フィールドの選択肢を可変にする【家計簿を作るよ Vol.5】
はじめに
今回は過去に入力された値を選択肢にするフィールドを配置します。
このフィールドには新しい値を入力することができますが、過去に入力された値のリストから選択することもできます。
前回(第4回)はこのフィールドをつくるために下準備として隠しビューを作成しました。
ノーツの家計簿アプリのつくりかたをはじめから読みたいひとのために初回の記事を案内しておきます。
『To』フィールドを作成
『categoryTo』フィールドの右側に書いた[ へ]のすぐ左側にカーソルを置きます。ここに新しいフィールドを置きますという意味です。
新しいフィールドをつくるには、メニューの[作成]から[フィールド]を選びます。
新しいフィールドの[名前]を『To』、[種類]を『ダイアログリスト』としましょう。
つぎにひとつ右の[制御]タブへ移りましょう。
[選択]欄の上部を『式で選択肢を設定』にしてから、下部に次の式を入力しましょう。
@Unique (@DbLookup ("" : "NoCache"; ""; "(Category)"; categoryTo; 2))
[オプション]欄に次の3つチェックを入れます。
・リストにない値も可
・エントリ補助ボタンの表示
・文書の更新時に選択肢を更新
『From』フィールドを作成
Toフィールドと同様に、Fromフィールドを作成します。
『categoryFrom』フィールドの右側に書いた[ から]のすぐ左側に新しいフィールドを作成します。
新しいフィールドの[名前]を『From』、[種類]を『ダイアログリスト』としましょう。
[制御]タブの設定はToフィールドとほぼ同じです。
[選択]欄の式はToフィールドと少し異なり、『categoryTo』が『categoryFrom』になります。
@Unique (@DbLookup ("" : "NoCache"; ""; "(Category)"; categoryFrom; 2))
おわりに
ノーツのフィールドとは値を入力・表示するところです。今回のフィールドは『categoryTo』で何を選んだかによって『To』の選択肢がかわるようになっています。同様に『catetoryFrom』を入力することによって『From』の選択肢がかわります。
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注意すべきところ
大筋に影響はないのですが、知っておけばトラブルを避けられたり、もっと安定したアプリにすることができるヒントをこれから書きます。
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