ヒステリックなソウルメイト
今回は職場での話をしようと思います。いつかの記事にも書いたかと思いますが 僕は今 季節限定のアルバイトをしています。詳しく言うと 柿の仕分け作業ですね笑。
初日のアルバイトの時に働くことが嫌だと感じたのがウソみたいに毎日新しく氣づくことがあって 最近はマリオのスター状態でした。
自分自身が作っていた思い込みがバッカンバッカン壊れていって そのペースが早すぎると感じているくらいです。……ウソです笑。ちょうど良いタイミングだと感じています。
それで今日起こった出来事ですが まず前提として僕が今している仕事は柿の仕分けなのですが 5人1チームでやる作業なんですね。
今日に限ってはいつもの場所が空いていなくて 別の作業チームに入ることになりました。そこにいたのがYさんでした。Yさんは80代の女性で もうベテランもベテランと言う方です。
今日はその方のひとつ先で作業していたので 僕のしている作業内容が彼女に影響する訳です。僕としては 特におかしな事はしていないつもりだったのですが 少し彼女にとって納得のいかないことがあったようです。
それについて彼女からクレームと言うか注文があったんですね。ただお願いと言うわけではなく なんでそうせんのよ!と彼女の言う通りにして 当たり前と言う感じでした。
僕は最初 面白いなーと思って 彼女の言う通りにしていたのですが それでも彼女の注文が止まらないのです笑。
何でだろうな?と思いながら午後の作業に差し掛かる頃には僕もイライラしてきてですね。この記事も最初はコミュニケーションはジャズセッションのよう。みたいな暢氣なタイトルにするつもりだったんですが こっちがしてあげてるのに相手の対応が変わらないんですよね。
あとで考えると当然なのですが してあげてると言う態度の裏には 私が我慢してあげてるのに 何で思う通りに動かないんだ!と言う欲求が隠れていました。
このことにはすぐ氣づいたので 相手は変えられない。変えられるのは自分だけ。じゃあ何を変えるか?と自問しつつ こういう質問を繰り返ししてみました。
もしこの状況からポジティブな要素を得ることが出来るとしたら 何が得られるだろうか?
色々な答えがありました。嫌味を言うし ヒステリックな態度ではあるけど 真面目に働く人だし 挨拶もしてくれました。家業も30年ほど続けたようです。その点については尊敬出来るなと感じました。
それもしっくりこなかったので続けて質問していると これは自分の本音を伝えるチャンスだと言うイメージが湧いてきました。ちょうど昨日 過去の自分と少し和解出来て もう二度と自分に我慢させないようにすると 話したところだったのです。
ただ状況は既に我慢させつつありました。このまま相手と揉めることを嫌がれば あとで必ず自分の心と揉めることが分かったのです。
『そんなのは嫌だ!!』
強い強い言葉が聞こえました。なんのために今まで試行錯誤して 自分の本心に氣づいたのか。また自分の心を分からなくさせてしまうのか。
そう思いました。今日が人生最後の日なら 言いたいことを言って死にたいと思いました。
そのあと 心の中に言いたいことをまとめて 彼女が文句を言ってくるのを待ちました。言ってこないかな?と思っていると しばらくして 「これはこういう風にやってよ!」と彼女が言ってきました。
僕は「あなたのやり方は出来ない。何故なら 私にも楽なやり方があるから。同じアルバイトだから あなたと私は対等な関係で 一方的は要求は受け入れられない」そう伝えました。
続けて お願いなら考えるが Yさんのはお願いではないことも併せて伝えました。
Yさんは少しぶつぶつ言っていましたが 僕は無視して笑。作業を続けました。その時の解放感たらなかったです!
やっと本心を伝えることが出来たと感じました。
そうすると思っていなかった変化もありました。本音を伝えるまでは Yさんはなんて嫌な人だと感じていました。多少 心のことを勉強していたので 彼女はこういう人なんだ 悪い人ではないと分かっていましたが やはりモヤモヤしていました。
それが本音を伝えた後は Yさんのことが好きでも嫌いでも無くなっていました!話をする前はまたこの人と組むのは嫌だと思っていましたが 今はそう思わなくなりました。
また嫌な思いをした時は『それは嫌です』と伝えば良い話だと思えるようになりました。それでも改善されなければ 彼女が離れるか 僕が離れるかすれば良いだけで 解決方法はとてもシンプルです。
書きたいことはまだまだ色々とあるのですが 最後にYさんはまさしく私の教師であり ソウルメイトであると感じました。実際は違うかも知れませんが 僕にとってはそうです。
何故なら 僕が相手に嫌なことは嫌だと伝えると言うレッスンをするためには 僕に対して嫌な態度を取る人が現れる必要があるからです。
きっと彼女がその役をかって出てくれたのだと思います。その意味で Yさんにはとても感謝しています。
この記事は Yさん あなたのおかげで書けました。ありがとうございました。
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