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ライフハック100個言う
夜すんなり寝れるよう、日中はほどよく疲れが溜まるように動いた方がいい
早めに眠りたいときには、眠いやつの真似をするといい 大きいあくびをしたり、「ねむい」と眠そうな声で呟いたりすると、だんだん本当に眠くなる
眠れない夜でも、目を閉じてじっとしていればある程度体力は回復すると考えていい
意図せぬ徹夜が発生したときには、おなかに優しいものを食べたほうがいい 徹夜は意外と消化器に負担がかかるため
寝坊してしまったとき、それが大事な用事でないならば理由をごまかしてもいい そんなにしつこく理由を聞かれる可能性が低いため
寝坊してしまったとき、それが大事な用事だったら正直に寝坊したと言った方がいい 後からちゃんと弁明しなければならないことも多いため
休むときには「これは必要な休みなので休んでよい」と考えたほうがいい
自分を責めることはどうせ他人がやってくれるので、自分だけは自分に甘くてもよい 自分に甘いことで頑張れなくなるとかは意外とない
本当に疲れているときには寝れなかったり休めなかったりするので、まずは「体力を回復するための体力」をつくることを目指すといい
何が悲しいかわからないのに涙がつーと出てきたときは、心の代わりに身体がSOSを出していると考えていい
座り仕事が長時間続いたときには、ラジオ体操の序盤のメニューを軽く2,3個やるといい だいぶ楽になる
立ち仕事が長時間続いたときには、翌日に痛くなるのは意外と足の裏とかなので、念入りに揉んでおくとよい
仕事や勉強のメニューについて「やる気が溢れているときのメニュー」「やる気がふつうのときのメニュー」「やる気が皆無のときのメニュー」をあらかじめ仕分けておき、その日の気分に応じてなんかしらやれることがあるようにしておくとよい
アイディアが浮かばないときのために、「何のアイディアも要らないけどためになるタスク」を常に残しておくようにするといい
ケアレスミスが続くときには、「そもそもケアレスミスは起こってしまうものなので対策は難しい、自分は100点満点の100点ではなく、80点満点の80点を目指そう」とか考えると良い 慣れるにつれて満点が伸びていく
暗記しなければならないものは、「どうせ一回で暗記するのは無理なので、何度も忘れて何度も思い出すことが大事だ」と考え、雑な覚え方で高速回転させるとよい 忘れることは覚えることのプロセスなので前進と考えてよい
言葉を丁寧に使ったり、自分なりに信念に基づいた行動をしている限り、そのことに気付いてくれる人がいるかもしれない それくらいのことは信じていい
すぐ怒る人と関わらねばならないときは、その人の怒り方を3段階くらいに分けて、1段目を無視、2段目を軽視してもいい
目の前のことでいっぱいいっぱいになっているときには、ゆっくりと深呼吸をしたり、宇宙や深海など途方もないことを考えたり、カニって海で何食べてんのかなと関係ないことを考えたりするといい
めがね拭きでめがねを拭くとき、レンズを触って指紋がつくとだいぶダルいので、早めに耳にかけるところを持った方がいい
ベストコンディションの髪型でいたい日がある場合、切りすぎるリスクを考えてその一週間前くらいに髪を切っておくといい
絶対にひげを剃っておきたい日がある場合、剃り残しリスクをなくすために前日からひげを剃っておくといい
鼻をかむときに手でこする動きをすると鼻が炎症を起こすので、手は添えるだけでいい それでも鼻水は出る
夏には前髪がおでこにくっついて変な髪型になっていることが多いので、人前に出るときにはちょっと確認したほうがいい
声の通りにくい雑踏などでは、声量を上げるより音程を上げた方が言葉が届きやすい
相手の声が聞こえなくて聞き返すときには、なるべく相手の目を見て、少し申し訳無さそうに聞くのがよい たいてい嫌な感じがしてしまうから
くしゃみを恥ずかしいと思っているのは常にくしゃみする側だけなので、あまり遠慮せずくしゃみしていい
時々意識して背筋を伸ばすようにするといい 姿勢もよくなるし気分の変わり目を作れる
本を読む気力がないときでも図鑑やパンフレットなど、絵が多いものは読めることが多い 読書のリハビリにもなる 子ども向けのものでもよい
本を読む気力がないときでも本屋に行って本のタイトルや宣伝のポップを眺めるのは十分に楽しい
読んだ本の意味がわからなかったとしても、「わからなかった」ということも一つの収穫であるため、十分に読書としての意味があったと思っていい
流行り物がなんで流行ってるかわからないときには、最近の奴は感性が劣化しているだとか、逆にこれについていけない自分は感性が劣化しているとか思わず、自分が知ってるものでいうところ何の系譜にあたるかを考えつつ、少し結論を保留したほうがいい
いつだって曖昧なものがそこにある可能性を残したほうがいい 人生は二択ではない
財布は二つ折りがなんだかんだ便利でいい
