ごとごと。part2
前回に引き続き2回目。
ひとり電車でごとごと。 大阪までアンコール上映の映画を鑑賞しに行くの。
やっぱり内緒でお出かけ。普通にバレない自信しかない。
2回目にして日常感なんて、いいのかな。。。
ま、いいっしょ!ってお気楽な私のそばには小さな少女がスタンばってる。
いい加減にしたら?
後ろ暗い気持ちの奥にはあの子がいる。
気づいたのはnoteを書くようになったからだね。
ハロー、10才の私。
元気だった? 今の私はあなたから見たらどんなでしょうね。
今の私は貴女に会えたらとりあえず笑い転げて、そしてギュッてしてあげたい。
穴だらけの靴下、櫛を通さない寝ぐせだらけの髪の毛。給食を全校生徒の中でもトップクラス級に早く平らげて、飛ぶように校庭に駆け出していた貴女。 そのくせクラスメイトに恋をしていたね。
恋するからの苦しい想いを知って戸惑いもしたし、友達と恋バナもした。 秘密だよって打ち明けたのに、不用意に相手の男の子にバレてしまって、掃除のとき机を下げてたら突然、「お前なんかキライや!」って言われた衝撃、胸の痛み。 まだこんなとこに残ってたんだねー。
時の流れは一本だし、あの頃の私にはなかなかな事件だったからもちろん覚えてはいたけど。あの時の私がこんなとこにいたなんて正直驚いたんだ。
思い出の事件はいつもありきたりのチンプなものだけど、それは後になってから思うこと。
10才の私は好きな人からのキライという言葉に盛大に傷ついたし、秘密を守らなかった友達を一生分恨んだ。 そして、結局こんなことを引き起こしたのは自分が軽々しく秘密を打ち明けてしまったことに行き着き、もう二度とこんなヘマはしないと心に誓った。
ほら、今の私の中には貴女がいる。
こんな身近に、日々の選択の中のことごとに。
私はすっかり貴女のこと忘れたつもりでいたけど、私は貴女に縛られていたのかもしれない。
もういい加減に自由になろう。
好きなものは好きだと言おう。
大切な人にはなおさらだよ。
ホントは秘密になんかしないで伝えたいんだよ、私は。
最初は傷つけちゃうかもしれない、けどそんなとこに負けるな。
言葉を尽くして、時間をかけて分かり合いたいんだ。
こんなことしてもムダとか、分かりっこないとか自分の中で結果を出すの、止めよう。
大人の思慮分別、お家の中に持ち込むと楽なんだけど、それ以上にきっと寂しさが募ってくよね。
今の今まで、寂しかったんだよ、私。
もう子供じゃない。きっと正しく選べる。
そしてパートナーを信じてみよう。
頭でっかちで古風な、私が選んだ愛しい人。
どうぞ私を受け入れてね。
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