Serie A 第三節 アタランタ対フィオレンティーナ戦 雑感
今日は14分頃から観戦開始。アタランタホームでの試合開催。ゴールドットコムを見ると既に失点してるw
と思いきや VARによって アタランタのゴールは取り消しになったみたい。おぉ……助かった。そこから試合を観ていると 試合展開がとても速く感じた。ボールがあちらこちらによく動く。
スターティングメンバーを確認すると トレイラが先発起用されている。そして、、ソッティルもいるー!スタートから見れるなんて楽しみやなぁ。
アタランタのスタメンがGKスポルティエッロ DFトロイ パロミーノ ジムシティ WBにザッパコスタとメーレ 中盤がフロイラーとパシャリッチ 前線にミランチュク ペッシーナ サパタという構成。
フィオレンティーナのスタメンはGKテラッチャーノ DFが左からビラーギ イゴール ミレンコヴィッチ ヴェヌーティ MFダンカン アンカーにトレイラ ボナベントゥーラ 前線はソッティル ヴラホヴィッチ カジェホンという構成。テラッチャーノも前節は途中出場だったけれど、今節はスタートから起用されている。
試合の最初の印象は ヴラホヴィッチから始まるプレスが上手く機能しているように感じた。アタランタも当然上手いけれど フィオレンティーナのゴール前まで中々運べない様子。対してフィオレンティーナはアタランタ相手にもポゼッションを試みつつ カウンターでアタランタゴールに迫る展開。
ダンカンがかなり目立っていて ダンカンの守備から何度も良い攻撃がスタートしていた。17分そのダンカンのカットからボナベントゥーラに繋ぎ 最後はダンカンがシュート。パロミーノのプレッシャーでポスト左へ外れていく。
18分ビラーギからペナルティエリアのヴラホヴィッチにボールが届くが 相手DFにチェックされ倒されるが 相手ボールに。
19分にはダンカンの良い飛び出しからチャンス。クロスを上げるが相手選手に当たりコーナキックに。
26分ヴェヌーティが相手選手と交錯した際に肩を痛めた様子で交代。入るのは今季レンタルで加入したオドリオソラ。始めて観るけど どんな選手なんだろう。交代出場して27分 オドリオソラが早速サパタを狩るスライディングを見せてくれる。
そして待望の先制点は33分。このペナルティゴールもダンカンのプレスから始まった。追いきれなくて分からなかったけど ダンカンがボールを奪った相手は誰だったんだろうか?奪ったボールをダンカンがヴラホヴィッチに繋ぎ ヴラホヴィッチが左サイドからクロスを上げる。これを相手GKのスポルティエッロが弾いたところを相手ディフェンダーがハンド。VARでハンドが確認され PKをヴラホヴィッチが落ち着いてゴール左へ沈めた。ヴラホヴィッチ観ていて なんか冷静やなぁと思ったよ。
その後も ソッティルのカウンターシーンなど フィオレンティーナが良い攻撃をしているように感じた。よく運べる選手がいると良いと聞くけれど ソッティルを観ていてこういうことかと思った。防戦一方の時でもこうして前にボールを進めてくれる選手がいるとバックラインも息をつけるし チームとしても助かる氣がする。
37分サパタが左サイドからクロスを上げるがミレンコヴィッチがクリア。攻守の切り替えが早いけれど フィオレンティーナの選手たちも切り替えについていけていると思う。
41分ボナベントゥーラからソッティルに良いスルーパスが出て スポルティエッロと1対1になるが シュートを打つ前にDFに阻まれてしまう。
44分イゴールが裏を取られピンチになるが味方のフォローが間に合い なんとか助かった。46分ボナベントゥーラのアタックにイエローが出される。
48分にはザッパコスタのクロスがゴール前にあがるがこれはクリア。その前のシーンでアタランタ選手へのチャレンジが2つ続けて外されて 危なく感じた(ダンカンとイゴール?)
