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ケトルベルのこと (xi) ボトムアッププレス 20kg 左

何度やってもできなかった左腕でのボトムアッププレス、お昼の前に軽くやってみるかとケトルベルを手に取ったところ、すいっと挙上させることができた。ある日突然できるようになるものである。

ケトルベルを持ち上げる前に身体を調整する。主に意識の問題なのだが、何も考えずいきなり持ち上げるよりも、事前調整の時間を持った方が、形よくケトルベルを扱えるように感じる。

頭頂を押し上げる。軸をそろえる。胴と腕をそろえる。両腕を外旋、肘先を内旋、両脚を外旋、その後、膝下を内旋と、関節の遊びをとるイメージ。

クリーン

胸元でバランスを保つのに集中する。無意識にはできない。クリーンの位置から素直にそのまま挙げるのが正しい動作のような気がする。体軸を傾けてしまうのは力不足であろう。右腕での挙上動作を左で真似てみる。よいやさ。

挙上

背筋を意識。ただし硬く固めるのではなくて、ふわりと全身の筋肉を滞りなく連動させるようなイメージ。何度か練習しているうちに、できるようになるものである。ちょっとした人体の神秘といえる。よくできた体だ。両親に感謝である。

胸元に戻す

左腕でのボトムアッププレス、しばらくの間、何をどうしても上げられなかった。日に何度も試していると、今度は左肩に違和感を覚えるようになった。心なしか腰にまで違和感が生じた。なるほど全身運動だとは思ったが、無理は禁物である。歳を考えねばならない。

地道に左でのミリタリープレスとボトムアップのクリーンで、左腕の地力を高めようと意図して練習を繰り返したのが効いたか。

ところで、他の人のケトルベル動画を観ていると、40キロとか軽く挙げている人がけっこういて、うわあ、と思う。20キロで苦闘しているなんて雑魚である。何をやっているのか自分は、と思わないこともないが、他人と比べて良いことはひとつもないのである。3ヶ月前の自分にはできなかったことが今、こうしてできるようになったのだ。褒めてつかわす。


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