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[基礎][式言語]作成日時と更新日時を表示する

はじめに

文書においては、「それがあれば助かるのに…」という機能があります。ビジネスの世界で、そうした重要な機能の一つが文章の[作成日時]です。なぜならユーザーが今見ている文書がいつ作成されたものか一目で分からないと、大きな厄介事となる場合があるためです。例えば「始業時間の変更について」「始業時間変更のお知らせ」といった、似たようなタイトルの社内文書が二つあったとします。もし[作成日時]の表示がなかった場合、どちらが最新の情報をもつ文書なのか分かりません。前者は8:45を始業時間とし、後者は9:00を始業時間としているとすればどうでしょう。どちらの通知に従えばよいのか、混乱が生じてしまいます。仮に前者が2016年度に作成されて、後者が2020年度に作成されているとします。こうした[作成日時]が表示されていれば、後者に従ったほうがよいと一目でわかるので便利ですね。

[作成日時]と似た機能に、[更新日時]があります。[更新日時]のみを表示するタイプのシステムも少なくありません。それはなぜでしょうか。今仮に[作成日時]のみを表示する機能を持つ文書Zがあったとして、複数のユーザーが文書Zを閲覧するケースを考えます。あるときAさんが文書Zを閲覧した後、誰かが文書Zの内容に修正や加筆を加えたとすると、どうなるでしょう。次に閲覧したBさんと、Aさんとでは、見た文書Zのバージョンが異なっています。すると、認識が異なるため二人のコミュニケーションに齟齬が発生してしまいます。ビジネスの場面でこうした齟齬が頻繁に起こることは、考えたくもありません。大きなストレスと時間のロスが生じることでしょう。

このようなわけで、一定のケースでは[作成日時]より[更新日時]のほうが重要だと考えることができます。このため[更新日時]のみを表示するシステムがあることも理解できます。しかしもちろん、二つ表示する余裕があるならそうする方が親切です。

前置きが長くなりましたが、[作成日時]も[更新日時]も、Notes/dominoのアプリ開発においては使う機会が多いです。今回はこれらのフォームの作り方を紹介します。

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