第一章 自分なり

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 思春期を迎えた頃、低い声や毛も濃くなり始めた。
 そんな時、たまたま好きな女性声優にハマって声真似するようになった。
 不思議と、自分に馴染む感覚が芽生える。そこから自分は「変なとこ」が目立ち始めてきた。
 けれど、こんな器には似つかわしくないと本来の自分を見せることに抵抗があった為、カラオケの場だけにしようと心に決めた。

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noten:A
まだまだ未熟者なので、至らない部分もあるかと思いますが、より良い記事を提供できるように努めます。