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悲劇~給料上がり手取り減る。社会保険料の罠~
こんにちわ。TAKAです。
これは、以前勤めていた会社員時代の話です。
私は、不動産営業をしていたので、歩合給社員でした。
要は、売上成績に応じて、歩合を稼ぐ仕事です。
ですので、基本給設定は低めで、歩合給で月々の給与が決まります。
良い時もあれば、悪い時も。まさに、山あり谷ありの給与体系です。
とはいえ、私も歩合生活が長く、それがスリリングでおもしろく、
今月頑張ろう!みたいなエネルギー源になっていました。
ほとんどの不動産営業はそんな感覚が好きで続けていると思います。
以前に書いた公務員からの転職を決めた理由もまさにこの実力でのし上がる!を求めていたので、私には最高の条件でした。
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そんな中、私があるプロジェクトの中心で動いて欲しいとの会社からの要望のため、固定給に移ることになります。(この件は、また機会があれば書きます。)
そして、固定給という形で、公務員以来の感覚で、働いていました。
1年経過し、結果も出て、チーム全員の力で、過去最高の売上を記録しました。
しかし・・・
さすが固定給。給与は上がりません・・。
あーだこーだ上司に掛け合い、これは皆のモチベーションも下げるので、
給与を上げて欲しいとストレートに意見をぶつけていました。
その結果、吉と出たのか、そうせざるを得なかったのか、私は給与ランクが上がり、固定月給制から、年俸制へと昇格することになります。
『TAKAおめでとう。これは、特例だから、あんまり言わないでね。
これで、年収も上がるよ』
忘れもしません。上司からのあの言葉。。
まぁそんなに劇的な年収UPではないのですが、それでも意見したことに、真摯に向き合ってくれた会社に、感謝しました。
待ちに待った給料日・・・。
【年俸制になっ1ヶ月目】
うんうん!月額上がってる(笑)そりゃそうか・・年俸制だし。
でも良かった良かった。
【2ヶ月目】
うんうん。上がってる上がってる。年収●●万円UPだな。
【3ヶ月後】
社会保険料額、アップ。
年収上がった分より、年額にすると、マイナス。。
は???
そうです。月額報酬額が上がった事により、
社会保険料が上がり、年間で見ると、手取り額は減るという現象が起きました。
なるほど、会社としては支給額は上がっている。上司の言葉は合ってます。
なので、体裁上、賃金UPとなる。
ところが、社会保険料は上がるので、実際の手取りはほぼ変わらず・・。
これって、おかしくないです??
誰のための、何のための賃金UPなんでしょう?
結局、残業すれば、基本給が上がっているので、それに対して残業代はUPしました。という事は、結局、残業代で稼げという事か??
ほんと、おかしなシステムです。
仮に残業0として、年俸だけで1年過ごせば、手取りが減るんですよね。
賃金アップに隠された悲劇です。
年収提示でリアルにそれに近い数字が上がると思ったら大間違いでした。
自分が無知でした。
ビックリするぐらい社会保険料が上がります。
基本給がグーンと上がる方、どうぞお気を付けください・・。
同じぬか喜び隊が現れませんように・・・。
それでは!