高見沢さん、エディ・ヴァン・ヘイレン ポップアップストアに行く
「ね、ね、桜井
俺って若い頃のエディ・ヴァン・ヘイレンに似てるって言われるの。お前どう思う?」
「またマウントだろ、どうせ同意しないと怒るんだから」
「それでね、ヴァン・ヘイレンの本とかTシャツとか、あとFenderのギターの形のブックエンドとかあってね。どう、どう、似合うだろ、このTシャツ」
「はい、はい、わかりましたよ。似てますよ。似合ってますよ。これでいいんだろ?」
「でね、最近、ギター弾いていると、エディ・ヴァン・ヘイレンが俺の守護天使になって近くで見ていてくれる気がするの」
「お前、うつろな瞳で俺を見るなよ。仕事選べって。ついにおかしくなって、あっちの世界に行っちゃったんじゃないの?」
「そんなんじゃないよ。2月12日の日経新聞夕刊でね、俺のコラムの真裏にエディ・ヴァン・ヘイレンの記事があったの。絶対に縁があるんだって、確信してる!」
「さすが髙見澤先生!って、言っとこ。きりがねえし。」
「ん?あれ、坂崎、いつの間にかいたの?」
「高見沢、ずっとギター弾きながら喋ってるからさあ。俺、ずっとお前の背中に着いてる翼、掴んでたよ」
「なんだあ、近くに居たのは坂崎かあ。まあ、コンフィデンスに俺を入れて、アコギ教えてくれたのは坂崎だからな。」
「2年続けてライブが出来なくても俺たち一緒だから大丈夫だよ。あ、ケータリングも美味しそう。今日はおめかしして楽しいね。」
「休憩終わりです。お三方とも撮影に戻ってください」
3人は撮影セットの角に飾られたエディ・ヴァン・ヘイレンの肖像に目を向けた。高見沢そっくりな笑顔でTHE ALFEE を見守っているかのように見えた。
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先日、池袋へ寄ったので、パルコのエディ・ヴァン・ヘイレン ポップアップストアへ行って、下手ながら感謝の寄せ書きに参加しました。
2月12日の日経新聞夕刊1面に高見沢さんのコラム、2面にエディ・ヴァン・ヘイレンの記事。二つの記事をノートに張り付けました。偶然に思えなくて嬉しいのです。
高見沢さんのコラムは、毎回写経しています。Takamiyの文体のクセが段々解ってきた気がします。