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51歳:彼と暮らして「干渉と許容」

4月から彼の家に居候している。居候なので、自分の家は引き払うことなく、週に一度くらい帰っている。

婚活から今日に至るまで色々あったのですが(書かないと!笑)、結論から言うと結婚相談所を休会して、無料のマッチングサイトで出会った人とお付き合いを開始しました。ともにバツイチ。

彼の家は彼、妻、子ども2人が住んでいた家で、出会った時は2段ベッドから鏡台、化粧品専用冷蔵庫まで色々な家具があった。それを片付けたいと言われて、一緒に片付けた経緯があります。(処分に15万近くかかったそうだ)

私たちは一度結婚に失敗しているので、お互いにそれほど期待していない。

おはよう。コーヒーが入ってるよ。チュ!

みたいな幻想も無い。排水溝に長い毛が溜まることも知っているし、枕カバーが黄色く汚れることも知っている。

お互いの価値観を押し付け合わないことが大切だということも知っている。

そんな中でも、ひとつ気になることがある。彼は爆音好きなのだ。

私は聴覚過敏なので、最初から「大きな音や苦手な音を聞き続けると頭痛がする」と説明していた。私にとって不快な音、大きな音は死活問題だ。彼は理解してくれた。私が来ると嫌な顔をせずに音量を絞ってくれる。PCにはイヤホンを刺してくれる。(いまのところ)

でもイヤホンから漏れる音の大きさが尋常じゃ無い。同じ部屋にいれば、音漏れで何を聞いているか余裕でわかる。

音漏れがちょっと・・・、と訴えるのはなかなか気がひける。家が広いので他の部屋に移動することもある。。

ちょっとイヤホン貸して?と音量を聞いてみたら、一瞬たりとも耳に刺すことができなかった。安いイヤホンなので音質もひどい。

20代なら、まあ、気にならないと思うんですよ、これ。でも私達は、もう老人の入り口だ。

この記事で書きたいことは2つ。

①健康に気を使わないって、若いときはかっこいい。でも初老でこれをしていると、醜い老後がリアルに重なる。自然の劣化以上に醜くなっていくのは嫌だ。

「〆はラーメン大盛り」「膝を痛めても走り続けたい」こんなん、ヨッタヨタの老人になるって目に見える。醜い。

爆音嗜好も同じだ。若いときはいいけど、56歳ともなると、彼は既に耳が遠め。すぐに「あんだって?」爺になる。自らそのスピードを早められるのは嫌だ。

②未来の健康に関して、パートナーにどこまで提案すればいいのだろう。いちいち言い出したらきりがないし、息苦しくなってしまう。

以前の結婚はそれでお互いの首を絞めあっていたように思う。好きにさせてくれよ、とお互い感じていた。その価値観が完全に一致したパートナーが理想だろうけど、50年も別々に生きていて、清潔の概念、人付き合い、栄養や食事の理想や思考、口癖、食べ方、好きな映画や本、友達のタイプ、セックス、収集癖などなど、なにもかも合う人はいないし、また「これだけは大事にしたい」というものが相手にとっては全くどうでも良いことだったりもする。長く細く生きたい、人に迷惑をかけても好きなことをしたい、今が良ければ良い、などなど、その辺りの感覚も違う。

彼がそこまで考えているとは思えないけど、爆音で音におぼれたいという感覚はわかる。わかるからこそ、「耳に悪いから小さな音で聞きなよ」って、どうなのだろう。子どもにならともかく、大人に対して。

ここにまとめながらわかってきたのは、身体を大切にしない人はあまり好きになれない、ということだ。できるだけ長く一緒に居たいから。今だけでいいなら恋愛で良くて、恋愛でいいならお見合い相談所なんか利用しない。一緒になんか、暮らさない。会いたい時に会って、楽しい時だけを過ごせば良い。

彼に話してみようと思った。通じるかどうかは別として。

でも私が同じ理由で一切の小麦粉や砂糖を取り上げられるとしたら、嫌だなー。

その例も出しながら、話してみよう。

読んでくれて、ありがとう!皆さんはどうですか?

なんでもコメントしてください。

また、来るね!








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