれ、そうなってしまったものは無事に脱出できても、次の生還先で無意識に「マーカー」を作ろうとしてしまうなど副作用がデカい
知能が低いものには凶暴性を増させることで「死傷者」を作り、ネクロモーフを生み出すように仕向け、知能が高いものには自身を複製させるように動く、一種のシグナルオブジェクトのようなもの。今作というかシリーズの諸悪の根源。誰が作ったかは不明であるものの、オリジナルのマーカーは黒い色をしており、「ブラックマーカー」と呼ばれていた。それを複製したものはみな赤色をした「レッドマーカー」と呼ばれるもので、今作のCECが見つけたマーカーも過去に地球政府が実験で行った「マーカー実験」の名残。

要約すれば膨大なエネルギーを生み出すけど代わりにネクロモーフ騒動を引き起こす厄介な建物ってこと。厄介すぎる

〇収束(後続までの作品のネタバレ大)ユニトロジー教がいうところの「Make us whole」そのもの。
名前の通り、死体となったネクロモーフが集合体を作り、その後惑星の衛星「月」になることを指します。マーカーはこれが最終目標であり、また月は過去に宇宙人たちをも「月」にしており、その各「月」たちは互いにシグナルを送りあい通信できるようす。すでに地球以外には大量に「月」があるようで、その「月」の繁栄こそが「マーカー」の目的?のよう。

〇ユニトロジー教会概要は上述した通りのため省略しますが、教祖であり発案者は「マイケル・アルトマン」(通称アルトマン)。ただし実はこのアルトマンさん、「教祖」に「仕立て上げられた」人なのです。地球でかつてオリジナルの「ブラックマーカー」を発見した際、研究をした第一人者であり、その際に「こいつは触っちゃいけないシロモノだ」といち早く気づいた本人。ただし謀殺され、無限に等しいエネルギーを利用したい政府に「ユニトロジー教会」の立役者・教祖として裏で祭り上げられ、勝手に教祖にされてしまい今の膨大な規模の宗教を作り上げられさせられる羽目になります(死んだ後も)。ユニトロジー教会は形上「政府と敵対」していますが其の実態は「政府が作り上げた」教会でもあったのです(後に政府は教会に潰されてなくなりますが)。

〇雑魚モブ(敵)(グロ++++)(代表的なモブのみ紹介)

敵には「スーパー形態」というものがおり、見た目が「黒くなったヤツ」がスーパー形態に該当し、いわゆる従来よりも強くなった「パワーアップ版」が存在します。ストーリー後半になるとみんな真っ黒で出てきます。

スラッシャー 大声で叫ぶやつもいたり、無言で近づいてくるやつもいる

〇スラッシャー:最も一般的な敵モブ。腕が牙のようになっており、一応ゲームなので腕をちょん切らなくても内部HPを削り切れば殺せるが、両腕をちょん切るとHPがいくらあろうと即死させられる。ポクテポクテ言われてるヤツ。ネクロになってまだ間もないと敵に共通して言えるが人間の衣服が残存していたりする。逆に時間がたてばたつほど見た目が肉塊に近づく。こっちを見つけた時距離が離れてると叫びながらダッシュで近づいてくるため注意がいります。足をちょん切ればダッシュは封殺できるが、足にプロテクターつけてるやつがいるので注意が必要。頭を吹き飛ばすと視界を奪えてこっちに突っ込んでくることはなくなるものの両手を振り回しながら動き回るようになるため一概に頭を吹っ飛ばすことは攻略にならないので注意がいります。

〇スラッシャー亜種(プーカーもどき):ゲボ弾をはいて攻撃してくる+スラッシャーの性質を持ち合わせる面倒な敵。2ではこいつとは別種の「Puker」というゲロ飛ばしネクロが出現するが無印&リメイク版ではこっちしか出ない。プーカーのゲロ弾はキネシスでつかんで反撃できるがこいつが吐くゲロは確かつかめなかった(と思う)。こいつは全部元がメス(女性)。


リーパー。序盤の強敵

〇リーパー:序盤の難敵。無重力空間でも沸くし通常空間でも壁伝いに動ける厄介なヤツ。しっぽで攻撃してくるほか動きが縦横無尽で視界外から攻撃を食らうこともしばしばある。高火力であることもあり序盤は特に注意が必要。後述する赤子がもとになったラーカーとコンボ組んで無重力空間ではしつこく攻めてくる厄介な敵です。ちなみに両腕切り落とすと即死します。

