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更なる巨大魚を求めた高校時代
僕が高校時代に追い求めていた魚がまだいます。
それが、“ヒラマサ”です。
初めて掛けたヒラマサはとんでもなくデカくリールのベール部分がひん曲がるほどのサイズでした。
掛けた時に「リールもロッドもアイツを取れるような装備にしよ」と心に決め、お年玉やバイトで貯めたお金をすべてつぎ込みました。
購入したのは、ステラ14000番XG+PE5号+リーダー120ポンド+レイジングブル100XF1を購入しました。
試行錯誤の日々
購入を機に、僕は毎週学校の合間をぬって自転車で釣りに出かけます。
投げ方すらもわからず「こんな大きいルアーを本当に食うのか?」と半信半疑でした。
初めの頃は130F〜160Fまでの軽く小さいルアーをひたすら投げていました。そして、僕の概念を全てひっくり返すようなヒラマサ達が釣れたのです。
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その日は、一人で外洋に面した堤防から釣りをしていました。着いて一投目からルアーの後ろにヒラマサが10匹くらいチェイスしてきて僕の足元で取り合いが始まったのです。さらに、ルアーにかかった90cmのヒラマサにメーター級のヒラマサがアタックしてきたのです。この時僕の中にあった疑問が確信へと変わりました。
そして帰り際のラスト一投。水面にとんでもない水橋と強烈な引きが僕を襲い、なにも出来ずに切られてしまいました。それが悔しくて夜も眠れませんでした。
さらなる挑戦
その日以降、ヒラマサを簡単に出せるようになり、ルアーも190F~240Fと大型のルアーへとシフト。島の反対の山を2~3km登ってヒラマサを釣る日々が続きました。
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釣れるヒラマサのサイズは70~100cmほど。
多い時には合計36㎏のヒラマサを担いで帰った事があります。
この時は門限もあったので死にもの狂いで帰ったのを覚えています。帰ってから肩を見ると真っ赤に充血していました。
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しかし、10kgを超えるヒラマサをなかなか釣ることができず、知り合いの船に乗せてもらい、オフショアキャスティングをするようになりました。
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ついに掴んだ10㎏オーバー
初めは、船の上でも苦戦しました。しかし、投げ方やルアーの動かし方を工夫することで魚を出せるようになりました。
僕の初めての10㎏オーバーは、春のトビウオパターンでララペン200Fを潮と潮がぶち当たる上を激しくジャークしていると水柱もたてず静かなバイト。フッキングした瞬間から、明らかにデカいとわかる強烈な引きで「こんなにも引くのか」と驚き、ランディングした瞬間に涙がでそうになりました。このヒラマサは、僕の人生で一番うれしい魚になりました。
これからもこれくらいの魚を求めて頑張りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
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次回の記事では、僕の1番極めた釣りのチニングについて話そうと思います。