0114 天才を演じよ、さすれば天才になる
2025.01.14 tue ハレ
母、妹、姪と佐伯までお寿司を食べに行った。
大トロは勿論、エビもプリプリで、おいしかった。
そういえば平日だからなのか、魚が悪くならないようになのか、ワサビが入ってた。写真を撮ったけれど、あまりにもヘタすぎるので載せないことにする。
そのあと大分市まで移動してダリ展を。
ダリの事、ほとんど知らないままで赴いたのだけれど、ダリはお母さんが大好きで(母親の肖像画は1枚しか無いらしい)母親が亡くなったあと、父親が母親の妹と結婚したのがすごくイヤで精神病んだ、みたいな事を書いていた。(ような気がする。間違えてるかも)
幼くして亡くなった兄と同じサルバドールという名をつけられて、『わたしは身代わりなのか』という意識と共に『死の概念』に生涯とらわれ続けたらしい。
展示の構成は
1の間 ダリ初期の作品
2の間 ダリの周辺にいた人物による作品
3の間 ダリ後期の作品
と、なっていたわけだけれど、1の間にダリっぽくない絵が1枚、展示されていた。と言っても、ダリに関して造詣が深いわけではないから、なんだか言葉にするのは恥ずかしいような気もするが、まあいいか。お手柔らかに。
これまで見てきたダリの絵は表面の線が細くツルンとしていて、内容はぐにゃぐにゃしていたり、プカプカしている、という印象。その印象とは異なる絵、ゴッホのような点描で描かれていて肉厚な印象を受ける絵が展示されていた。展示は対になっていて、画法で随分印象が変わりますでしょ?という感じだった。そうだね、変わるね。
3の間には彫刻もあったり。
【回顧的女性胸像】は胸よりもフランスパン、とうもろこし、蟻のほうが印象が強かった。どういうことなんでしょう。天才の脳みそはよく分かりません。なんなら、その蟻のデザインのグッズもあったし、みんなそっちの方が印象に残るってことだよね。あんまり胸を強調させるのが恥ずかしくて、ちょっとふざけちゃったのかな?ダリって照れ屋さんかな?かわいい。
それと、ここでフロイトの名前を見るなんて思わなかった。
名前を見たあとに引き出しのついた人間の絵が展示されていたもんだから連想で(箱庭…?)とか思ったけれど、箱庭はユングだから違うのか。【夢診断】ってフロイトの本もあったけど、夢診断はユングの専門だと思っていたし、いろいろごっちゃになってる。とにかくまあ勉強不足。
展示の最後に映像があったのだけれど、家族がそそくさと会場から出ていて落ち着いて見られなかったのが心残り。刺激になればいいなと、家族を連れてきたわけだけれど、独りのほうが心置きなく浸れるなあとトボトボ退場してしまった。
だけど「どの絵が好きだった?」などと感想を言い合えたのは楽しかった。一長一短ですなあ。
1番好きだった絵は【カサノヴァ回想録】。
今度はピカソのゲルニカがくるらしい。
観に行きたいナア。
帰りの車中、後部座席で姪といろんなゲームをしたのが楽しかった。やっぱり姪はかわいい。