絶対に”また会おう”と 言えること
本日、Yogee New WavesのA.Y.A. tour 追加 東京公演に行ってまいりました。気乗りのするうちに、電車から降りる前にササっと書こう。
ここ最近暗い音のライブが多く、それはそれでいつも楽しく、満足しているのだが、元気で爽やかで真っ直ぐな音は、やはり透き通っていた。
凄く、あっという間の2時間だった。
今回はドラムの粕谷さんの卒業ツアーでもある。「噛み締めて聞いてくれると嬉しい」とおっしゃっていた。
自信がなければそんなことは言えない。まあ10年も一緒にバンドやってて自信なかったらあんなにかっこよくないよなぁ、なんて呑気なことも考えてた。
びっくりしたのはサポートメンバー。元bonobosの松井さんはすっかり定番だが、ベースはLucky TapesのKeityさん、キーボードはsuchmosのTAIHEIさん。もう、2010年代シティポップ総括バンドか?とさえ思った。普通に見間違えかと思った。みんな素晴らしい演奏をしていたなあ…
自分は2010年代のシティポップ、所謂ネオシティポップ(このくくりはあまり好きではない)の音が大好きでsuchmosもnever young beachも、もちろんヨギーも大学でやった。大学で出会った大切な音楽だ。
だが、目の当たりにできたのは今回が初めて。
本当に強くて芯のある素晴らしいアーティストだった。どこまでも届きそうな音、とろけそうな音、体を揺らせる音、想いを馳せさせる音…豊かだった。
A.Y.A.がepだったこともあるが、今回のセットリストはキャリア総まとめ、だった。半分以上が1.2枚目だったし。勢いと泥臭さ、初期衝動をよく感じられた。
だからと言って3.4枚目が微妙、なんてのはあり得ない話で、より洗練されたクールさを孕んだ音だった。もう、凄かったんだから。
一緒に行った彼は、高校の頃から聞いてる人。泣いちゃった〜wと、照れながら言っていたが、俺も泣いたんだからそりゃ泣くだろうよ。22.3歳ともなると青春とのお別れがやってくるが、今回のライブで少し前向きにお別れできた。全部ではない、少しずつ段階的にだけど。それで良い。
そして、そのお別れは、また会うためにある。角館くんは、何度も、「また!!!」と我々に言ってくれた。お別れしてもきっとまた会える。それでいいんだ。
ありがとう、Yogee New Waves。
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