ラーメン屋
スープを手作りしているラーメン屋のスープを、「味がブレているから嫌い。」という人がいる。
でもスープを作っている職人の視点は違うところにある。
もちろん毎日同じスープが作れればそれに越したことはない。
お客様は一昨日食べたラーメンの味を今日も求めるからだ。
でも職人の心意気はお客様よりも自身に向いている。
つまりいかに自分がスープをコントロールして味がブレないように作れるか、職人は自分との戦いの為にスープを作っているのです。
スープという生き物をどれだけ自身がコントロールして、その振れ幅を小さくできるか、その戦いをするのが職人というものなのです。
ですからお客様もそういった視点で職人さんを見てみれば、多少の味のブレも許せるようになるでしょう。
そりゃあなたが好みの味になっていることが一番です。
でもあなたが好きなその味を作ってくれている職人さんの勝負を見届けるのも、一興ではないでしょうか。
あなたには作れない味、それを職人さんは極力味がブレないように作ってくれている。
あなたはその味に行き着くのにどれほどの時間がかかるでしょうか。
もしかしたら作れないかもしれません。
それを考えると、多少の味のブレも優しく許せるようになるのであります。
「スープの出来が悪いから休業」なんて張り紙を見ることもあります。
許しましょう。
「なーに言ってやがんだ!それでもプロか!」なんて、そんなシビアなこと、言わないであげてください。
職人のこだわりがそうさせているのです。
たった一日ぐらい、我慢して待ちましょう。
私の家の近くのラーメン屋も店を閉めています。
きっと納得のいく味を出すのに苦心していることでしょう。
また近々行くよ。
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よくみたら閉店してんじゃねーか。
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ごめんなさいね〜サポートなんかしていただいちゃって〜。恐縮だわぁ〜。