[基礎][LotusScript]NotesUIWorkspaceクラスについて知ろう
はじめに
LotusScriptを使った開発で、NotesUIWorkspaceクラスはとても使用頻度の多いクラスです。そこでこの記事では、NotesUIWorkspaceクラスについて解説します。
Point1. NotesUIWorkspaceはフロントエンドクラス だ
LotusScriptのクラスには、フロントエンドクラスとバックエンドクラスがあります。フロントエンドクラスは、ユーザーが現在開いている文書やビューの操作に強く関係します。「ユーザー」が「現在開いている」というのが一つのポイントで、見た目や感覚的に理解しやすいクラスです。例えば「なんちゃらUIview」なら、今見ているViewを操作できるのだろう。「なんちゃらUIDocument」なら、今見ている文書を操作できるのだろう。このように推測します。
名前に「UI」と入っていることが多い(User Interfaceの略)ですが、ButtonクラスやFieldクラスもフロントエンドクラスです。それでは、NotesUIWorkspaceクラスの「見た目」とは、何なのでしょう。下記になります。タブのタイトルが「ワークスペース」ですね。そしてアイコンが並んでいます。
フロントエンドクラスと対をなすバックエンド(サーバー)クラスは、大雑把には「フロントエンド以外のクラス」という位置づけです。
Web業界には、フロントエンドエンジニア/バックエンドエンジニア、という区別があります。大まかには、フロントエンドエンジニアはユーザーが目にする部分を担当し、バックエンドエンジニアはサーバーやデータベースを担当する、という区別のようです。しかし勿論、サーバーやデータベースがユーザーによる操作と無関係だという事はありえないでしょう。
LotusScriptのクラスでも事情は同様で、場合によってはバックエンドクラス(のオブジェクト)に、フロントエンドクラスからアクセスする事もできます。
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