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スシローの強さをIR情報をもとにトレースしてみた

こんにちは!リサです。

いきなりですが、クイズです!

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いかがでしょうか、、、?
スシローってどんなお店でしたっけ??

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飲食業界の平均は、
売上原価率が約30%、売上販管費率が約60%です。


それでは、正解を発表します!


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参考値はひっかけでした☺
そして、激むずでしたね、すみません。笑

「あれ?スシローってちょっと飲食店とは違う形じゃない?利益もちゃんと出てるし、よくわからんな、、、」
という違和感を揉み解すべく、
財務数値をもとに分析します!

そして最後は、
マーケティングトレース「もし自分がCMOだったら?」
も考えていきます!


それでは、宜しくお願いします!


1.はじめに:スシローってどんな会社?

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では、次は財務トレンドをみていきます。
競合である「くら寿司」と比較していきます。

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業界内でトップのスシロー。
とくに2014年ごろから急成長しています。
実は、、、

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ご存じの方も多いと思いますが、
JALの再建を担った水留浩一さんが
2015年からスシローの社長に就任しています。

そこで今回は、
水留社長が就任した2015年からに焦点を当て、
会社の「どんな部分」が「どんな理由」で成長したかを分析します。


2.財務分析

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・売上総利益率

最初は売上総利益率(粗利率)です。

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同社ともに横ばいです。
付加価値が高い商品を提供できているのはくら寿司、
ということになります。

しかし、スシローは
「うまいすしを、腹いっぱい。うまいすしで、心もいっぱい。」
という社是をもとに原価率50%という方針をたてています。
売上高原価率は48%(ほぼ50%)と外食企業の中では最高水準です。

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また、増加率という視点では、4年間で
・くら寿司は0.5ポイント上昇
・スシローは0.7ポイント上昇
僅差ではありますが、スシローのほうが収益性はあがっています。

その理由として、スシローは価格改定を2度行いました。

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通常、同業他社と値段が同じである場合、
商品の価格を下げて数を売る「薄利多売」の戦略をとりがちです。

しかし、スシローは
付加価値を高めることで収益性を高めています。


・営業利益率

次に、儲ける力を比較します。

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スシローは4年間で2.2ポイント上昇しています。
ここから、販管費率の低下がわかります。

詳しく見ていきましょう。

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2019年度では、販売費及び一般管理費は、
前連結会計年度に比べ増加(前連結会計年度比12.2%増)です。
店舗数の増加に伴う人件費及び地代家賃の増加したこと等が原因です。

しかし、売上高人件費率は低下しています。

ここに、スシローの徹底したコスト削減戦略があります。

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・ROA

次に、資産を活用具合をみます。

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効率的に収益をあげられるようになってきた、
といえるのではないでしょうか。


・既存店収益力

最後に、「既存店売上高」という指標をみます。
既存店というのは新店を除いた、
その会社の本来の実力を反映する数字です。

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既存店の売上高昨対比が100%を超える

ファンが多い

その要因は
・魅力的な商品やキャンペーン
・カフェ利用など、利用シーンの拡大
・アイドルタイムにおける稼働率の向上
・スマートフォンアプリを活用した「まいどポイント」等の
顧客満足度・顧客ロイヤリティ向上施策

以上のように
他社とのサービスの一層の差別化を図り、
既存店の収益力が強化されています。

一方で、競合のくら寿司は100%を切ってしまっています。
それと比べると、
スシローの強さがより一層わかりますね、、、!


以上、4つの指標を用いた分析でした。

では、まとめます!!!

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3.もし自分がCMOだったら?

最後にマーケティングトレース!!
「自分だったらどうするか?」の仮説をだすため、
さらにミクロなマーケティング戦略をまとめます。

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今回は営業利益の数値目標に焦点を当てます。
2年間で35憶円の増加目標です。


上記目標を達成するため、4P分析をしました。

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みなさん、はま寿司って
ペッパー君が接客してくれるって知ってました、、、?

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まさに、「競合他社の模倣」ではありますが
どれくらいのインパクトが出るのか計算してみました。

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自動化するとここまで経費が抑えられるのは
正直びっくりしました。



中期経営戦略をみると、
実際に自動化に向けて動いているみたいです。

誰か一緒にスシロー行きましょう!!!☺笑




以上です!!!

今回は、スシローのIR情報を元に
高収益企業のスシローの強さの秘密をトレースしました。


以下、分析の参考にしたコンテンツです。
皆さんもぜひチェックしてみてください!


最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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<参考>

・スシローグローバルホールディングス http://www.sushiroglobalholdings.com/
・くら寿司 http://www.kura-corpo.co.jp/company/
・ソフトバンク「 「はま寿司」の全491店舗へPepper for Bizを導入。受付・案内業務を行い人手不足の解消へ」 https://www.softbank.jp/biz/robot/pepper/case/hamazushi/
・nikkei style 「投資判断、重要なのは「変化率」(藤野英人)」https://style.nikkei.com/article/DGXMZO04656510Z00C16A7000000/
・e-stat https://www.e-stat.go.jp/
・総務省 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc131120.html

(最終参照日:2020/2/10)


ありがとうございます!