でも二つ折りの財布はすぐパンパンになるから、領収書入れやカード入れを別に持ち歩いた方がいい
また二つ折りの財布はほどよい量のカードが入っていないと雪崩みたいに全部落ちることがあるので、余ってるスペースにはあえて使わない漫画喫茶のカードなどを入れて場所を調整するといい
スマホの充電コードは長めのと短めのを2本持っておくといい 断線対策にもなるし、長いとだめ、短いとだめという場面は意外と多い
店舗のWi-Fiが繋がりにくいときは、何度も接続と削除を繰り返すのではなく、一度端末を再起動した方が早く繋がる
共感できるインフルエンサーがいたとしても、信頼しすぎてはいけない 違う他者であるために、インフルエンサーにも固有の考え方がありうる 妙に期待してがっかりしたり、裏切られたと思ったりしてはいけない インフルエンサーも人間である
信頼できるインフルエンサーがいたとしても、共感しすぎてはいけない 自分をなにかに同一化させてしまうことは恐ろしい 自分も人間である
ネットで見た人の肩書きについて、凄いとも凄くないとも思わないほうがいい そもそも本当のことかもわからない
ネットで見た匿名アカウントや迷惑アカウントについても、そこに人間がいることを忘れてはいけない 有名人のアカウントの向こうに人がいるのと同様に、うたかたのように思えるアカウントの向こうにも人がいる そのことを軽んずる理由はない
ネットで頭に血がのぼりそうなときは、画面を閉じてラジオ体操の序盤のメニューを軽く2、3個やるといい だいぶ楽になる
お金がないときこそ、娯楽をすぐにインターネットに求めない方がいい 意外と娯楽は他にもわんさかある
家具屋や雑貨屋や服屋を美術館のように見て回るのは十分に楽しい 別に買わなきゃいけない決まりはないし、買いたいものと出会ってもよい
ただ街を歩いてぼーっと人を眺め、誰かの会話を聞くのも十分に楽しい
ただし、「趣味は人間観察です」とは公言しない方がいい
特に観光地ではない街を見て回るのも十分に楽しい たとえば一見無機質な住宅地に思える街でも、住人の年齢層や服の感じ、スーパーの品揃え、道路のガタガタ具合、カーブミラーの古さなどを調べるだけで十分に楽しい
青春18きっぷを買って3000円くらいの区間をいっぱい降りながら一日回るのも十分に楽しい
美術館でたまにやっている無料の展示も十分に楽しい
美術作品などの意味がわからないときは、意味そのものよりも意味を理解するためのヒントを探せばいい 作品そのものからは何もわからないときには、たいてい作品の名前や置かれている場所、作られた時代などに何らかのヒントがある
それでも美術作品の意味がわからないときは、わからないものを何時間も何十時間も何百時間もかけて作った人がいること、その人がそれを生業としていることに思いを馳せるといい
人に話したいことを見つけたら、忘れないうちに人に話すといい
ゲラな友達は何人いてもいい いっぱい笑わせるといい
ゲラな友達の前では自分も同じくらいゲラになるといい
ゲラだけど笑っちゃいけないことでは笑わない友達は本当に大事にした方がいい そいつには触れられるところに信念がある
「よう」「おはよう」くらいしか言わない間柄の知り合いも、友達候補だと思えばとても大事なので、無意味だと思わず引き続き「よう」「おはよう」とか言えばいい
ちょっと嫌な奴がいたとしても、「今たまたまそういう時期である」という可能性もあるので、少しだけ大目に見てやってもいい どうせ自分もある程度そう思われているため
マジで心無い悪口を言うことで誰かが喜んで笑ってくれたとしても、それは「みんなが思いついてるのに言わないことを言うこいつ凄いな」という怯えや呆れ半分であることが多い それによって人から評価されているとか、面白いと思ってもらえたとか、あんまり思わない方がいい
仮にマジで心無い悪口を言うことで評価してくれる奴がいたとしたら、そいつはあまり信用できない奴だと思った方がいい
仮に口の悪い会話で盛り上がり、何かを不必要に貶めてしまったときには、程よく自分たちのことも下げることで、つどつどバランスを整えた方がいい 極論が同意され続けるコミュニケーションをしていると、いつのまにかあまりにもずれてしまうため
久しぶりの友達に連絡するのにハードルを感じるときには、「とはいえ自分が連絡をもらえたら嬉しいな」とか考えて勇気を出せば良い それでも怪しかったらやめたほうがいい
誰か覚えてない人と話さなきゃいけないときには、「ちょっとだけ砕けた敬語」を用いながら、自分の近況を軽く話して様子を見るといい
おもしろかったお笑いのネタのフレーズがあったとしても、それはネタの全体の流れありきでおもしろいフレーズであるため、そのまま人に言わない方がいい
誰かにお店を勧めるときには、おいしい・おいしくないよりもそのお店にまつわるストーリーを強調するといい どういう点においてその店が特殊なのか、どんな歴史・利点・欠点・特徴があるのか、そういうものが事前に共有されると、数あるお店の中からそこへ行く理由が生まれる
