親の七光り

若い頃は親の七光りというものが嫌で嫌でたまらない。
自分の実力じゃないことに若さは納得できないのだ。
だからそれとは正反対の道に突き進んだりして、いわゆる若気の至りで大失敗をしたりする。
そこでようやく気付くも、しかしすでに歳はいい頃になっていて、取り返しがつかなくなっている。
そんなことがよくあります。
大人になると「初めから親の七光りを利用しておけばよかった」と思います。
しかし利用できるものは何でも利用するという根性は、なかなか若い頃には持ちにくいものです。
しかしよく考えれば、その肉体も精神も、すでに親から受け継いだものであります。
つまりあなたの存在は、すでに親の七光りとも言えるでしょう。
だとすれば、それを今更他のことに限ってとやかくいうのも何だかおかしな話です。
ですから盛大に与えられたものを使い倒しましょう。
それでもどうしても嫌なら、腹を括って自らの道を突き進むしかありません。
どんなに大人に言われたって、若さは無鉄砲で純粋です。
でもそれが良いのです。
初めから物分かりのいい若者なんて、迫力に欠けるのですから。
それが若者である証左なのです。

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エアーマン
ごめんなさいね〜サポートなんかしていただいちゃって〜。恐縮だわぁ〜。