マラソン 腰痛
レースのスケジュールがかなりタイトになっていたランナーの症例です。前屈、中腰、左支持脚のPositiveStandingで左多裂筋に痛みがありました。元々右足関節の足底腱膜炎の既往歴があり、背屈制限が残存していて、この既往歴が左荷重を強くしていた可能性があります。
股関節屈筋群の筋緊張も高かったので、相反抑制により大殿筋の収縮機能が落ちていると考え等尺性収縮の刺激を入れました。中殿筋の神経伝達を高めるためにヒップアブダクションも行いました。腰臀鼠径部を少しだけ徒手で緩めて、患部に鍼を行い痛みがとれました。
正直、最後の動作確認前にはずるずる痛みを引きずるパターンかもと思ったのですがキレイにとれたケースです。エクササイズ、鍼、徒手どれが効いたのかぶっちゃけわかりません。施術時間が短かったので、いちいち手技の終わりごとに評価は挟みませんでしたが、こういう時の再現性を高めるためにもどれが良かったか自分なりに結論を出して蓄積しておきたいです。今のところ3つ組み合わせたから良かったとも考えます。
また自分の手のコンディションや成長劣化も関わるので加味して、自分の中に積み重ねていきたいです。
※写真は春にウチにやってきて春に死んじゃった文鳥です。「桜」と名前をつけました。