そして前半終了間際 ダンカンのクロスからヴラホヴィッチに得点機。もう少しのところでスライディングが届かなかったが惜しいチャンスだった。その少し前にもヴラホヴィッチの落としからボナベントゥーラがキープしてチャンスを演出していた。
観ていて面白い前半だった。アタランタ相手にもポゼッションを放棄せず ボールを回していて チャンスまで繋げていたのが良かったと思う。終了間際に自陣でのパス回しがずれて 危ういシーンもあったけれど笑
後半開始。サパタの抜け出しにミレンコヴィッチが良いスライディングを魅せる。ボックスギリギリのところでカットする。
47分ボナベントゥーラが出足の良いカットから持ち上がってドリブル。ペナルティエリアに侵入しフェイントを掛けたところで倒されて ペナルティを獲得。これをヴラホヴィッチが一本目とは逆に沈めて2−0。本当にヴラホヴィッチの落ち着きが凄い。。。
50分アタランタに選手交代。メーレに替わって ゴセンス。ミランチュクに替わって マリノフスキーが投入される。
54分サパタがフリーの状態でシュート。テラッチャーノがナイスセーヴ。アタランタのパスを出した選手が上手かった。。56分イゴールがマリノフスキーを抱え込んでイエローが出される。
63分カジェホンの自陣ボックス内でのチャレンジに対し VARがありアタランタにペナルティキックが与えられる。これをサパタが沈めて1−2となる。
65分フィオレンティーナに選手交代。ソッティルをサポナーラ。トレイラをアムラバトに交替。今季は公式戦で4試合目だと思うけど 既に色々な選手を観ている気がする。
67分アタランタが得意とするハーフスペースを使ったサイド攻略に誰もついていけず。オフサイド?で助かったようだった。
69分フィオレンティーナに久しぶりのチャンス。ヴラホヴィッチに惜しいクロスが届くが合わせられず。サポナーラがボックス左で溜めて、カストロヴィッリが上げたのかな?惜しかったなぁ。
71分アタランタの時間が続く。ジムシティにヘディングされるがテラッチャーノの正面。73分ミレンコヴィッチのサパタに対するファールにイエロー。少し遅れて足にかかるが良い守備を見せていると思う。
75分フィオレンティーナがまたしても2枚交替。カジェホンに替えて ニコ・ゴンザレス。ダンカンに替えて カストロヴィッリ。
76分ゴセンスがアムラバトに対するファールでイエロー。
77分ニコの出足の良いカットからボールを奪うが流れてしまうも そのまま相手ゴールキーパーまでチェイシングを続ける。観ているだけで期待感が漂う選手だと感じるなぁ。
81分にフィオレンティーナにピンチが訪れる。マリノフスキーのフリーキックをトロイ?に合わせられ テラッチャーノがセーヴ!よく守ってくれたよ テラちゃん!
アタランタに選手交替。81分パシャリッチをイリチッチ。サパタに替えて ピッコリ。イリチッチは元フィオレンティーナの選手だから懐かしいね。そしてピッコリは前節だったか、終了間際にゴールを決めていたので怖い感じがする。
85分アタランタに最後の選手交替。ペッシーナに替わって、#7 T.Koopmeiners(なんて読むんだろ?)
同点に追いつかれてから増していたアタランタの圧が増していたが 90分イリチッチに翻弄され決定的なチャンスを演出される。ボックス左を崩されるが(イリチッチの鮮やかなバックヒール)ここはなんとかコーナーに逃れる。
アディショナルタイムは4分。91分ニコが中盤から抜け出しゴールキーパーと1対1になりかけるもタッチが大きくチャンスを逃す。
92分アタランタにフリーでクロスを上げられてしまう。飛び込んでくる選手が多いのでなるべくフリーで上げさせる状況は避けたいところ。
そして最後はテラッチャーノが時間を使って試合終了。フィオレンティーナがアタランタ相手にアウェイで大金星をあげた。昨シーズンの順位とチーム状況を考えると大金星と言って良いと思う。パスクアルやトニ ムトゥがいた頃や 中盤にボルハ・ヴァレロ ダヴィド・ピサーロ アクラー二がいた頃が好きだが 現在のフィオレンティーナもかなり面白いね!
