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コウタイが飛び出してから回復までの記録

題名通りの事件があり、ボロボロになった魚の写真もあるので苦手な人は回れ右して下さい
少しでも今後のためになればと思い記録します

コウタイが飛び出しました

4月1日17時頃
仕事が終わり携帯を確認すると母から「コウタイがとび出してる」とLINEが入っていました

30cmキューブの水槽(狭いのは重々承知)にDIYした蓋で隙間なんてミリ単位しかなく、2Lと1Lのペットボトル2本で計3kg分の重しをしてました

3kg持ち上げるなんて思ってもおらず、1番起きてほしくない事態にもっのすっごい焦り急いで帰り水槽を見ると全身真っ白になったコウタイがいました

状態を確認し水位を下げた直後
スーパーレッドの面影が全くなくなっている


母が水槽に戻してくれていたもののかなり弱っており、どーやら飛び出してから最低でも3時間は経っていたようです

コウタイは肺魚といい肺呼吸もできるため窒息死はしずらいが、粘膜や鱗は普通の魚と同様なので乾燥が進むとやばい

この時も乾燥した粘膜が白くなっていた

一応自力で肺呼吸はできるようなので水位をグンと下げ、ガーネットサンドを頭の下に盛って頭をあげれば呼吸できるようにしました

前提知識として肺呼吸をする種(スネへやポリプ等)は逆に水中の酸素量だとまかないきれず、いかに水中の酸素量が多くても肺呼吸ができないとタヒぬという実験結果があります
なのでエアレーションよりも肺呼吸できる環境を作る方が優先と考えています

あとは水温を高めの28℃強に設定して様子をみていると5分~10分に1回は肺呼吸をしていました


徐々に回復(閲覧注意)

深夜近くになると粘膜がふやけて徐々に剥がれてきてより白くなった(集合体苦手な人も閲覧注意かも)

23時頃の様子

そして翌日の朝

7時頃

かなり粘膜が剥がれ少しずつ元に戻っていった

驚いたことに、剥がれた粘膜が散らばっていたので換水していたところプロホースにむかって攻撃してきましたww
それだけの余力がある事に安堵はしたが大人しくしててほしい

この時点でかなり不安だったのが新しい粘膜が生成されてるのか否か判断がつかなかった事
粘膜がないと雑菌や常在菌にやられる可能性が高いのでそれが1番怖かった

回復しました

飛び出した翌日の17時頃

幸い順調に粘膜が取れてだいぶ元に戻ってきた
目も白くにごっていたのが綺麗になってきた
3時間は床に転がっていたにもかかわらず約24時間でここまでの回復力は流石コウタイですね

ちなみに鼻先の怪我は飛んだ時に蓋に擦り付けてできた傷です

人工飼料を与えたら問題なく食べたので目も見えている様子

各ヒレはボロボロになってしまいましたが無事回復して良かったです

ボロボロになってしまった尾ひれ
背ヒレも胸ヒレも同様

以上がコウタイ飛び出し記録でした

結果何が良かったのか

スネークヘッドの飛び出し事故は多々ありますが、そのまま星になってしまう事例も多く本当にヒヤヒヤしました

しかも最低でも3時間は転がっていたとなると正直ダメだろうなと思ってました

結果として何が幸をそうしたのか分かりませんが大半はコウタイ自身の回復力でしょう
最初に水位を下げ肺呼吸できるようにした事や温度を上げ粘膜が剥がれやすくなった事や塩や粘膜保護剤を入れなかったのも良かったのかな...?

塩浴や粘膜保護剤は魚の調子を戻す もしくはより良くする為に使いますが、水質の変化や慣れない物質の添加により負荷もかかります(特にスネへやポリプは塩浴や薬浴に弱いと聞きます)
なのである程度魚に体力があることが前提で、既にかなり弱っている状態だとトドメを刺しかねません

今回は粘膜保護剤がそもそも家になかった&翌日にはかなり回復していたので買いもしなかったのですがそれが良かったのかどうか断言はできませんが、回復して本当に良かったです

それではまた

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