ラーカー。赤子がもとになっている。

ラーカー:このゲームは割と時代が進み、倫理観が割と吹っ飛んでるので、こういった「新生児」を意図的に作り出し、「いわゆるクローン的な」移植臓器目的で新生児を作っていた描写があり、本来であれば移植臓器用に培養されていた新生児が「ネクロ化」したことによって出現したネクロ。赤子故ちょこまかと飛び回り壁伝いにも歩けるほか、背中から三本の長い触手を突き出し、そこの先端から3Wayのトゲを飛ばしてきます。リメイク版はアイザックを微妙に置きエイムして撃ってくるのでよけにくくなりました。総じてリーパーと組んで出てくることが多く、単体では強くないが面倒くさい相手です。通称赤さん。(2以降は「爆さん」という赤子まんまのやつが出てくる)

インフェクター

インフェクター:通称エイ。実際エイのような見た目をしており、そのまま攻撃をしてきます。弱点部位ははっきり見えないためそのまま背中にでも攻撃をぶち込むしかなくて・・・。こいつの厄介なところは、周囲の死体に取り付いてその死体を「ネクロモーフ化」させること。ネクロ化を攻撃より優先して動くので、なんかやけに死体だらけなでかめな部屋があったら大体のちのちこいつがわくので、あらかじめ死体は踏みつけや殴りなどで四肢切断しておくと楽になります(=四肢切断された死体はインフェクターがネクロ化させなくなるため)。総じてラッシュの時についでに出てこられると死体がガンガンネクロ化して永久に襲ってくるため厄介です。ただ慣れてきてかつこちらが高火力+キネシス弾節約等ができるとアイテム増産のために役立ってくれる存在でもありますね(大体黒字にはならなかったりしますが)。

Pregnant

〇プレグナント:そのまんま「妊婦」を指します。とても「鈍重」でトロい敵ながら、腹を撃ってしまったが最後、腹部に入っているラーカーorスウォーマー(ヒルみたいな敵)がボロボロ湧き出てくる厄介な敵。腹部さえ攻撃せず両手を切断できれば即死させられ、死んだ判定の後は腹部を攻撃してもモブはわかなくなります。面倒な敵で、意外と足が短いので足切ろうとして腹部に充てちゃうのはよくやっちゃいがち。

エクスプローダー

〇エクスプローダー:「ニャアアアアアアン!」と猫のような声を発していた自爆系ネクロモーフ。左手の肥大化した通称「から揚げ」を地面にたたきつけて自爆してきます。爆破範囲はシリーズごとに異なるが無印版は控えめですね。また特徴的な鳴き声はリメイク版で修正されました(その分爆破範囲もさらに狭まった)。
高難易度の場合は爆発にかすっただけで即死するレベルのダメージを食らうので注意が必要です。左手のから揚げは投げモノになります。KAMIKAZE要員。通称松永弾正ですね(爆死って意味で)。

ガーディアン

〇ガーディアン結構トラウマ量産機だと思う敵。まず一つに「叫び声」があり、人の断末魔のような叫びを一生叫び続けるため結構脳内にいやなイメージが残りがちであとは普通にこいつは腹部から伸びる触手を全部切り落として「殺さない」といけなく、かつ生きてる間に近づくと問答無用で首チョンパしてきて即死させられる点が初見殺しが過ぎる点があります。あとは一定期間ごとに雑魚モブを召喚してくる(動かないミニラーカーみたいな敵 Podという)ため、ほったらかしにしておくこともできず触手が6本と細かいためまとめてぶっ飛ばす方法を持ってないと倒しにくいのが難点です。また無印版では割と「強い敵」認識だったらしく倒すとレア泥確定だったけど、リメイク版で雑魚扱いとなりドロップ品がめちゃくちゃしょぼくなってしまった。そういう意味では面倒くさくかつダルくておいしくない敵。あと怖いです。無印とリメイクではこいつ以外に「壁になぜか埋まっているまだ意識のある人」が定期的に脅かし要員としてそこらへんに沸いているけどそいつらの成れの果てが「ガーディアン」とされている・・・みたいです。