*選手感想
GKテラッチャーノ:アタランタの決定的なチャンスを覚えているだけで2度防いだ。そしてボールの中継点としても活躍していて チームがポゼッションし直す際にテラッチャーノまで戻すシーンが多かったが安心感があった。チームが高い位置を保つためゴールラインから出てボールに触れるシーンも多かった。
DFビラーギ:粘り強い守備で頑張っていた印象。コーナーキックも担当。18分にはヴラホヴィッチに良いボールを送っていた。キャプテンマークが頼もしく思えてきた。
DFミレンコヴィッチ:サパタを始め 対人戦では相手にほとんど負けなかったように思う。イエローカードを貰ったが 全般的に良い守備だった。
DFイゴール:よくボールを触っていたような印象。結構 前目に出て守備をするので外された際にピンチになるシーンがあった。見た目からもパワーファイターのような感じがした笑
DFヴェヌーティ:怪我をして交替してしまったが それまではアタランタの早い攻撃によく対応していた。リロラのことをよく知らないので ヴェヌーティがいてくれて嬉しい民。左肩の脱臼のようなので 安静にして治してまた観たい。
MFトレイラ:中盤でよく動いてくれていた筈なのにあまり覚えていない。意識して観ようと思っていたのにあまりキチンと観れなかった……。唯一しっかりと覚えているのは前半終了間際にしっかりとタイミングをあわせて ボックス内に戻ってきて守備をしていたこと。身体のサイズは大きくないが当たり負けしていなかった。
MFダンカン:今節 特に印象に残った選手のうちの一人。守備が強く 前線への飛び出しも効果的だった。先制のPK獲得もダンカンのプレスから始まってヴラホヴィッチのクロスが相手のハンドを誘発したものだった。自陣でのパス回しでパスがずれたシーンは少し危なかったかも知れない。
MFボナベントゥーラ:特に印象に残ったもう一人の選手がボナベントゥーラだった。懐の深いボールキープに ドリブルで運べて テクニックが効果的に活かせる選手だと感じた。ヴラホヴィッチの2点目に繋がるPKを獲得。
FWソッティル:本文中にも書いたが ドリブルのスピードがあり コース取りも良いため 陣地を回復出来るし カウンターとしても効果的だった。押し込まれていたとしても こういう選手がいると有り難いという意味が分かった。1対1のチャンスもあったが相手のDFに詰まってしまったが これからも楽しみな選手のうちの一人だ。
FWヴラホヴィッチ:本日のMVPだろうか。公式を見ていないので分からないが前線で身体を張って ボールをキープしたり ポストプレーをしてくれていた。ファーストディフェンダーとしてもよく走っていた。PKの場面では2本とも落ち着いて決めてくれた。
FWカジェホン:前線から自陣までよく動いてくれていた。が試合展開や他の選手を追うのに忙しくあまり覚えていない選手の一人。すまん、、カジェホン。アンタが悪いんやないんや。わいが試合見慣れてへんだけなんや。アタランタにPKを与えたシーンは若干遅れて入ってしまったのだろうか。正直どちらにも転ぶように思えた。
*交替選手
DFオドリオソラ:26分に負傷のヴェヌーティに替わって出場。交替してすぐにサパタ相手にスライディングで止める場面があった。フィジカルも強く 自陣から2人躱して抜き去ったシーンもあった。
MFアムラバト:66分トレイラに替わって出場。ちゃんと観るのはこれが初めてでまだ特徴があまりよく分からなかった。次回はしっかりと観たい選手。
MFサポナーラ:同じく66分ソッティルに替わって出場。交替してすぐ69分にボックス左で溜めてカストロヴィッリ?にショートパスを出してチャンスを演出した。アタランタの攻撃に対してディフェンスラインまでしっかりと戻って守備もしていた。
MFカストロヴィッリ:75分ダンカンに替わって出場。すぐに誰か分からずボールを運んでくれてる選手がいる〜と思う時はカストロヴィッリかも知れない(私の中で笑)
MFニコ・ゴンザレス:75分カジェホンに替わって出場。短いプレー時間でも印象的なプレーだった。中盤でのボールカットからゴールキーパーまでチェイシングしたシーンや タッチが大きくなってしまい惜しくも相手GKにボールが渡ってしまったシーンなど ボールをもつと期待感が高まる選手だ。
*感想後記
今回で3試合目だが 試合全体を観ようとすると個人が観れず 個人を観ると全体が追えなくなる笑 しかも自チームに集中すると 相手の選手のことなんて更に分からなくなるという状態に。感想を書き始めて分かったことだけど 何気なく書いているように見える感想ってどれも凄いな。。あともっと削った方が良いのか 文章が長過ぎるような気もするのが 気になる所。
試合の感想については今節は勝ったけれど アタランタの方がシュート本数も多く 後半は特に危険なシーンも作られていた。その中でも変に守備を固めずに勝ちきったのは精神的にも大きいと思う。イタリアーノ監督になって攻撃は勿論 守備の場面でも今までと比べ安定感が増したように思う。以前はシンプルな放り込みとか ワンツーであっさり崩されたりしていた印象があるけれど 3節を終えたところでは攻められている時でも不安で堪らないという時間はあまり無かったように思う。今回はここまで。Forza Viola!!