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人喰らう神々のこと IV

ところで、バベルの塔の話が創世記にある。この塔は、巨大な建造物と伝えられるが、私は物質的な巨大建造物ではなく、情報空間に構築された構造物であった可能性を考える。

そこに何があったのか。誰が何を意図したのか。推測するほかないのだが、当時の人々は、神と呼ばれる存在の、何らかの(人からみれば邪悪な)意図を感じ取ったのではなかろうか。

ノアの方舟伝説にある大洪水。ロバート モンローのいう「誰か」は、上質のルーシュ採取のために、洪水さえ起こしたという。それはノアの経験した洪水だったのではないか。

洪水の後、生き延びた人類は、ノアの子孫・ニムロデのリーダーシップのもと、巨大な塔を築いた。神はそのことを知り、それを憎み、破壊し、地上の人々の言葉を乱した。人々の間にコミュニケーション不全を引き起こすために。その塔は、バベルの塔として今に伝えられる。

たしかに世の中で起きる問題の大部分は、コミュニケーション不足が原因といえる。起こる問題の99%は、コミュニケーションの不足不全に端を発している。


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