もう一度ご飯を食べたい相手には、注文をしてから料理が届くまでの間、選ばなかったメニューの話をするとよい またその店に行ってもいいし、別の店に行ってもいい 何にせよまたご飯を食べる理由が生まれやすくなる
誰かと一緒にコンビニに行ったときには、レジでなるべく丁寧に振る舞ったほうがいい レジで振る舞いが雑な奴はものすごく引かれる
というか、普段からレジでは丁寧に振る舞ったほうがいい レジの向こうで働く人のことを機械やシステムのようなものだと思わず、顔のある人に対するあるべき振る舞いをした方がいい
数人の飲み会で「自分だけ喋ってないな」と思うときは、その場で一番こっちを見てくれる人が誰か確かめたのち、そいつを見ながら微笑むと話を振ってもらえることが多い
集団にいじられキャラの人がいるとき、そいつをいじるわけではない会話もちょくちょく挟んだほうがいい
ラスイチの唐揚げを食べてもいいか迷うとき、食べたいなら食べてもいい 別に明日には誰も覚えていない
人と話すうえでとても役に立つので、自分の生まれた街や育った街の話は一通りできた方がいい
他人の地元の話にはなるべく興味を持って聞いた方がいい 興味がないときには自分の地元と比較する感じで話を広げればいい そうやっているうちにどうせ興味が出る
興味がないどころか、存在を知らなかったような街にも、たまに足を運んでみるといい さまざまな街がわかると、比較対象が増えて語れることが増える
知らない街のバスには乗らない方がいい たいてい路線図がわかりにくい 果てしなく遠くへ行くこともある
知らない街の路面電車には乗っていい たいてい路線図がわかりやすい たいてい路線もたいして長くない
知らない街ではそれ以上に歩くのがいい 歩くのは街のことがよくわかるスピードである
知らない街を広域に動きたいならばレンタサイクルもよい 自転車は十分に街のことがわかるスピードで、かつある程度はやい
知らない街で一休みしたいとき、「知らない街まで来てドトールに行くのもなぁ」みたいなことは考えず、いったんドトールに入っていい
知らない街のコンビニや自動販売機の品揃えは、思ったよりも違いがあって楽しい いくつか見てみるといい
知らない街でなんだか安心できなくてそわそわするときには、逆にチェーン店に入って少し落ち着くといい
地元の人が勧めるごはん屋さんは、まず間違いなく美味しいので信頼していい
地元の人が勧めるお菓子屋さんは、輪をかけて確実に美味しいので信頼していい
地元の人が「たいしたことないよ」という観光名所は、行ってみるとアタリの可能性があるため、そういう謙遜は話半分で聞いていい
ススキノでどうしてもトイレに行きたいときは、一旦どこかの雑居ビルに入るとどうにかなる
新宿駅で迷ったら、とりあえず地上に出ればいい 最悪20分くらい歩けば駅の外周を一周できる
池袋駅で迷ったら、とりあえず東口か西口かを考えればいい 「北口」は存在するもののあまり考えなくてよい 線路が縦方向に流れているため、まずは東西のどちらであるかが大事
名古屋市内を歩くときには、全体的に建物が大きく道幅が広いので、地図で見るより目的地が遠いと想定したほうがいい
京都市バスの主要停留所はとても混むので、あえて一個前の停留所まで歩いてから乗った方が座れることが多い
大阪駅・梅田駅は駅直結の建物においしい食べ物屋さんが多いので、困ったら駅を起点に歩くのがいい
なんば〜心斎橋の路地の雰囲気が怖いなと思ったら、いったん大通りに出ると普通のビジネス街になるので安心できる
関西地方で「冷麺」を注文すると「冷やし中華」が出てくることがあるために注意したほうがいい 他地域の「冷麺」は「盛岡冷麺」または「韓国冷麺」と表記されていることが多い
岡山駅前のイオンは思ったよりも大きいので、「ちょっと行ってみよう」というつもりでも長くなることを覚悟した方がいい
ひろめ市場でお酒を飲むのはかなり楽しいけれど、思ったよりも地元の人に絡まれるので覚悟した方がいい
天神は地下にもぐればだいたいなんでもあるから、困ったらもぐればいい
宿泊先については多少ケチってもよいが、交通手段についてはお金を節約しすぎないほうがいい
どの街から帰るときにも、帰り道ではその街のことを思い出すといい 特に今回できなかったことを思い出すと、次にまた訪れる理由になるのでいい
窓に流れる風景を眺めるときには、ひとつひとつの建物、ひとつのひとつの部屋の灯りに人々の暮らしがあることを想像した方がいい 誰かが生きていることも、自分が生きていることもわかる
自分が誰かと同じように人間であることについて、だからつまらないとか、だからくだらないとか、思わない方がいい 人にはひとりひとりに固有の価値とアイデンティティがあると考えていい それは驕り高ぶりなどではない
自分のことはちっぽけに思えるが、別に自分が生きて得てきた知識は、意外と他の誰かにとって価値があることも多い 他の誰かも使いやすい形でまとめておくといい
エッセイ『走る道化、浮かぶ日常』
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