子供
タカシは歩道を自転車で走っていました。
危ないのでゆっくりとです。
すると脇道から親子がヒュッと出てきて、タカシの自転車とぶつかりそうになりました。
タカシは咄嗟にブレーキを掛けたので、衝突は免れました。
相手は父親、母親、娘らしき3人です。
父親が言いました。
「おい!危ないだろう!ここは歩道だぞ!」
タカシは謝ります。
しかし父親は立て続けに言いました。
「子供に何かあったらどうするんだ!気を付けろ!」
タカシはカチンときました。
「おい、こっちは危ないなんて百も承知だからこそ、ゆっくり走っていたんだ。そもそもあんたら、脇道からヒュッと安全確認もせずに出てきただろう。あんたらこそ気をつけるべきだぞ。」
しかし父親は負けじと言い返してきます。
「何だと!歩道を自転車で走るんじゃないと言っているんだ!子供に何かあったら責任を取れるのか!」
タカシは言います。
「あのさ、お父さん、子供をダシに使うのはやめなよ。子供は関係ない。子供からしたらいい迷惑だよ、ダシに使われてさ。それともっと言ってやろうか。あんた、子供子供ってさ、その子供はあんたらの勝手で作ったわけだろう?あんたらが好き勝手に快楽を貪って、セックスして生中出しした結果がそれなわけだろう?それの責任を俺が取るとはどういう了見だ?何でお前らの中出し結果の責任を俺が取らなきゃいけないんだ?ん?勘違いするなよ。その子自体は可愛い。何の罪もない、関係ない。とにかく子供をダシに使うんじゃない!お前らはどこまで身勝手なんだ!」
周りの人たちは眉をひそめています。
「子供の責任なんか取らないんだって。サイテーね。あの男。」
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