比率
100という数字を多いと考える人もいれば、少ないと感じる人もいます。
それは単に100という数字のイメージを想起する場合もありますし、何かと比較して、多い、少ないを判断している場合もあります。
さて、100という数字に対し1という数字があるとして、皆さんはその1をどうお感じになるでしょうか。
ほとんどの人は少ないと感じると思います。
それは単純に1という数字が最小だからかもしれませんし、100と比較してそう感じるのかもしれません。
では100に対して10はどうでしょうか。
中には多いと感じる方もいるかもしれません。
それでは100に対して50はいかがでしょうか。
これは多いと感じる方が多いかもしれません。
それぞれその感じ方は、単にイメージか、もしくは%の比率をもって判断しているのかもしれません。
さて、この数字をもっと大きくしたらどう感じるでしょうか。
10000に対して100、パーセンテージで言えば1%です。
でも中には単に100という数字のイメージを多いと捉える人もいるのです。
つまり数字を分解して比率を見ることなく、単にその数字のイメージだけで判断してしまう人がいるということです。
確率という言葉があります。
宝くじが当たる確率が10%あったとしたら、それは高いでしょうか、低いでしょうか。
皆さんは「意外とイケるんじゃないか?」と期待するかもしれません。
良いことは例えパーセンテージが低くても過大に期待するものです。
では死ぬ確率が10%ではどうでしょうか。
おそらくこれは大抵の人がかなり高い確率と感じるか、もしくは50%ぐらいに感じる方もいると思います。
それだけ死のパーセンテージは大きく感じるのです。
先程の宝くじと同じ10%なのに、死の方がよほど当たりそうな気がします。
ここまでくるともはや%の意味がありません。
せっかく比較をして数字が出ているのに、人はそんなことはお構いなしに、単にイメージで判断するのです。
せっかくの答えが出ているのに、それを信用することなく、不安に駆られてしまうのです。
しかしそれが人間です。
数字云々よりも、頭と目先のイメージに惑わされる...それが人間なのです。
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買い物をする時、人は提示されている価格を見て高いか安いか判断します。
それは単に数字のイメージであったり、もしくは類似商品や他店の同製品と比較しての判断かもしれません。
では同商品がない場合はどうでしょう。
類似商品と比較するしかありません。
でも類似商品は類似商品であって、同製品ではありません。
ということは、それらを比較することは目安にはなりますが、正確とは言えません。
しかし大切なことは、それら「比較をする」ということなのです。