見出し画像

わたしとヨガ①会社勤めしてた時

正しいこと全てが正義だと思っていた頃。
今も昔も「意外だね」と言われまくるけど、
新卒入社から4年11ヶ月、
大手金融機関の本社勤め、システム管理部にいた。

"品行方正"
出社時間の45分前にビルについて、
階段で10階まで上がり、
トイレに行く。
執務室に入って、同じチーム全員の
作業ボックスを並べて、
ネットの繋がらないセキュリティガチガチのパソコンを立ち上げる。
ラジオ体操を真面目にやって、いつも通りの仕事。
毎日お弁当を持って、昼休みが終わる10分前には席に戻り、また仕事。
電話や受付の電話は1コール鳴り終わる前に出て、
対応する。
90人くらい新卒いるのに、なぜかわたしの部署は下が来なかった(笑)
労働組合の係とかもやってた。
いろんなシステムの運用保守をさせてもらった。
「この先もこの会社で、活躍していってね」
勝手にそんなことを言われてる気がして、頑張っていた。みんな優しくて、いい人だった。
だから余計素直に頑張ってた。

「いや、FAXて」
「いや、CMTて」
と思いながら古い媒体と向き合う。
「RPAのマニュアル作り」
ロボットとも真剣に向き合ってた。

だっていい会社だったし、
ここで頑張ったら評価はちゃんとしてもらえる。
だから余計素直に頑張ってた。

そしたら、
急に眠れなくなった。
いや、眠れても朝早く起きるようになっていった。
5時、4時、3時どんどん早くて、
「顔色悪〜」つって自己嫌悪。
お化粧でかくして、食欲なくなって痩せて喜んで、
だんだん変な感じになってった。

「あれ、やりたいことあるんじゃない?」
て思った時に上司に言ってすぐ辞めた。
だから4年11ヶ月。
あとちょっといたら、退職金多かったのに。笑

まずは「自分を健康に導く職業に就きたい」
と思った。近くにあったのはヨガ。
もう5年くらい習ってたのかなぁ。
その時はボディワークとしてしか
扱ってなかったけど。

ヨガってゆっくり動くから
からだがこうなって、こうなるから、こう
あぁ、ペースが合う。
ヨガが好きな理由がわかった。

お腹と太ももの間にある腸腰筋。
弱いから前屈が苦手なんだ。へぇ。
そんな身体への気づきが、
心の気づきに繋がっていく。

ヨガの帰り道
「わたしってヨガの最後のシャバアーサナが好きなんじゃない?」死体のポーズ。
全て手放す解放の仰向け。
心も頭も溶けるかんじ。
そのためにボディーワーク頑張ってるんじゃない?
え、待って、基本、
頭半分溶けてるくらいで毎日過ごしたくない?


…わたし、
「品行方正な暮らし向いてなくない?」

難しすぎるだろこの間違い探し。
人も良くて、場所も都会で、実家から45分、
ボーナスも年2回でて、昇格も保証されてて、
なんならS評価もされてて、
サークルとバイトしかしてない文系大卒でもシステムいけるやん?とか思っちゃうじゃん。
いや、多分運がいい。相当に。

結局、勝手に頑張ってたのはわたしだけど、
合わないんだ。そうだ。
あん時はちょっと、他人のせいにしたりもしてたなぁ。

"ヨガがわたしにめっちゃ大きな気づきをくれた"
ん〜、
"わたしがヨガで気づいた"
か。

気づき出したらどんどん寝れる。
朝まで寝れる。目覚ましまで寝れる。
今までイライラしてたことも、
そうでもなくなる。

あぁ、ヨガって気づくためにあるんだ。
そうなんだ〜ってなって
会社辞めてバリに行って、バリでヨガの資格とった。
そんなことをふと、思い出して書いてみた。

眠りと自律神経をととのえるコミュニティ
「ゆるろむ」主宰
植田マミ

いいなと思ったら応援しよう!