[基礎][LotusScript]環境変数の値を取得するには?
はじめに
「環境変数」とは、大まかに言うとOSやアプリの基本設定です。Windowsで言いますと、コマンドプロンプトに「set」と打ち込み実行すると羅列される「ふにゃふにゃ=ほにゃらら」形式のデータです。ノーツで言うと、ローカルに保存されている notes.ini ファイルの中身のことです。こちらでノーツの基本設定が記述されています。
従って、環境変数が変わると設定が変わります。notes.iniにはさまざまな項目の環境変数が保存されています。もしもnotes.iniの場所がわからない場合。大抵「Notes」フォルダの中にありますが、Notes.iniファイルの場所がわからない時は@ConfigFileを実行してみて下さい。
さて、環境変数は一種類ではありません。notes.iniをメモ帳で開くと、無数の「A=B」形式の文字列が羅列されているのが見えます。この羅列は、「Aの値はBである」と言っています。例えば、「UserInterface=ja」は「UserInterfaceはjaである」という事ですね。しかし、いちいちフォルダを開けてnotes.iniを開いて環境変数を確認するのは面倒くさい。
そこでこの記事では、プログラムで特定の環境変数を取得し、表示する方法を紹介します。
GetEnvironmentStringメソッドで環境変数を表示する
「Directory」という環境変数の値をGetEnvironmentStringメソッドで取得するアクションを作ります。前提として、何らかのNotesアプリの原型を既に作成済であるとします。
Domino Designerを起動し、適当なビューを開きます。ここでは「all3」という名のビューを開きました。
画面右側のアクションペインで右クリック-[アクションの作成]でアクションボタンを作ります。名前は「Dir」にしました。directoryの略です。
画面下のスクリプトエリアに次のようにコードを記入します。
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