天才数学者の悲劇と栄光 〜ビューティフル・マインド〜
こんにちは!!クリスマスも終わり一気に年末ムードが高まってきましたね?皆さんにとって今年のクリスマスはどんなクリスマスでしたか?私はクリスマスイブもクリスマスもバイトしてました(泣)でも、クリスマスプレゼントに給料が入ってきたのでハッピーです!
さて、映画レビュー第二回目!今日紹介するのは「ビューティフル・マインド」です!最近になってこの映画を知ったのですがアカデミー賞も受賞している名作です!amazonプライムビデオでも会員なら無料で見ることができます!
この作品に出会った経緯
先ほど、書いたようにこの作品を知ったのは最近のことです。大学の講義で先生が紹介していたため知りました。どういう流れでこの作品の話になったかは正直覚えていません(笑)この作品はジョン・ナッシュというノーベル経済学賞を受賞した天才数学者の半生を描いたものなので、おそらく数学の偉い人の話になった時にこの作品の話をしていたんじゃないかなあと思います。主演のラッセル・クロウは他にも多くの映画に出演している俳優なのでまた今度見てみたいと思います。
簡単なあらすじ
では、ネタバレしない程度にあらすじを説明しようと思います。先ほど書いたようにこの作品はフィクションではなくジョン・ナッシュの半生を描いた作品となっているので彼のことを知っているかどうかで理解に差が出るかと思います。私は、この作品を観てからジョン・ナッシュのことを知ったので全く前提知識がない状態で観ました。
話はジョン・ナッシュの大学時代から始まります。彼は人とのコミュニケーションが苦手ですが数学に関してはまさに天才で複雑な暗号を解き明かす能力に長けていました。大学の教員となり後の妻となるアリシアとも出逢います。その頃、ソ連との冷戦中だったアメリカ軍は彼にソ連軍の暗号を解くように指示するようになります。その要望に応えるナッシュでしたが、次第に精神的に追い込まれていきます。それが彼の悲劇の始まりでした。
個人的評価
この作品を観て自分なりに評価してみました。結果は以下のようになりました!(ネタバレ含みます)
難易度 ★★★★☆
満足度 ★★☆☆☆
疲労感 ★★★★☆
影響力 ★★☆☆☆
それぞれの項目について説明していきます。
まず、難易度について。これはジョン・ナッシュのことを知っているかで理解のしやすさは変わるかと思います。というのも先ほどのあらすじで書いたアメリカ軍が暗号を解くように指示したという話は全て彼の幻覚によるものだからです。実は、ナッシュは大学生の頃から統合失調症を患い幻覚が見えるなど現実と幻覚の世界が区別できなくなっていきます。この場面が彼の視点から描かれているため観ている側も幻覚を見ているかのような状態になるのです。
満足度ですが、実話をもとにしているためか観ていて入り込めない感じがしたため少し低めになりました。理解が追いつくのが少し苦戦したことも影響しているかと思うので、もう一度観ると少し変わる可能性もあります。
疲労感ですが、ナッシュの幻覚症状により銃を向けられたり襲われるシーンが怖く疲れました。自分がこんな病気にもしなった場合を考えると耐えられないぐらいしんどいと思います。
影響力ですが、あまり影響は受けていません。数学の天才、統合失調症など自分に当てはめづらい話だったことが原因に挙げられます。
気になったシーン
この作品を観て印象的だったシーンをネタバレを含みながら紹介します!
ジョン・ナッシュは幻覚症状のため暴れ出した後、精神病院に入院することになります。そこでも、なかなか症状が改善されず強いショックを与える治療が行われます。その治療を見守る妻のアリシアに対して病院の先生が話した言葉が印象的でした。その内容は、患者を見る我々もしんどいが、存在すると思っていた人が幻覚症状によるもので、その人は実在しないと伝えられた患者はもっとしんどいというものでした。ナッシュにはチャールズという大学時代からの親友がいましたが、実はチャールズはナッシュの幻覚で見えていた人で実在していませんでした。ずっと大切にしていた人が実在しないと言われても何も理解できないだろうし、受け止めようにも受け止められないと思います。統合失調症という病気の怖さを突きつけられました。
終わりに
いかがでしたか?1回目よりもスムーズに書き進められて慣れてきた感じがしています。この映画が公開されたのは2001年ですが、ジョン・ナッシュは2015年に交通事故により亡くなりました。死に方も壮絶ですごく波瀾万丈な人生だったのですね。では、これで失礼します。