ブルート。強敵だがハメられなくもない

〇ブルート強敵枠というか中ボス枠。一人の人間というよりは何人かが合体して構成されたネクロになります。Deadspaceにおける中ボス~大ボスは大体人間の複合体。こいつも例に漏れないです。あと共通してネクロモーフに「黄色い部分」がある場合そこが「弱点」です。ブルートの場合後ろ側の太ももの部分ですね。死角になるためステイシスかけて後ろに回り込んで・・・といった形で攻撃しましょう!ちなみに足をちょん切ると、腹部の穴から謎の爆弾を鳴き声とともにぶっ飛ばして攻撃してきます。鳴き声はワンパターンでパターンさえつかんでしまえばその爆弾をキネシスでつかみ返して投げ返すことも可能です。それでハメ殺しもできれば、爆弾はほかのネクロにもぶち込めるので弾供給役にも使えます(そんな余裕はないことが多いけど)。倒すとたぶん確定で「ノード」を落とすのでうまい。

Hunter。こいつが無印版では一番嫌いです。見た目も純粋にネクロの強化版みたいで、
純粋に「恐怖」を表すような感じで怖いですね。

ハンター:無印版に出てくるいわゆる「無敵」の敵です。腕や足を切り落とすことはできますが、時間経過でこいつは「自己再生」してきます。つまり手持ちの武器では「殺せない」のです。また、例にもれずこいつはヒト型のため「部屋移動してくる」ので、殺せないかつ部屋を追ってくる=一生ついて回る→純粋に常に「死」が近い→恐怖をあおってくるということで、私はこいつが無印&リメイク版で一番嫌いです。(シリーズ通して「無敵君」が一番嫌い)。
ちなみに毎作品必ず「不死身枠」はいます(設定とかが違うだけ)。
コイツの場合は「マーサー博士」お手製のネクロモーフで、マーサー博士が改良に改良を重ね人間(ハリスというキャラ)をコイツに仕立て上げたという設定があります。人造ネクロですね。ある意味で・・・こいつはそういった意味で・・・嫌いです。そして要所要所でいやなタイミングで沸いてくるのと、雑魚引き連れて沸く為非常に手間取る&純粋に不死身は怖いのもあって自分は特にコイツが嫌い。

ラスボス:まあ雑魚です。普通にハンターのほうがこわい。視点変換だけはやめてほしいけど、それ以外はただの雑魚ですね。

〇救われない主人公:

主人公のアイザックさんは本当に本当に本当に「ただの優秀な、一般的なエンジニア」だったんですよね。これが本当に心の底から「一般的」だったんだと思います。なぜかといえば・・・ネタバレ満載の記事ですし書きますが・・・。
既に修理船が出る前にニコルが死んでたのは「分かっていた」のにもかかわらず、その最期を認めることができなくて、無意識にその死を拒絶して、ニコルが死んでいることをわざわざ「確かめるため」に石村に乗り込んでるんですよね。無意識に「死んでる」のは薄々わかってたはずなのにアイザックさんは現実を受け入れきれなくて、来てしまった。結果ネクロ騒動に巻き込まれてしまった。

そして下手に「生き残ってしまった。」ここから非凡な人生が待っているわけですが、待ち望んだ未来というよりは本当に「地獄」なわけです。これなら死んだ方がよっぽどマシだと思いますが、まあ最後の理性が「俺が死んだら世界が終わる」という理性が最後のぎりぎりでアイザックさんを踏みとどまらせ立ち上がらせてくれたのかなあと思うのです。

そして拠り所がないとダメなタイプなところも、実に「一般人」ポクテいいですね。自己犠牲というよりは、「好きな子」のために「好きな女」のために命を懸けて戦うって感じなところが「良い」と思います。

あと、知性が高い枠とマーカーに認識されちゃった分、例にもれず「脳内にマーカーの設計図をプレゼント♡」されてます。本当に本当に不憫。

総じて・・・かわいそうですけど。リメイク版、売り上げががっつりあったわけではなさそうっぽいのでリメイク2は出ないのかなあ・・・。

うーん、難しいかもですね。ちなみにSteam版はリメイク版とDead space3はもともとおま国されてなかったのですが、今年の早いころになんとDead space2も念願のおま国解除され、全シリーズプレイできるようになってます(セール中の今にぜひ!)。

ぜひ良ければ!そして2、3のレビューというか深堀記事はまた書きます。

ただただ不憫なアイザックさんの記事があと2記事続きます!


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